「友人Kappaさんと播磨アルプス散策」 08年12月28日(日)

国土地理院地形図
 : 25000分の1 「加古川」
参考文献
 : 神戸新聞総合出版センター 【 ふるさと兵庫50+8山 】 P.110 「高御位山」

 08年の年の瀬のこの日。年に数度会っている友人Kappaさんと、近場の高御位山へ軽めの山行に出掛けた。
天気が微妙だったので高御位山にしたのだが、Kappaさんにとって殆ど初めてといってよい山。
鹿嶋神社に初詣に来たことはあるが、その周囲の山に目が向くことは今までなかったとのこと。
近いところにこんなに良い山があったのかと驚かせることになった。


 ※ 今回歩いたルートは既に何度か採り上げているので、記述は簡略化しています。




7:33 北池登山口出発

 長尾登山口近くに駐車することも考えたが、山から降りてきたらすぐに車に乗れるようにするために北池に停めて出発。
北に向けて道路を歩いていく。既に年末年始の休みに入っているため、多くの方が早朝散歩されていた。





正面に大きく見えてきた高御位山








8:10 長尾登山口

 考えたらここから登るのは初めてだった。
最初こそ雑木林の中を通るが、すぐに展望抜群の尾根道になる。








長尾コース

 Kappaさんは初めての高御位山山系の魅力に触れ、風景写真の撮影に暇がない。
ということでいつも以上に撮影の比重が大きいので、いつも以上に所要時間はあてにならない。

 朝はやや曇りがちだったのが残念だが、そのおかげで光のカーテンを見ることができた。空気も澄んでいて遠くまでくっきりと見えている。








これから歩く高御位山より南の尾根筋を眺める

 始終展望が広がっているので、今どのくらいの高さかがすぐに分かる。
もう小高御位山よりも高いので、もうすぐ山頂に辿り着くことや、これから歩く尾根筋をKappaさんに説明したりする。
ちなみに今回のプランニングも全て自分が行っている。Kappaさんの志向に合う山行になれば良いのだが。








9:42 縦走路に合流

 いつの間にか雲が切れて晴れ間が広がってきたころ、縦走路が走る主尾根に合流。
そこからの展望もまた見事で、山頂は目前だがしばらく逗留していくことにする。
ところで、ここに設置されているモニュメントに、姫路城が見えるように書かれているが2人揃って見つけることができなかった。

 姫路城は兵庫県の観光には外せないスポットだが、個人的にはこの高御位山も観光ルートに入っても不思議ではないとさえ思う。








 そして高御位山山頂へ・・








9:58 高御位山山頂(299.8m) 到着

 岩棚からの景観と、その高さに驚嘆するKappaさん。
自分としてもここに来たのは1年半ぶりで、しかも空気が澄んでいるので大いに楽しい。

既に10時くらいで山頂は多くの人で賑わっている。








同じく高御位山山頂より

 一瞬3人パーティーになったみたいだが、通りすがりの方が一緒に写っている。









岩棚よりも一段下がったところにある三角点

 三角点で299.78mだから、岩棚の上は軽く300mは越しているであろうことをKappaさんに説明する。








10:44 高御位山山頂出発

 高御位山山頂からは小高御位山、北山奥山を経由する尾根歩きが待っている。








高御位山山頂で出会った方に教えていただいた、人の横顔に見える岩を眺める








10:56 長尾・成井出合出発

 人面岩を確認後、いよいよ小高御位山へ向けて急降下を始める。








高御位山から小高御位山へは標高差150m余の下りから始まる








小高御位山への登り返しの途中、高御位山を振り返って

 この頃から再びやや曇りがちになってくる。しかしやや東寄りから見る高御位山はより播磨富士っぽく見えてくる。




 登り返したところは180m+ピーク。縦走路から外れている小高御位山へ向かう。








11:38 小高御位山山頂(185m) 到着

 小さな祠のある小高御位山に到着。北にある高御位山を見上げる。

 山頂の東は展望抜群の岩場。少し早いけど2人で昼食とする。








11:57 小高御位山山頂出発

 曇り空の下、じっとしていると寒いので早めに出発する。








南から高御位山、小高御位山を並んで見る

 昼からは殆ど曇りだったが、僅かな時間の晴れ間を利用して撮影。ただし高御位山には日が当たっていないけど。
小高御位山までは多くの方とすれ違ったが、南に向かうにつれて人気が少なくなってくる。








 南に向かう尾根は標高差はあるが大したことはない。
165mピークからは北山鹿島神社へ下山できるが、Kappaさんもまだまだ元気いっぱい。
予定通りに北池登山口へ下山することにした。








遠くなってきた高御位山と小高御位山を眺める

 積もる話をしながら南へ向かう。Kappaさんとは高校以来の付き合い。
近年は年に何度かしか会う機会がないので、けっこう話すことがあるんです。
2人に共通することは、来年はとにかく良い年にしたいという思い。
個人的には転職に向けてやれることをやる。今年はとりあえず簿記3級と、国内旅行業務取扱管理者を取ったけど、
来年も種々の勉強を続けていきたい。

 それに加えて、絶対に衆院選挙で民主党に政権交代をしてほしい。
派遣切りなどの今日の諸問題の多くは長年の自公政権の悪政によって引き起こされたことであることを認識すべきである。
選挙は生活に直結しているのだ。自分は初詣には行かなくとも投票には必ず行く。これまでも国政選挙を棄権したことはない。
定額給付金(元々我々の税金であり“給付”と表現するのは“さもしい”だろう)を多くの方が反対していることが、国民の持つ良識を表していると喜ばしく思う。
09年は政権交代によって刷新が図られることを切に願っている。少しでもマシと思われるほうを選んでいかないと取り返しのつかないことになる。








12:50 北山奥山山頂(183m) 到着

 小高御位山からは比較的早くに、個人的にお気に入りの北山奥山に到着。
当然ここも初登頂のKappaさんのためにもすかっとした晴天を期待したが、来春以降のリトライ項目に置いておこう。
しばらくこのすばらしい山頂で一休み。ただオカリナを持ってくるのを忘れたことが残念だった。




13:05 北山奥山山頂出発

 ここからは北池登山口まで延々と下りになる。引き続いて年末年始の予定などを話し合ったりして下り続ける。
この翌日にはKappaさんは帰省、自分は大阪へ撮影会に行った。自分にとってはこれで年内の休みは終わり。
次の休みは新年の3日。これはスキーに充てることになる。








 北山奥山からは北池登山口へ至る長大な尾根を見下ろしつつ下る。
最後の最後まで飽きさせないのが、高御位山山系のすごいところだと思う。








13:29 54.39mピーク

 北池登山口に程近いところにある54m+ピーク。展望は無いがしっかりと三角点がある。








 もう北池登山口はすぐそこだ。意外にも最後まで歩きやすいトラックが続く。








13:42 北池登山口到着

 じっくりと撮影しながらのゆったりとした高御位山山系半周歩きは終わった。
Kappaさんも大満足で、いずれまたコースを変えてこの山域を歩いてみたいという気になってくれた。
コーディネートをした自分にとっても充実感ある山行で、2008年の山歩きを締めくくることが出来た。




 09年もあちこち歩きたいと思いますので、よろしくお願いします。
08年もありがとうございました!








今日の行程の断面図です




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