「西中部御津山脈縦走」 12年 5月12日(土) |
|
国土地理院地形図 : 25000分の1 「相生」、「網干」 〜 はじめに 〜 スキーシーズンを挟んで約5ヶ月ぶり、今年初めての山行となりました。 今頃ですが本年も宜しくお願いいたします。 昨年末に都合2回、御津山脈縦走路を歩きましたが、 残してしまっていた中央部をまず踏破することにしました。 でもそれだけではいくら「登り初め」としても物足りないだろうということで、 前々回に急ぎ足で踏破した西部区間も併せて歩くことにしました。 体力的には適当な行程とは思いますが、 別の意味で予想を超えて手強い山行となりました。 まず山行に先立って下山地である岩見坂に自転車を置いておきます。 |
行程概要 (山中のルートは不正確です)![]() 今年初めての山行は昨年末の続きの御津山脈縦走路としましたが、 基本的にこのトラックは陽だまりが心地良い季節に向いています。 ある程度予想はしていましたが、夏季は暑い上に虫が多いので不向きと感じます。 駐車地の柏公園は車数台駐車可能。但し岩見坂は路肩が狭いので駐車不可。 なので自転車は岩見坂に置いておくのが適切なプランと思います。 |
![]() |
|
---|---|
6:00 柏公園出発 柏公園に車を停めて出発。久しぶりに登山靴を履いた時、何だか足が小さくなった気がした。 スキーをしていて足のむくみが取れたのだろうか。 逆に冬の始まりにはオフの間に足がむくんでブーツの中でアタリが生じることがあると聞いたことがある。 ちょっとブカブカに感じたので、靴紐を締め直しておいた。もしかしたらインソールがヘタってきている可能性もあるかも。 それから冬の間に張り替えてもらった新しいソールの具合はとても良くて全く問題ない。 それとこの山域では2回連続でズボンを破いているので、ちょっと暑いけど今回は初めからレインウェアのズボンを履いて防御している。 予報では午前中には晴れてくるというようなことを言っていたが、今のところその気配はない。 柏公園から雄鷹台山までは5ヶ月前に踏破済なので、逆走ではあるが軽く流して記述していきたい。 |
|
![]() |
|
クモの巣だらけの御津山脈縦走路 縦走路に踏み込んですぐにクモの巣の洗礼を受ける。予想はしていたがその密度の読みは甘かった。 岩見坂に辿り着くまでに、文字通りにクモの巣を破って切り開きながらの行軍となる。 もちろん顔で受けた回数も多数・・。こんなことで苦労するなら六甲にでも行くべきだったと思いつつも行程を貫徹する。 自分の山行再開の時期が遅くなった以上、ちょっと選択を誤ったと正直思った。 |
|
![]() |
|
6:57 柏第二展望台 ちょっと開けたところだけはクモの巣からは開放されるのでほっと一息つける。 ぱっとしない曇天だが空気は澄んでいて、遠く六甲山系までよく見えている。 今日初登頂となる嫦峨山はまだかなり東に。あそこに辿り着くまでにどれだけのクモの巣を薙ぎ払うだろう。 |
|
![]() |
|
7:15 縦走路・五六見山出合 5ヶ月前は下山を急いで省略した五六見山へと立ち寄る。 前回は草ぼうぼうだった出合が、きれいに刈り込まれている。 この後も縦走路の要所では同様に手入れがされている様子を見ることが出来た。 |
|
![]() |
|
五六見山から東方の御津山脈を眺める 出合から少しだけ緩く登ると予想外に視界が開けてきて、これから再び縦走することになる峰々が勢揃いだ。 5月も半ばになってきて、緑が濃くなってきていることが印象的だ。 出合から五六見山山頂までの標高差は50mもなく、また等高線の間隔も空いている。 前回立ち寄っても良かったと思えるくらい、あっけなく山頂に到達した。 |
|
![]() |
![]() |
7:27 五六見山山頂(292m)到着 雑木に覆われて展望皆無の五六見山山頂に到着。 仏ヶ台山という別名もあるようだ。セカンドネームを持つとは侮れない山だ。 ピークは平らで広く、何か建物があったのではないかと感じるくらいだった。 今日の行程で一つめの三角点はピークの南寄りに鎮座していた。 また、ピーク上でトラックは2方向に分岐しており、この五六見山へは縦走路からピストンするだけでなく複数のルートが存在していた。 7:41 五六見山山頂出発 五六見山からは再び前述の出合まで戻って、改めて縦走路を東へと向かう。 |
|
![]() |
|
御津山脈縦走路を東進中 天気予報は大はずれで相変わらず空模様は冴えない曇りのうえにクモの巣は多い。 それでも標高差はたいしたことのない尾根歩きのためか、5ヶ月ぶりでも実に足の調子は良い。 足といえば、スキーをしていて気付いたことだが、自分は右足足裏の使い方にクセがある。 山歩きをはじめ普段の歩行には全く問題はないが、スキーでは小回りやコブでの滑りにおいて右足の荷重が甘くなるという影響が出ている。 これを次の冬までに意識して矯正したい。こんな時には得意なほうの足の動きを真似するというのが効果的という。 |
|
![]() |
|
雄鷹台山越しに嫦峨山など未踏の山々が近づいてくる 雄鷹台山の右肩越しには、昨年末よりお預けにしていた嫦峨山が大きく見えてきてちょっと元気付けられる。 東のほうの空は朝よりはちょっと明るくなってきた。嫦峨山に辿り着くまでに晴れてきたらいいなと思いつつ縦走を続ける。 |
|
![]() |
|
雄鷹台山へ向けて最後の登り。比較的急斜面だがせいぜい標高差は30m程度。 |
|
![]() |
![]() |
9:09 雄鷹台山山頂(310m)到着 快調に飛ばして歩いたので、五六見山へのピストンも含めて約3時間で雄鷹台山へ到達。 ここもきれいに草刈がされていて、比較的居心地の良い山頂となっている。 5ヶ月ぶりにダイセルの標識と、その袂にある三角点と再開する。 踏破済の区間はここまでで、これ以降の後半は全て未踏の区間となる。 今日は時間がたっぷり確保出来ているので、じっくりと味わって歩いてみたい。 9:24 雄鷹台山山頂出発 山頂からしばらくはダイセルのフェンス沿い歩きとなるが、まもなく思いがけず視界が開けてきてびっくりする。 |
|
![]() |
|
雄鷹台山山頂付近より。大浦、室津の景観 五月晴れならばさぞかし美しい景観になるだろうけど、それでもなかなか良いと思う。 山頂からもほど近いので、ここを休憩ポイントにするのがお薦めだろう。 今日は先程まで山頂で休憩をとったところだったので、鳩が峰へ向けての下山を優先する。 縦走路は相変わらずあまり踏まれていないが、トラックは比較的明瞭で迷う心配は少ないと思われる。 縦走路は地形図で境界線が記されている、“S”字状の尾根を下っていくようだ。 上半分は比較的緩いが、麓に近づくにつれて急になっていく。 |
|
![]() |
|
鳩が峰へ下る途中、これから登り返す嫦峨山を眺める。 同じような高さで似たような平らなピークが並んでいる。 左下方に緩い尾根が派生していることから、右手に見えるピークが嫦峨山であることを認識する。 この後、あの緩い尾根を伝って、北側から嫦峨山へ到達するようだ。 |
|
![]() |
|
雄鷹台山山腹は意外に見どころが多い。これは「石舞台」とでも言いたくなる岩場。 正面奥には大浦が見える。 天気の良い小春日和には居心地が良さそうだ。 |
|
![]() |
![]() |
9:57 鳩が峰(108m)到着 岩場から思ったほどの難所も無く、あっけなく鳩が峰に降り立つ。 鳩が峰と地形図にも書かれているが、これは峠であって「峰」と付くのはユニークだし由来が気になる。 大浦から伸びてきている屋津坂が鳩が峰に到達する直前のところで、御津山脈縦走路が交差している形だ。 地形図にも描かれているとおりに峠の両側は擁壁で固められて風情はいまひとつだろうか。 一方、嫦峨山登山口の側には室津街道の案内もあるが、この街道は屋津坂とはまた違うもののようだ。 嫦峨山への登り返しに備えて小休止を入れておく。 10:07 鳩が峰出発 |
|
![]() |
|
鳩が峰からしばらくは予想外にもよく踏まれた道。両側には側溝のような形状も見えるし不思議だった。 と思っていたらすぐに道はヤブに吸い込まれ、トラックは踏まれた道を捨てて斜面右手上方を目指す。 この頃から今日初めて少し薄日が射してきた。やはり日が当たるとまるで雰囲気が違う。 |
|
![]() |
|
10:18 縦走路・室津街道出合 しばらくダイセルのフェンス沿いに登っていると三叉路に出てくる。 周辺は広く平らな地形で、鳩が峰の右下の150m+のところだろう。 右手には室津へ下る室津街道が枝分かれしている。 江戸時代に西国の大名が参勤交代する際、室津で下船した後はこの街道を通って東を目指したといわれる。 もっと良い時期に改めて室津周辺を散策してみたい。 嫦峨山へは直進して緩やかな登りで山頂北側に派生する尾根を目指す。 |
|
![]() |
|
雄鷹台山を振り返る 200m+付近で目指していた尾根に乗り上げ、トラックはここで90度南へ方向転換する。 振り返ると雄鷹台山がなだらかな山容を見せてくれる。東から見ると平凡な姿に見えるのだなあ。 |
|
![]() |
![]() |
10:37 嫦峨山山頂(265m)到着 尾根は最後だけ若干きつくなって、初めての嫦峨山山頂に到着する。 読み方が難しいからか、地形図にもフリガナが付記されている。それにしても珍しい名前で由来が気になる。 室津の最寄にある山で目立つ存在なのだが、広いピークなので山頂からの展望は皆無。 山頂広場の北寄りに三角点があるのだが、よく見える面は磨耗のせいか文字が確認出来なかった。 しゃがみこんで裏の面を確認して、ようやく三角点標石であることが分かるような状態だった。 「七曲」という点名は的を得ている。 山頂から南には室津を目指していると思われる踏み跡が伸びているが、 今回は御津山脈縦走路を完全踏破するために東進を継続する。 山頂から北東へは相変わらずややヤブっぽい縦走路が続いている。 10:50 嫦峨山山頂出発 ここからいよいよ待望の御津山脈の中央部の核心へと入っていく。 次の260m+ピークへは30m下って30m登り。 |
|
![]() |
|
11:02 「蓬莱岩展望台」到着 260m+ピークの手前には「蓬莱岩展望台」と命名された岩場があった。 展望台からの景観はなかなかのもので、室津は嫦峨山に隠れて見えないものの穏やかな多島美の瀬戸内海を心ゆくまで楽しむ事が出来る。 御津山脈縦走路は山頂以外で展望を楽しめるところが多いような気がする。 日差しが出てきてちょっと暑いけど、せっかくなのでしばらくゆっくりしていこう。 11:17 「蓬莱岩展望台」出発 岩場からは260m+ピークを目指さずに少し南側をトラバースするような感じで、北へと進んでいく。 時折展望が広がる岩場が点在し歩いていてなかなか楽しい区間だが、注意を逸らすとクモの巣を顔に受ける。 |
|
![]() |
|
Z山、Y山を眺めつつ北進 南北に長い形状の260m+ピークの北の肩辺りからは、初めてのアングルでZ山、Y山を眺めることが出来た。 クモの巣まみれの縦走も残るはあと2つの山を残すのみ。それでもY山がまだけっこう遠くに感じる。 この後50mほど下って、30mほど緩やかに登り返す。 尾根の真上ではなく少し東側を通るような感じだった。 |
|
![]() |
|
11:50 石切り場? アップダウンの途中では石を切り出した跡と思われるところに出てきた。 ごろごろ岳のように家紋のようなものが刻まれていると、歴史的価値があるものと確信が持てるのだけれど・・。 |
|
![]() |
|
12:00 Z山山頂(228m)到着 Z山が近づくと尾根が岩がちになってきて景観も広がり、そのままZ山山頂に到着。 大団体受け入れ可能なほど広い岩場の山頂になっている。 また、270度くらいは視界が広がっており、御津山脈のピークの中でもたいへん居心地の良いピークといえる。 X山に始まり、Z山にも到達したことで、未踏の代数ピークはY山のみとなった。 距離的には御津山脈中央部はこれで3分の2まできたようだ。 とりあえずちょうど昼時なので、パンを食べながら歩いてきた御津山脈の山々を見渡す。 12:12 Z山山頂出発 いよいよ残るY山へ向けて縦走を再開。 Z山山頂を過ぎると再び視界の利かない縦走路に逆戻り。 ところでZ山とY山の間のコルには実線道が描かれており、どのような状況になっているのか地図読み出来ない。 しばらくZ山から北寄りに進むと、縦走路の西側は斜面が崩壊しているように見えた。 でもどうやら工事途中で放棄されたようにも見える。何やら不思議な光景が広がってきた。 Z山から北側は緩やかに下っていくのだが、東寄りに向きを変えた時から状況が一変する。 |
|
![]() |
|
12:24 Z山登山口 いきなり東側の視界が開けてくる。何やら開発途中で放棄されたような感じの光景が広がっている。 地形図の不思議な描画はこういうことだったのか。それはともかく、平坦地に向けてはロープが張られた激下りになっている。 御津山脈縦走路は何でもあり、のようなノリは自分に合っていると思う。 激下りを終えたところはZ山登山口だった。さて続きは・・と辺りを見回す。 前方の地面が露出した崖はさすがに無理そうだし、北側はダイセルのフェンスが進入を遮っている。 消去法でY山の南側から回りこむのだろうと思い、荒れた原っぱを斜めに横切ってY山の登山口を探すと難なく発見した。 |
|
![]() |
|
12:30 Y山登山口 西斜面は急斜面になっているが、Y山の南に派生する尾根は緩い。 Y山登山口は急登で始まるが、これも尾根に乗り上げるまでの辛抱だろう。 このY山登山口を少し登ったところで、今年初めてスズメバチの女王と鉢合わせする。 この際、目と目が合ったような気がする。それにしても相変わらずデカイ。 女王は大事な体だから自分からリスクのある行動は起こさない。出来るだけ距離を開けてそっと通過する。 |
|
![]() |
|
Y山南尾根に向けて 登山口から少し登ると、今度は急な岩場にロープが垂れ下がっていた。 一気に高度を上げると周囲の景観が広がってきて、この不自然な地形を見渡すことが出来る。 先程昼食を摂ったZ山もここから見るとなんとも冴えない山容に見えてしまう。 |
|
![]() |
|
尾根に乗った ロープの岩場が終わると間もなくY山の南肩の尾根に乗り上げる。 周囲が急坂で占められているY山の中では、この尾根の緩さは例外的だ。 このままピークまで真っ直ぐ登っていくのかと思っていたら、縦走路は少し東側へ回り込もうとするので少し不安が過ぎる。 |
|
![]() |
|
12:47 予想外の分岐 まさかピークを巻いてしまうことはないだろうなと思い始めた頃、予想していなかった分岐に差し掛かる。 右手には折れた枝に不自然な角度で案内板がぶら下がっていた。 枝の折れ口を復元してみると、右折するほうが破線、直進するほうが登山口を示している。 コンパスで確認すると、直進するほうが明らかに山頂を目指していたので、ここは直進することにする。 右折するとどこに向かうのか気になるが、おそらく岩見へ直接下山出来るルートではないかと思われる。 分岐を過ぎるとまもなく平坦になり、トラックはその中をほぼ真っ直ぐに北へと向かっている。 かなり広い平坦地だからここがY山山頂ではないかと思い始めた頃、ようやく三角点が目に入ってきた。 |
|
![]() |
![]() |
12:53 Y山山頂(251m)到着 広い平坦地の北の端に三角点を見つけることが出来た。 トラックはそのすぐ横を通っているが、北向きに歩いているとうっかり見落としてしまう可能性もあるかもしれない。 三角点は残念ながら赤い塗料で汚されている。本当に誰が何のためにこんなことを・・。 広いY山山頂は雑木に覆われて展望は皆無だが、三角点の頭上だけ空が開いていて流れる雲が見える。 周囲に他にモニュメントが何かないかと思い探索してみるが、三角点以外には本当に何も無かった。 13:08 Y山山頂出発 |
|
![]() |
|
岩見坂へ向けて下山開始 Y山山頂を後にしていよいよ下りにかかる。 昨年末にX山から見てY山は急斜面ばかり目立っていたが、いよいよその詰まった等高線の下りを体験出来る。 山頂とその周囲だけはごく緩いが、麓まで気の抜けない区間が続くことは想像も容易だ。 山頂からはまず北を目指すと思ったら、すぐに向きを東寄りに変える。 その後はひたすら下に向かって一直線に下っていく。 |
|
![]() |
|
13:16 200m+付近の岩場着 しばらく雑木林の中を下っていくと、不意に視界が開けた岩場に飛び出る。 X山の時の経験もあって、山頂よりも途中の山腹のほうが居心地が良い場合もあると思っていたら当たった。 これほど居心地の良い岩場なので、昼食の続きと、オカリナ練習も併せて行っていくことにしよう。 5ヶ月ぶりのオカリナはやはり指が重い。またイチから練習しなくては。 正面には前回約5ヶ月前の山行で踏破したX山がきれいな三角形で見えている。 X山の標高は175mだから、まだこちらのほうが見下ろしている。 X山から見ると、Y山はかなりの高山に見えたことを思い出した。 |
|
![]() |
|
14:19 200m+付近の岩場出発 気がつけば1時間弱の滞在になっていた。 充分に良い時間を過ごせたので、ちょっと名残惜しいけどそろそろ出発しよう。 タイミング良いことに、休憩中にだんだん晴れ間が多くなってきた。まもなく縦走も終わりに近づいているのにもう遅いって。 |
|
![]() |
|
再びヤブっぽい急斜面へ 展望の岩場は程なく終わり、雑木林に吸い込まれていく。 西日を背にして、爽快な終盤を迎えられそうだ。 しばらく樹林の中を下っていると、トラックに沿って地面がぽっかりと空いているところがある。 これは東部御津山脈でもよく見られた、石室がむき出しになった古墳に違いない。 このことから岩見坂を挟んで西側にも古墳が点在していたことになる。 |
|
![]() |
|
踏み跡が錯綜するX山山麓 クモの巣は別として快調にY山を下ってきたのだが、Y山山麓は複雑にトラックが錯綜していた。 流れに従ってほぼ真っ直ぐに下ったと思うと、岩見坂の車道の擁壁上にぶち当たってしまった。 事前に確認していた登山口は、岩見坂の南側にあることを思い起こす。 見落としたところはないか、と改めて確認しつつ歩いてきた道を少し戻ったりもした。 |
|
![]() |
![]() |
14:50 岩見坂Y山登山口到着(自転車デポ地) 最初に擁壁上で終点になっていたところから少し南。 確認していた正規の登山口に無事に辿り着くことが出来た。 登山口前の岩見坂では時折車が通過し、改めて人間世界に戻ってきたことを実感させられる。 無事に山行を終えたので、レインウェアのズボンを脱ぐなどして、サイクリングの準備を整える。 |
|
![]() |
|
15:03 岩見坂出発 全ての準備を整えて、自転車で岩見坂を出発。 一路、駐車地の柏公園を目指していく。岩見まではずっと下りなので爽快だが、その後の七曲などはアップダウンがある。 ロードバイクの方々などを見よう見真似で変速機を効果的に使う。サイクリングもなかなか楽しいものだ。 途中、道の駅みつなどに立ち寄りながら、山行の余韻を味わいつつゆっくりと柏公園へ向かう。 |
|
![]() |
|
赤松鼻付近より嫦峨山を振り返る せっかく小回りの効く自転車に乗っているのだから、風光明媚な沿道風景を楽しみたい。 |
|
![]() |
|
15:51 柏公園到着 道の駅での休憩も含めて約50分で懐かしい柏公園に到着。 西日に照らされてとても心地良い。もう少し早く晴れてくれればいうことはなかったのだが。 またより良い季節にぶらりと御津山脈縦走路を歩いてみたいと思う。 〜 終わりに 〜 基本的に季節に相応しい山を選んでいきたいのですが、かといって低山だからダメというわけでもないです。 御津山脈縦走路は「あまり人が入っていない」ことが難易度を高めている最大の要因になっています。 暖候期にはクモの巣が大げさではなく本当に密集しているので、それを除去することに気を遣ってしまいます。 自分の状況の読みの甘さを体で体感した山行となりました。 次回はこれに懲りて、歩いて楽しい山にこだわってみたいと思います。 |
|
行程断面図です![]() 岩見坂から柏公園まで8.7km。今回もサイクリングで戻りました。 |