「高御位山・地徳鹿嶋神社から北池へ縦走」 2013年12月 8日(日) |
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国土地理院地形図 : 25000分の1 「加古川」 〜 はじめに 〜 先週は菊水山、鍋蓋山で母に六甲縦走の一部を味わってもらいました。 今日は自分としても久しぶりとなる高御位山を舞台にした縦走を計画しました。 爽快な展望抜群の稜線歩きで、おそらくもっと山歩きが好きになるだろうと考えました。 日差しに恵まれれば、今の寒い時期でも暖かく歩くことが出来ます。 夜明けと共に山行を開始できるよう、まだ暗いうちに自宅を出発。 縦走のスタートとゴールの中間辺りにある阿弥陀新池駐車場に車を停めておきます。 6:40頃 阿弥陀新池駐車場出発 まずは車道を歩いて地徳鹿嶋神社へ。大鳥居の駐車場ではトイレに立ち寄っておく。 |
行程概要 (山中のルートは不正確です)![]() 高御位山を巡るトラックはよく整備されています。稜線には数多くの分岐がありますので、進行方向の確認は必要です。 |
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7:18 地徳鹿嶋神社内の登山口 境内の南端にある登山口からスタート。 一登りで稜線上へ。 半円形の展望台でレイヤリングの調節を行う。 |
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7:34 百間岩 ここを登るのは母にとっても2回目で8年ぶりで、その時も自分が連れていった。 その際の行程は鹿嶋神社からここを登って、馬の背を下りるという散策程度なものだった。 |
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百間岩を登りきる どうも母は高所恐怖症らしいけど、縦走しているうちに岩尾根に慣れることになるだろう。 |
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7:55 210mピーク 百間岩を登り終えて小休止を経て出発。気分爽快な稜線歩きが始まる! |
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8:23 264mピーク ややきついアップダウンを経て264mピークに到着。 今日の行程で最もハードな区間はここで終わったことを伝える。 但し小刻みにアップダウンはあるので、楽な道のりではないことも付け加えておく。 |
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264mピーク 今日3ヶ所通過する三角点ピークのうちの最初のもの。 三角点の周囲は珍しく展望はない。 |
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8:29 馬の背分岐(240m+) 8年前には母とここから下っている。 高御位山は昨年末に麓からピストンで登っているが、ここから先は母にとって全て未踏の稜線といってもいい。 高御位山に向かって歩くというシチュエーションが楽しめるはず。 |
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高御位山までの緩やかな稜線歩きが続く |
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高御位山までの最後の登りが控える 登り返しは強調されて見えるけど、実際の標高差を逐一伝えることで元気付ける。 ここではせいぜい40mほどしかない。 |
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縦走の醍醐味。振り返って歩いてきたところを眺める。 大鳥居や百間岩がかなり遠くに見える。 |
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9:27 高御位山山頂(299.8m)到着 | 縦走後半の稜線を確認しておく |
そして昨年末に続いて、母にとっては2度目の高御位山山頂へ。 山頂にはトイレが設置されているので有難い。 三角点は神社の建物のすぐ横にある。うっかりすると見落としやすいので忘れず伝えておく。 抜群の展望を楽しみながら、腰を下ろして行動食をとっておく。 9:50 高御位山山頂出発 |
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9:58 人面岩 山頂で居合わせた方に教えていただいた人面岩を指し示す。 自分は知っていたけど、すっかり存在を忘れていた。 好天のおかげではっきりと人の横顔が見える。 この後、誤って成井方向へのトラックを下りかけてしまった。(街灯付の階段道ではない) 時として記憶と感覚だけで歩いてはいけないということを改めて実感。 母に謝って少し登り返してもらい、やや西寄りの岩尾根を下り直す。 母は怒るどころか、自分がすぐに道誤りに気付いたところを感心してもらってほっとする。 |
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10:12 小高御位山へ向けて縦走再開 気を取り直して縦走を再開。この後の全行程が見えているので、説明してから降りていく。 |
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稜線歩きで高所恐怖症が克服できてきたかも |
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小高御位山が大きく見えてくる。150m+コルへの長い下りの途中にて ここを登るのはしんどそうと言っていたけど、菊水山と鍋蓋山を登っているから大丈夫と返しておいた。 |
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10:22 小高御位山山頂(185m)到着 縦走路からちょっと寄り道して小高御位山に立つ。 ここから眺める高御位山は堂々として貫録がある。 |
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10:39 小高御位山山頂出発 出発前にこの後のアップダウンと道のりについて解説しておく。 朝イチの百間岩付近のアップダウンに比べれば楽勝だと元気付ける。 |
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北山奥山へ向けて縦走が続く この後、アイゼン歩きの練習をしているパーティーや、大団体(四国から来られていたよう)等と遭遇して賑やかな縦走となった。 自分たちが基本的に優先の登りの途中だったけど、臨機応変に判断することを伝えておいた。 |
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高御位山、小高御位山、そして遠くなった鹿嶋神社(写真には写っていない)までを振り返る この道のりを歩いてきたのかと、母は本当に縦走の楽しさを堪能出来たよう。 先週の菊水山、鍋蓋山に続いて、段々と登山者として自信が付いてくると感じる。 |
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11:17 北山奥山山頂到着 最後の20m程度の登りを終えて北山奥山山頂に到着。 随分遠くなった高御位山が見えている。 山頂は周囲の木々でちょっと展望が遮られるので、少し南へ下ったところへ案内する。 暖かい飲み物を入れて、展望を楽しみつつ大休止としよう。 母は熱いココアは本当に美味しいと感じてくれたよう。ちなみに自分は紅茶にした。 |
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11:55 北山奥山出発 昼食を終えて北山奥山を出発。最後まで展望に恵まれた縦走を楽しんでもらいたい。 |
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先ほど降りてきた170m+がこちらから見るとニセピークであり、北山奥山は見えていないことを説明。 これまでの道のりでも逐一標高差を伝えたことと合わせて、読図の大切さを伝える。 |
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12;08 140m+を過ぎて下降開始 40mほどだけど激下りになるので注意するよう伝える。 行く手には下山地点が見えていることも付け加えておく。 |
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向かいの54mピークまでの登り返しはたったの10m |
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12:24 三角点「北池」ピーク 今日最後の三角点ピーク。周囲の木々がいくらか切り払われて、北山奥山方面の展望が開けている。 以前と違ってちょっと開放的なピークになっていた。 |
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12:31 北池登山口 最後にちょっとだけ雑木林の中を抜けて北池登山口へ降り立った。 自分も久々だったので、なかなかの爽快感を感じたし、母のほうは本当に感動していたよう。 この後は車道を北上。阿弥陀新池駐車場にある車へ戻っていく。 高御位山をはじめ、周囲の稜線が見えているので歩いていて退屈はしないし、縦走の余韻に浸ってくれたみたいだ。 12:50 阿弥陀新池駐車場到着 〜 終わりに 〜 自分もしばらく歩いていないので高御位山縦走を選んだのですが、本当に良い山だと改めて感じました。 母もますます山が好きになってくれたようです。 自分は候補の山行計画を常にいくつか持っていますが、それを後回しにしてでも連れていった甲斐がありました。 今回をもって今年の山行は最終です。次回はスキーシーズン終了後となります。 自分としましても、今年は北アルプスでの3度の山行が大いに思い出深いもの、そして自信となりました。 来夏もテン泊装備を担いでアルプスのどこかのピークを目指すことになるでしょう。 最後になりますが今年も幾多の山行レポをご覧いただきまして、本当にありがとうございました! 来年春以降も改めてよろしくお願いします。 |
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行程断面図です![]() |