「谷川連峰主脈縦走・土合から田尻、天神尾根を経て谷川岳肩ノ小屋」 2017年10月26日(木) |
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地理院地図(電子国土Web) 新しいウィンドゥが開きます。 行程概要 GPSデータをカシミールに取り込んだものです。 今回は谷川岳から平標山に向けて延々と続く、「主脈」と称される群馬・新潟の県境尾根を縦走します。 少し前に西黒尾根から田尻尾根へ周回しましたが、山頂に辿り着く直前に雲に巻かれてしまいました。 その時に主脈は辛うじて雲間に見えたのですが、その美しさが強く心に残りました。 今回の山行の目的は雲に巻かれた谷川岳登頂リトライと主脈の縦走。 そしてもう一つは“ヤマノススメ”の聖地巡礼! 前回に肩ノ小屋に立ち寄った時に観た“ヤマノススメ”コーナー?で興味を持ち、 今回の山行までにファースト・シーズン、セカンド・シーズンを一気に鑑賞。 試しにと観始めたらもう途中で止まりませんでした!アニメにハマるなんて随分久しぶりのことです。 作中では谷川岳が重要な舞台になりますが、実際に自分が行ったことのあるところが描かれているとやはり感情移入しやすいです。 でも行ったことの無い方であっても、登山好きな方なら自然に受け入れられる作品ではないかなと思いました。 なお谷川岳〜平標山間においてはテント泊は禁止となっており、1泊目は聖地巡礼のためもあって谷川岳肩ノ小屋泊となります。 2泊目の平標山の家ではテント泊は可能ではありますが、この1泊のためだけにテント泊装備を担ぐのも中途半端と思いました。 よって今回は避難小屋装備で臨むことにします。ザックも75L→50Lに小さくなったこともあって、テント一式を抜いただけなのにだいぶ軽く感じました。 長野市から夜中に車を走らせて4時頃、土合駅前に到着しました。 用意していた朝食を摂って山行に備えておきます。 |
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4:40 土合駅(660m)出発 | 5:00 ロープウェイ土合口駅手前で林道へ入る(730m) |
準備万端整えていざ出発! 2日後に電車でこの駅に戻ってくるまで、今回は長い道のりが待っている。 今日の行程は田尻尾根、天神尾根を経て肩ノ小屋まで。 最も一般的なルートではあるけど聖地巡礼の行程として選択の余地はないし、下りで歩いた前回は曇り空で谷川岳がよく見えなかったから一石二鳥だ。 但しヤマノススメの作中ではしっかりロープウェイとリフトを利用しているけど、さすがに自分がそこまで再現しなくても良いだろう。 元々は谷川岳へ再訪する際の行程として、前回登った西黒尾根か土樽からの茂倉新道を考えていたが、それはまたの機会に残しておく。 約20分の車道歩きでロープウェイ土合口駅手前にある田尻尾根へ続く林道の入り口に到着。 一息入れてからまだ真っ暗な林道へ入っていく。 林道は最初から沢沿いに登っていくが、沢は田尻沢と西黒沢の水を合わせて轟々と流れている。 林道を登っているとようやく薄明るくなってきて、上空を通るロープウェイの索道をはじめとして周囲の光景が見えてくる。 |
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5:40 田尻尾根取付(920m) | |
土合駅から歩き始めて1時間で田尻尾根の末端に辿り着いた。 小休止を入れてから登り始めるが、やはり田尻尾根の麓付近は水を多く含んだ粘土質の土のため登りでも滑りやすい。 西黒尾根に比べれば短いが、田尻尾根も途中まではけっこう急登が続く。 |
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北西側に谷川岳が見えてくる | |
田尻尾根を登るにつれて、木々の間から谷川岳を見上げることが出来るようになる。 前回下りで歩いた時には雲に覆われて見えなかったが、狙いどおりに今日はバッチリ。 特徴的な谷川岳の二つの耳が本当にネコを想起させてくれる。 西黒尾根から見上げた谷川岳は貫禄があったが、田尻尾根からの姿も負けずに素晴らしい。 |
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ロープウェイ分の標高差を稼いだ | 尾根上を直登するようになると天神尾根は近い |
尾根の傾斜が幾分和らいだころ、早くも天神平駅の高さまで登ってきた。 土合口からの標高差は約600mなので、歩いて登ってもそれほど長い道のりというわけではない。 でも西黒尾根から周回してきた時には、かなり疲れてきていてロープウェイに乗りたくなっていたが…。 今回も自力で登ってしまったが一度は谷川岳ロープウェイに乗って、ヤマノススメの聖地巡礼を完璧にしたい気もする。 |
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7:03 田尻尾根分岐(1,370m) | |
最後に少し急登になって天神尾根のルートに合流した。 尾根の取付からの標準所要時間は1時間30分だったが、珍しく若干早かった。 テント泊装備では登りは確実に遅くなるが、やはり避難小屋装備だとかなり軽快に登れるようだ。 分岐からもよく見える谷川岳を見上げながら小休止をとる。 天神尾根は谷川岳への主要ルートなので、昼間は多くの登山者が行き交う。 ちなみに平日のロープウェイの運行開始時刻は8時。(休日は7時) ということでそれに先立って通過することで、殆ど他の方の迷惑にならずに天神尾根を撮影出来るだろう。 しかも早朝から登る登山者は西黒尾根を使う確率が高いようで、この日は肩ノ小屋に着くまで誰にも会わなかった。 |
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天神尾根側から見上げる谷川岳。秀麗な単独峰っぽい姿になる。ヤマノススメを観たあとではネコにしか見えない。 | |
霜が降りて非常に滑りやすい木道を辿る | 7:20 天神峠ルートと合流する |
田尻尾根分岐からは天神尾根東側の山腹道を辿っていくが、霜が降りた木道は滑りやすくて非常に厄介だった。 可能な限り木道を避けたいが、慎重に摩擦を効かせて歩くしかない。 しばらく進んだところで天神峠から下ってくるルートと合流する。 ここからはいわゆるヤマノススメ聖地巡礼コース?となる。アニメのシーンを思い返しながら歩きたい。 |
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今日の行程ではこの山腹道が最も要注意かも | |
熊穴沢避難小屋が見えてくると山腹道が終わり | |
避難小屋に入りたくなる天候ではないけど、作中でも立ち寄っていたので寄っていく。 |
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7:45 熊穴沢避難小屋(1,470m) | |
外観も中もけっこうきれいな避難小屋だ。 スリッピーな木道で脚が緊張していたこともあって、ここで5分程度小休止を入れておく。 ところでこの避難小屋に限っていえば立派な造りだが、主脈に点在する避難小屋は一夜を明かすには気力が必要なところだった。 |
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天神尾根の本格的な登りが始まる | 岩場の登りで一気に標高を稼ぐ |
熊穴沢避難小屋から谷川岳山頂までの標高差は500m。 天神尾根は一般ルートというイメージだがけっこう岩場が多い。 但しロープやクサリに頼らなくても登れるところがほとんどだった。 一登りですぐに熊穴沢避難小屋を見下ろすようになる。 |
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もう肩ノ小屋のそばにある指導標が見えてきた | |
このたおやかな笹原が広がる光景も谷川岳の魅力の一つかもしれない。 写真では分かりにくいけど、肩ノ小屋そばにある巨大な指導標が既に見えている。 近づいてくる天神尾根を励みに西黒尾根を登ったように、今日は右手から西黒尾根が迫ってくるのが目安になる。 |
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8:28 天狗の留まり場(1,670m) | |
前回は素通りした天狗の留まり場に立ってみる。 岩の上からは歩いてきた天神尾根を見下ろす素晴らしい光景が観られる。 せっかくなのでここでも5分ほど休憩を入れておく。 |
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森林限界を抜け、波打つ笹原を見上げつつ登っていく | 左手には明日縦走することになる主脈が伸びてゆく |
登り始めのような急こう配の岩場はないが、肩ノ小屋までずっと登りが続くので頑張りどころ。 この日はけっこう気温が高くて風も殆どなかった。この登りで意外に多く汗を掻くこととなった。 登るにつれて左手には主脈が横に並んできて、伸びやかな光景が魅力的だ。 明日縦走することになる主脈を眺めてワクワクしてくる! |
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9:02 天神ザンゲ岩(1,830m) | |
ここも前回は素通りした天神ザンゲ岩に到着。 作中ではこの辺りで雨が降り出し、一行がレインウェアを着込んでいたところだ。 天神ザンゲ岩まで辿り着くと、肩ノ小屋まであと一登りだ。 |
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階段道が現れると肩ノ小屋は近い | |
若干融け残っていた雪を見ながらのラストスパート。 この日の昇温で更に雪解けが進みそうで、念のために携行している6本爪アイゼンの出番はなさそうだ。 |
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9:25 谷川岳肩ノ小屋(1,910m)到着 | 肩ノ小屋からトマの耳はすぐ! |
前回と違って今日は曇ってくることなく、無事に好天のまま肩ノ小屋に到着。 結局、所要時間は西黒尾根を登ってきた前回とほとんど同じだった。 もちろんまずは肩ノ小屋を素通りして、二つの山頂を目指す。 |
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今回は雲に巻かれることなく、無事にリトライ出来そうだ♪ | |
9:40 谷川岳山頂・トマの耳(1,963m)到着! | |
先着の方々と入れ替わりにトマの耳山頂に立った。 前回はトマの耳で何も見えなかったこともあって、絶壁になっている東側の光景に魅入ってしまう。 リトライ完了とともに、聖地巡礼としてもここは大事な場所。 作中のように山友と手をつなぐシーンを再現出来ない代わりに、トマの耳の山名標にタッチしておく。(^^; |
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トマの耳から主脈を観とおす | |
主脈も前回は雲の切れ間から垣間見ただけなので、しっかり観られたのは今日が初めてだった。 前回も辛うじて見えていたオジカ沢の頭、その向こうに万太郎。更にその奥に重なってるのが仙ノ倉と平標…。 初めて直に長大な距離感とメリハリのあるアップダウンを観とおした。 明日の縦走への期待が大いに膨らむのと同時に、これは思ってたよりも大変な行程になると認識した。 9:51 トマの耳出発 主脈縦走に思いを馳せながら、とりあえずオキの耳を目指すことにする。 |
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トマの耳からオキの耳へ | ピンと立ったトマの耳が愛らしい |
前回来た時はガスっていたので、二つの耳を観とおしたのもこれが初めてだった。 ネコの頭にあたる短い吊り尾根を経てオキの耳を目指す。 トマの耳からの日陰になっている激下りでは一部凍結していたが、 アイゼンを履くほどではないと判断して慎重に下降した。 吊り尾根自体は全く難所ではないが、東側はやはりかなりの高度感だ。 ここを登ってこられるクライマーの方々はすごいなと改めて思う。 |
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10:13 谷川岳山頂・オキの耳(1,977m)到着! | |
短い急坂を登ってオキの耳に到着! 前回も辛うじて少しだけ展望はあったが、今日は文句なしに全方位の大展望だ! 自分の中で谷川岳は天候が変わりやすいというイメージがあったが、リトライの登頂では天候に恵まれて良かった! 後続の方が続々登頂されてこられるので、効率良く一通り撮影を済ませて腰を下ろす場所を探す。 |
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オキの耳の北端にて | 谷川岳東面の急峻さを改めて実感する絶景だ |
座りやすそうなところを選んで、オキの耳での絶景を心ゆくまで楽しんでいく。 トマの耳同様にオキの耳も絶壁上にあるので、雪に足をとられて滑落しないようくれぐれも気を付けなければならない。 足下には世界最多といわれた遭難者を出してしまった岩崖がそびえている。 オキの耳からは谷川連峰におけるもう一つの定番的行程、馬蹄形縦走で巡る山々の眺めを楽しんだ。 今回、主脈縦走を優先したのは、下山後の車回収に時間が掛かるという点を重く見たこと。 それに加えてバスと電車の乗り継ぎ、少ない運行本数などの時間的制約もある。 馬蹄形縦走は土合発着の周回となるので、1泊2日で余裕をもって実施可能となる。 近い将来、こちらもぜひ縦走してみたい。 10:38 オキの耳出発 オキの耳より少し北にある富士浅間神社奥の院まで足を伸ばすことにした。 |
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10:46 富士浅間神社奥の院(1,960m) | ここから先は馬蹄形縦走の時にとっておきたい |
オキの耳からはそれほど標高差もなく辿り着くことが出来る。 前回も鳥居だけ見えていたので気になっていたところだ。 祠の横からはノゾキと呼ばれるコルを挟んで、一ノ倉と茂倉の二峰が大きく見える。 祠にて主脈での無事の縦走を祈ってから、二つの耳を経て肩ノ小屋まで引き返すことにする。 午前早い時間帯でガスってしまった前回と違い、二つの耳では大勢の登山者が展望を楽しんでいる。 やはり山頂の展望の有無は天と地ほどの差があるとしみじみ思う。 |
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展望を楽しみつつ、ゆっくりと谷川岳肩ノ小屋へ | |
肩ノ小屋はロケーション、周囲の展望に本当に優れていて、聖地巡礼の目的が無くてもぜひ泊まってみたいと感じさせられる。 昨夜は超早起きだったので、このあとはぜひゆっくり過ごしたい。 |
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11:30 谷川岳肩ノ小屋(1,910m)到着 | 肩ノ小屋は事前予約制。素泊まり・寝具無しで宿泊料は\2,500と良心的な値段設定でした。 |
改めて肩ノ小屋に到着したが、食堂のある母屋?側は工事中で作業員の方々が出入りされていた。 受付にはちょっと早過ぎる時間帯かなと思っていたが、肩ノ小屋のご主人さんには快く今夜泊まる部屋にご案内いただきました。 ちなみにご主人さんもアニメで登場されていますが、実際はもっとお若い方でしょう。 さすがヤマノススメ推しの山小屋ということで、ご案内いただいた部屋にもしっかりとポスターが飾られている。 外は引き続いて好天だし部屋でゆっくりするのはもったいない。 それに夜にしっかり眠るためにも昼寝は避けたい。 ということで用意していたアタックザックを取り出して肩ノ小屋周辺を散策することにした。 |
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ヤマノススメで重要なアクセントとなっている指導標 | 遥か南西には薄っすら白くなった浅間山。今日は少しだけ煙が出ている。 |
谷川岳の肩を示す大事な指導標であると共に、外せない借景にもなっているように感じる。 ヤマノススメでも印象的に描かれていて、ある意味とても有名な指導標だ。 望遠レンズも使って遠く離れた山々も眺めてみる。 西方では白くなった浅間山が目立っていたが、写真をよく観るとこの時も煙を少し出しているのが分かる。 前掛山まで登れるようになるのはまだ先の話かな。 |
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谷川岳から東方の山々 | 「日本百名山」で読んだとおり、広い裾野を持つ赤城山 |
山と高原地図の広域図を使って出来るだけ同定しながら撮影。 自分にとって名前だけは知っていたが、初めて観る山々が並んでいる。 群馬県もたくさん良い山があるなと実感した。 赤城山の西側には榛名山。軍艦の名前に使われた山々も並ぶ。 また同定の自信はないが、尾瀬方面まで見えていたようだ。 |
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肩から見た二つの耳 | 指導標と共にヤマノススメでも登場している“谷川の鐘” |
主脈に連なる山々。望遠で観ると重なり具合もよく分かる。オジカ沢の頭には1人登山者が立っているのも見える。 | |
しばらく谷川岳の肩を散策したのち、肩ノ小屋に戻って改めて宿泊受付を行った。 その頃には宿泊される他の登山者の方も到着し始める。 自分の次に受付を済まされたベテランの単独男性の方としばらくお話しさせていただいた。 自分など比べ物にならないほど熱心に写真撮影に取り組んでおられ、谷川連峰もくまなく歩いておられていた。 お話を通じて自分の知らないことをたくさん教えていただき、本当に良い勉強をさせて頂きました。 |
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15:56 谷川岳山頂・トマの耳(1,963m) | 影は西黒尾根から見上げた姿を思い出す |
日没1時間前くらいになって再びトマの耳までやってきた。 その頃になると賑わっていた二つの山頂も静寂に包まれていた。 静かな山頂でゆっくりと絶景を眺めるのはなんともいえない至福のひと時だった。 谷川岳は充分に日帰り可能な山ではあるのだが、肩ノ小屋で泊まると本当にゆっくりと山での時間を満喫出来る。 |
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夕方の遮光が肩ノ小屋を照らす | |
肩ノ小屋前の主脈縦走路入り口にて | 一日をとおして晴天でした! |
日没近くなって肩ノ小屋に戻ってきた。 この日はちょうど主脈の向こうに夕日が沈んでいく。 明日の主脈縦走はここから下っていくことになる。今回の行程はとにかく2日目が勝負というか全てといってもよい。 空気が乾燥しきっていたのか、あまり赤くは焼けなかったが美しい夕日だった。 日没を見届けて部屋に戻り、自炊の自分は夕食の準備に取り掛かる。 ちなみにこの時間になると食堂での工事は終わっており、山小屋の夕食時間は17時30分からとのこと。 後回しにしていたが食堂も聖地巡礼に欠かせないところなので、自分も夕食後に行ってみよう。 この日の夕食は面倒くさがりの自分には珍しくキムチ鍋を用意していた。明日の主脈縦走のためにも力を付けておきたい。 テント泊であれば料理の写真も欠かさず撮ってただろうけど、この時は周囲の方々との山談義に夢中になって忘れていた。 なおこの夜の同室の方々は8人で、別の部屋にはもう数人居られたよう。 昼頃に入った時には広く感じた部屋も、人数分のシュラフが並ぶといっぱいになっていた。 部屋割りは寝具付きか持込かは関係なく行われるよう。 (肩ノ小屋では寝具はシュラフが使われています。自分のように寝具持込だと少し安くなります。) |
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ヤマノススメ愛が溢れている谷川岳肩ノ小屋 | 今回はこの2種類の手ぬぐいを買った。これを飾って自室も肩ノ小屋に♪ |
食堂の一角には熱心なファンの方々が残されたヤマノススメコーナー?がある。 前回初めて訪れた時にこのコーナーを見て興味を持ったのだが、観終わってから改めてここへ来ると本当に感覚が変わる。 おそらく観た方の大半は、ここは大事な場所でまさしく聖地となるに違いない。 前回は谷川岳の山バッジを買っていたが、今回は作中でも描かれている2種類の手ぬぐいを買い求めた。 このレポを作成しながら確認のために何回もヤマノススメを見返しているが、肩ノ小屋が本当に忠実に描かれていてその再現ぶりに改めて感動してしまった。 |
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谷川岳肩ノ小屋・売店、食堂フロア | |
作中ではテーブルの上が寝床になっていたが、今は物置になっているよう。 細かいところで変わっている部分はあるが、それでも本当に作品の中に入ったかのような感覚だった。 なお食堂奥にはテレビが置かれていて、明日の天気予報をチェック出来た。 沖縄の南からまたしても台風が接近中だったが、登山前の進路予想と殆ど変わらないようで安堵した。 |
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肩ノ小屋から見下ろす夜景 | |
夜景も夜空もきれいに見えていたが、夜になるとさすがに外は冷え込みが強かった…。 屋外から山小屋に戻ると天国のように感じる。 19:30頃 就寝 前夜は寝不足気味だったこともあって、久しぶりの山小屋泊だったがすんなりと寝付くことが出来た。 自分が持ち込んだ慣れたシュラフだったことも良かったかもしれない。 明日は作中と同じくトマの耳でご来光を眺めてから主脈縦走を開始するので4時起床。5時過ぎに肩ノ小屋を出発とした。 睡眠時間はたっぷり8時間は確保出来た。 |
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「谷川連峰主脈縦走・谷川岳肩ノ小屋から平標山を経て平標山の家」へ続きます。 |
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行程断面図です |