「雪彦山・地蔵岳ルートから馬頭ピーク」 2013年11月24日(日)

国土地理院地形図
 : 25000分の1 「寺前」




 〜 はじめに 〜

 今回の行程は約半年前の行程とほぼ同じ内容となっていますので、
基本的に記述は簡略したいと思います。








 水平の芝生効果で熟睡!

 朝4時に起床して出発準備を始める。テントのフライには白い霜がびっしりと張り付いていた。
初夏の練習から北アまで数えてみると今年13泊目のテン泊だった。
でも今回で今年のテン泊は終わり。ちょっと寂しい気持ちでのテント撤収作業だった。




 6時頃、夢やかたキャンプ場を出発。夢前町側より雪彦山へ向かう。




 朝日を浴びる東側から大天井岳を眺めたかったこともあって、
半年前とほぼ同じ行程で賀野神社をスタート地点とした。








 行程概要 (山中のルートは不正確です)



 雪彦山の各ルートは険しくてもよく整備されています。
但し馬頭ピークへ向かう稜線はバリルートです。道迷いリスクあります。
 
朝焼けの大天井岳。紅葉も映えて何ともいえない光景だった。












 7:18 賀野神社出発

 充分に朝焼けの大天井岳を眺めてから出発する。
やや雲が多かった昨日と違って、今日は素晴らしい好天のようだ♪








 7:26 遊歩道入口(大曲)








 7:47 虹ヶ滝分岐

 ここからお気に入りの地蔵岳ルートへ。5分程度小休止してから出発。








急登しかない地蔵岳ルート








 8:16 地蔵岳へ取付く

 今回はせっかくの好天なので、久しぶりに地蔵岳へ立ち寄ることにした。
地蔵岳は2回目なので要領は分かっている。ここをよじ登るのは油断大敵だ。
でも登り始めは芦屋のロックガーデンのような楽しい雰囲気で始まる。








高度感ある地蔵岳山頂直下

 途中から高度感のある岩場となってくる。
登りのほうが比較的容易に感じるが、ここは下りの時のことを考えてルートを覚えておく。
自分の場合は最初左側に取付いてから、途中でやや右寄りにルートを振っていくと登りやすいと感じる。
下りはこの逆を辿って後ろ向きに降りていく。下りのほうが間違いなくスリルがある。三点指示フル活用で安全に通過したい。








 8:25 地蔵岳山頂到着

 前回はクライマーの方々とご一緒した地蔵岳だったけど、今回は掛け声すら聞こえない静かな滞在となった。
相変わらず大展望と高度感を得られる地蔵岳だった。ここは高所恐怖症の母は連れてこれないだろう。








昨日より好天ではあるが若干霞んでいるようだ。それでもスリル満点の地蔵岳を楽しむことが出来た。




 8:41 地蔵岳山頂出発

 初回は危なっかしい下りだったけど、今回は登っている時のルートを頭に入れていたのでスムーズに下降出来た。
登りとは逆に左寄り(大天井岳寄り)に下り始め、途中で右寄りに平行移動すると確実と感じた。
自分はちょっと体験したことがある程度だが、地蔵岳はボルダリング好きの方であればより楽しめると思う。




 無事に降り立ち、地蔵岳ルートへ戻って登りを再開する。








 8:54 長い鎖場へ取付く

 夏にボッカで通過した長い鎖場だが、軽装の今回は楽々とよじ登れる。
ここは何回通過しても楽しいところだ。








振り返ると先ほど登った地蔵岳の尖塔部分が見える。








地蔵岳ルート最上部の鎖場

 HP用に撮影したこの写真では鎖場を直登しているが、
実は鎖場の南側の岩場を辿ると鎖に頼らずに登れることに気付いた。








 9:07 地蔵岳ルートを登りきる

 下りでも充分に楽しいけど、ここは登りで通過するとより爽快感が味わえるかもしれない。




 当初はこのまま馬頭へ向かおうかと思ったけど、昨日はバッジを購入しただけの
慌ただしい滞在となった大天井岳へ立ち寄っていくことにした。








 9:16 雪彦山・大天井岳山頂(811m)到着

 先客の若い単独男性と入れ替わりに大天井岳山頂に到着。
昨日とは打って変わって、独り占めの山頂滞在となった!バッジおじさんも今日はまだ来ていない。
展望は霞んでいるが麓の駐車場が満車になっているのはよく見える。




 9:29 雪彦山・大天井岳山頂出発








 9:45 鹿ヶ壺分岐より馬頭ピークへ向かう








馬頭ピークへの稜線前半は植林が多く、季節感の変化に乏しい








馬頭ピークへ近づくにつれて自然林が増えていく








10:21 三角点「馬ノ頭」ピーク(866.5m)到着

 半年ぶりに辿り着いた馬頭ピーク。周囲の木々は既に紅葉が終わりかけだった。
木々の隙間から明神山が見える小窓はまだ開いている。




10:31 三角点「馬ノ頭」ピーク出発

 馬頭ピークから引き返す時、途中の広いミニピーク通過時の道誤りには注意。








再び雪彦山へ向けて引き返す




10:40 馬頭ピークの少し北、820m+辺りの谷間に到着

 初夏の新緑の頃に訪れた際に見た光景に惹かれ、再び稜線を外れて谷間に降りる。








静寂の谷間で思い切りオカリナを楽しむ

 静かな谷間の地形のためにオカリナがよく響く。
紅葉は残念ながら盛りは過ぎていた。




10:57 オカリナタイムを終えて出発








引き続いて雪彦山に向けて戻っていく




10:23 鹿ヶ壺分岐

 メインルートへ入ると途端に賑やかになる。




11:30 新下山道分岐

 半年前と同じく新下山道を下っていく。








11:57 虹ヶ滝上の分岐








冬の装いとなった虹ヶ滝周辺

 周囲の多くの木々が葉を落とし、夏よりも明るい雰囲気になっていた。








紅葉越しに地蔵岳を見上げる

 場所によってはまだまだ見事な紅葉を見ることが出来た。
























12:29 遊歩道分岐(大曲)








紅葉の大天井岳




12:37 賀野神社到着

 稜線等では終わっていた紅葉も、中腹以下では十分に堪能した山行となった。
今回も雪彦山からたくさんの元気をもらった気がする!








 〜 終わりに 〜

 今年最後のテン泊と併せて、2日間にわたって雪彦山を楽しむことが出来ました。
人気のある急登のメインルートから、誰もいないマイナールート、そしてバリルートまで、
雪彦山も色んな顔を持つ山だということが分かります。
また何度でも登りたくなるでしょう。
それにしてももう来年の春以降までテントを張る機会が無いのはちょっと寂しい気がします。

 帰路はお馴染みの雪彦温泉で疲れを癒してから帰宅しました。
山帰りの温泉はやはり最高です♪








行程断面図です




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