「竹呂山から三室山縦走」 2013年 7月13日(土) |
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国土地理院地形図 : 25000分の1 「西河内」 〜 はじめに 〜 以前、三室山へピストンで登った際、その山頂近くで竹呂山からの尾根道が 合流していることに気付きました。以前は猛烈な藪漕ぎを強いられる尾根だったようですが、 現在は縦走ルートとして切り拓かれています。やまあそさんより情報提供をいただいてから 訪れる機会を伺っていました。 海の日の3連休の初日、曇りがちで午後までは雨もなさそうという見通しでした。 前回のテント泊で涼しくてお気に入りとなったちくさ高原でのキャンプとセットで プランニングすると好都合ということで、遂にこの縦走にトライしてみることにしました。 縦走プランにしては珍しく登山地点と下山地点が比較的近いです。 かなり広い駐車スペースのある、三室山山麓の野外活動センター跡に駐車。 竹呂林道入口までの舗装路下りは自転車で時間と労力を節約。 ということで林道歩きから始まりますが、無理のない周回プランを組むことが出来ました。 5:36 旧野外活動センター跡(640m+)を自転車で出発 いきなり三室山に背を向けるような形で竹呂林道入口までダウンヒルしていく。 登山前に自転車に乗るのは2011年秋の伊勢山以来となる。 ボッカでは舗装路の下りが苦手に感じるので、距離は短いが自転車を利用した。 |
行程概要 (山中のルートは不正確です)![]() 竹呂山の尾根コースは指導標などが比較的整備されていますが、 作業道によって山腹が削られていて今後も実情が変わることが考えられます。 1,050m+コル〜三室山間の竹のブッシュは切り拓かれていますが、 踏み跡不明瞭な箇所あり。尾根の縦走には読図が必須かと思われます。 |
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5:48 林道入口・竹呂山登山口(560m+) 自転車をデポして出発 ダウンヒルを楽しむ間もなく登り返し地点でもある林道入口に到着。 自転車をデポしてから、簡易舗装林道を登り始める。 林道の路面状態は良好で、竹呂山をピストンで歩く場合などは普通車でも林道終点まで簡単に到達出来る。 林道の斜度は緩いほうだったが、早朝からとても湿度が高くてまいったまいった・・。 6:07 林道終点(700m+)到着 車が数台駐車出来そうな林道終点に到着。 ここで一旦ザックを下ろして小休止をとった。すぐ横を沢が流れており、顔を洗ってリフレッシュ出来る。 |
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6:20 林道終点出発。宍粟50名山尾根コースへ 林道終点からは2方向に指導標が設置されている。 林道から道なりに伸びる作業を進むと谷コース。竹呂山の北にある1,050m+コルへと突き上げる。 コルから竹呂山間のピストンを避けるためにも、今回は尾根コースを選択。 いずれにしても宍粟50名山コースとなっていて、宍粟の山々では定番になりつつある公設の指導標が見受けられる。 なお尾根コースの更に右手奥にも作業道が伸びており、871mピークへと突き上げる支尾根に乗ることも出来るようだ。 いきなりバリエーションルートもなんだし、こちらはまたの機会にとっておきたい。 |
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いきなりの急登 ということで尾根コースへと踏み入れるが、先日の雪彦山に続いてなかなかの急登で始まる。 単調な植林の中の尾根ではあるが、踏み跡は比較的明瞭である程度需要のあるトラックだと感じる。 歩き始めると見る間に標高を上げていき、先ほどまで小休止をとっていた林道終点がすぐに見下ろせるようになる。 地形図を見ると871m標高点ピークを通過する竹呂山南西尾根に合流するまでは殆ど急なところばかりのようだ。 |
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6:36 破壊箇所その1 行く手が明るくなってきて、一旦作業道に出てしまう。 情報としては作業道が通っているということは分かっていたのだが、あまりの削りっぷりに愕然とする。 同じように破壊された三国岳山頂付近や市原峠付近のことを思い出した。 最終的にどうなるのか分からないが、このような光景を次の世代に残していくのだろうか。 地形図では途中で針葉樹のマークがある辺りだけ等高線が広がっているところがあるが、 現在位置は概ね掴めたのではないだろうか。 尾根コースの続きは作業道の向こうにすぐに見つかった。 |
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7:02 破壊箇所その2 しばらく急坂を登っていると再び横から出てくる作業道にぶつかる。 今のところはここが終点になっているが、これ以上進んでほしくないところだが・・。 それにしても水平に近い作業道と対比すると、竹呂山の急坂ぶりが一目瞭然だった。 |
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7:07 谷コース分岐 作業道終点からまもなく谷コースとの分岐に差し掛かる。 途中から谷コースへ向かうことも出来るのだろうか。 もしくはあの作業道を延々と歩くのなら需要はあまりないような気がするが・・。 分岐付近では南西からゆったりした尾根が合流してきている。 これまで激登りだった50名山コースよりもかなり歩きやすそうだが、こちらでも支尾根を登る区間は急で変わらないようだ。 |
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竹呂山南西尾根は比較的ゆったりした傾斜 林道終点からの支尾根よりは格段に緩やか。 距離だけみれば竹呂山山頂までまだそこそこあるが、この後は前半よりも行程がはかどりそうだ。 谷コース分岐からまもなくして境界標の立つミニピークを通過するが、山頂に至るまで等高線が閉じているところはない。 |
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序盤の支尾根と同等の急坂もごく一部はあるが、歩きやすい踏み跡が付いている |
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7:36 1,030m+ 1,030m+付近を通過。はっきりしたミニピークではあるが、ここも等高線は閉じていない。 木々の向こうに竹呂山本体が見えてきたことで、ほぼ間違いなく現在位置を特定出来た。 周囲は植林に囲まれて雰囲気は今一つだけど、この後山頂に至るまで5,60mの激登りがあるよう。 なので10分くらい小休止をとっていくことにする。 |
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山頂直下は急坂の連続 1,030m+で一息入れた後は山頂まで混んだ等高線の激登りをこなさなければいけない。 土を掘り返したような形跡が続く踏み跡は意外にも明瞭で、急坂の割にはスムーズに登ることが出来た。 最初はトラックに沿って整備されているのかなと思ったが、この後に山頂北側で辺り一面掘り返している光景を見て違うなと感じた。 イノシシかクマ辺りが餌を探した跡なのかもしれない。単独行の自分はもちろんクマ鈴は必携。 おまけに以前に鈴を落としたこともあるので、常時2つ付けたりして警戒している。 |
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8:02 竹呂山山頂(1,129m)到着 急坂から徐々に傾斜が緩んでくると、広大な広場の竹呂山山頂に到着。 三角点は南東端にある。展望皆無なのが残念だが、殆どが自然林で囲まれた山頂はかなり居心地が良かった。 登り始めから2時間と少し。初めての竹呂山山頂なので、縦走を前にしてではあるがちょっとゆっくりしていくことにする。 三角点の背後にも雰囲気の良い尾根が続いている。 この尾根はカンカケ越を経て植松山まで続く長大なもので、いずれはぜひ縦走してみたい。 |
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宍粟50名山・竹呂山(1,129m) 宍粟の名山をまた一つ踏破。 |
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8:26 竹呂山山頂出発 体が冷え過ぎない程度で滞在を切り上げて、三室山への縦走を開始する。 竹呂山山頂はかなり広く、しかも“L”字状に展開している。 宍粟50名山の公設指導標はあるが、しっかりと読図を行ってから歩き始めると安心出来る。 宍粟50名山のコース設定は尾根コースと谷コースをつなぐ周回ルートなので、 谷コースが下り始める1,050m+コルまでは公設指導標が導いてくれる。 |
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8:36 1,080m+ピーク 1,050m+コルの一つ手前のミニピークに到着。 竹呂山山頂から北へ続く尾根はけっこう広いが、歩きやすそうなところに踏み跡が付いている。 辿っていた踏み跡はこのミニピークをトラバースしていたのであえて立ち寄っている。 |
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8:41 1,050m+コル 緩やかに下ってこれまた広い1,050m+コルに到着。 周辺は植林が多くてちょっと殺風景だが、それよりも辺り一面掘り返されていてやはり野生動物の存在を意識してしまう。 ところでコルの指導標は下っている時に遠目に見ると尾根通しを示すものに見えたので、 谷コースが下り始めるコルはまだ先なのかと、自分の読図が誤っていたのかと思った。 近づいてみて納得だけど、先読みしていたことでかえって焦らされた指導標だった。 宍粟50名山の設定コースを歩くのはここまでで、これより三室山に辿り着くまではバリエーションルートとみている尾根となる。 1,198mピークに辿り着くまでは一貫して登りが続くので、ちょっと息を整えてからコルを出発する。 |
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三室山へ向けて北上を継続 1,050m+コルを過ぎると、広い尾根であることも手伝って途端に踏み跡は薄くなる。 時折マーキングも見受けられるが、あくまで参考程度にして自分でルートファインディングする気持ちで歩く。 尾根はコルを過ぎると西へ大きく向きを変える。 尾根は1,198+ピークを境に90度北へ再び向きを変えるので、進行方向右手にはこの後歩く稜線が垣間見えている。 |
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威厳ある大木が散在する1,198mピーク付近 1,198mピークが近づいてくると徐々に傾斜が増してくるが、見事な大木群を見て思わず足を止めて見上げてしまう。 |
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歩きやすいところを選んで次の稜線を目指す やや木がまばらな北向きの斜面のほうがブッシュが伸びている。 特に藪漕ぎをする必要もなく、次第に急傾斜になっていく尾根というか山腹を登ることが出来る。 稜線に達する直前が最も急登で苦しいところ。 そういう時に今年初めてウシアブに絡まれたが、ハッカ油+消エタのおかげですぐに消えてくれた。 |
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9:15 1,198mピーク(下ショウ台)到着 新たな稜線に乗り上げ、北へ少し進んだところが1,198mピーク。 三室山は地域名では「ショウ台」と呼ばれるとのことで、そこに至るまでの前衛峰にも中、下と名前が付いている。 下ショウ台は地形図上ではよく目立つが、現地に立ってみると平凡な展望無しのピーク。 ただ木々の向こうにこの後歩いていく稜線が透けて見える。 1,050m+コルから続く登りはひとまずここで一段落する。 ザックを下して小休止をとっていくことにした。 |
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9:23 下ショウ台出発 下ショウ台から少し下ったところで視界が広がってくる。 下ショウ台と次の中ショウ台との間には広大な1,180m+コルが広がっており、 コルの向こう側には三室山へアプローチする尾根とピークを眺めることが出来る。 この辺りで竹呂山と三室山のほぼ中間にあたるが、三室山まではまだまだしんどい登りが残っている。 ブッシュを分けるように踏み跡が続いており、コルの通過は容易だった。 その後、中ショウ台への40mほどの登りは笹薮を貫通する切り分け道を登っていく。 以前にやまあそさんが登られた時には非常にハードな藪漕ぎを強いられたことが少し伝わってくる場面だった。 一応切り分けられてはいるものの、トラックに笹がはみ出してくるのはやむを得ない。 全く抵抗なしで通過出来るわけではないので手で掻き分ける必要があった。 ということでトレッキングポールが使える場面ではなかった。 しかも時折跳ね返ってくる笹がムチのように当たって痛かった。 更に日帰り装備であればもう少しスムーズに通過出来たところでも、前かがみになった頭の上に突き出る75Lザックに笹が引っかかるのだった。 気付くのがちょっと遅かったけど、ここは基本的にボッカ向きのルートではないことを体で理解した。 |
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9:35 1,240m+ピーク(中ショウ台)到着 それでも笹薮ののれんを掻き分けて中ショウ台に到着。 3つのショウダイピークの中では唯一等高線が閉じていないが、尾根の末端によくあるピークらしいピークだった。 疎らに立っている木々の間からは外界を垣間見ることが出来る。 先月に登った後山はこの時も雲が掛かっていた。 真っ直ぐである進行方向には、次に登りに掛かる1,300m+ピークがきれいな三角錐で見えている。 9:40 中ショウ台出発 |
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中ショウ台から1,300m+ピークへ 地形図上では1,300m等高線が広がっているところだが、ピークからは少しだけ下ってから登り返す。 周囲は笹をはじめとして変化のある混成林で、退屈しない雰囲気で溢れた尾根だ。 |
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1,300m+ピークへの登り 竹呂山から三室山の縦走尾根はすごくメリハリが大きい尾根だと感じる。 平坦なところはけっこう続くし、急坂なところは手を抜かない。 この1,300m+ピークへの登りもそこそこ息が上がるところだった。 それでも振り返るとこれまで辿ってきた3つのピークを見渡せ、なかなかの達成感を味わうことが出来る。 竹呂山はちょっと見にくいが中ショウ台の左奥に少しだけのぞいている。 |
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10:02 1,300m+ピーク到着 約50mの登りで1,300m+ピークに到達。 ここは三室山の一つ手前のピークであり、なかなかの緊張感ある縦走も終わりが見えてきたことになる。 ぜひザックを下して休憩をとっていこう。 |
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間近に迫った三室山を初めての角度で眺める | 南側には千種の山々も見える。もう一つの大馬鹿門のある空山もそのうち登ってみたい。 |
到着前から展望を期待させる小さく閉じた等高線のピークらしく、縦走のご褒美として大満足の時間だった。 南北に広いピークを持つ三室山を至近距離で見られるのが印象的。 パラグライダー発進基地跡や三室山山頂で登山者が居れば、もう肉眼では見えそうな距離だ。 |
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10:19 1,300m+ピーク出発 地形図上では想像出来ない、なかなかの難所の下りから始まる。 激下りの標高差は10〜20mくらいだが、足場が狭くて段差の大きな下りでちょっとだけスリリング。 トレッキングポールはただ邪魔な存在になるので片手にまとめて持ち、もう片手で木々を掴んで慎重に下降した。 |
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三室山へ向けて 1,300m+ピークからの急降下を過ぎると、笹薮の間を抜けていくようになる。 ここが以前は藪漕ぎしながらの前進を強いられたところだったことは、地面を埋め尽くす切り株を見て伝わってくる。 今では申し訳ないと思うほどに当時と比べると楽に歩けるが、それでもたまに笹が通せんぼしているところは見受けられる。 |
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しばらくは緩い登りが続いたが、三室山が近づいてくるとやや傾斜が増してくる。 縦走完了が近いことを感じつつ、ブナにも元気付けられて最後の登りをこなしていく。 |
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10:40 一般登山道に合流 最後の一登りで見覚えのある分岐に到着! 以前に興味津々でヤブっぽいルートを覗き込んだことを昨日のことのように思い出す。 踏破済の一般登山道に飛び出したことで一気に緊張感が抜けていった。 それでも下山までは気を抜いてはいけない。 分岐で息を整えてから、もう至近距離となった三室山山頂へ向かう。 |
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10:46 三室山山頂(1,358m)・ショウ台到着 意外にも誰も居らず、静寂に包まれた山頂に到着。今日の行程に合わせてショウ台と呼ぶことにしよう。 晴れると暑い山頂だが、初めて登頂した時と同様に涼しい曇天だった。 時折は晴れ間ものぞいて、まだ当分天候が崩れることもなさそうだ。 ある程度時間をとって2回目の山頂でゆっくりしていきたい。 |
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今日2座目の宍粟50名山 | ショウ台からは歩いてきた縦走尾根も眺められる |
11:05 三室山・ショウ台山頂出発 ショウ台からは踏破済みの一般登山道で下っていく。 縦走の時のような緊張感は無いが、ボッカなのでゆっくりめに下っていきたい。 |
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11:12 パラグライダー発進基地跡 踏破済みの一般道なので軽く流していこうと思ったが、この好展望地だけは外せなかった。ちょっと暑かったが・・。 やはり踏破直後ということで、縦走尾根を達成感と共に眺めることが出来る。 |
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竹呂山〜三室山縦走尾根 複数のピークが重なり合ってややこしく感じるが、踏破してみると尾根の全貌を掴むことが出来る。 |
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11:33 「日本庭園」 2年前に一度ピストンで歩いただけだが、何となくコースの概要は覚えている。 ここはちょっと一休みするにはなかなか良い雰囲気だ。 11:56 千種川支流 河内川源流分岐 単調な植林の中の下りが一段落すると、涼しい沢沿いを下っていく局面となる。 |
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12:03 渡渉箇所 ショウ台から下ってきて最初の渡渉箇所。 もちろんザックを下して、沢の水でリフレッシュしたのは言うまでもない。 通り抜ける風も涼しくて、この空間にずっと居たいという気になる。 12:17 出発 この渡渉箇所からは左岸へ。そしてまもなく右岸へと渡り返す。 この2箇所めの渡渉箇所で、今日初めて他の登山者と出会う。自分と同じく単独の男性だった。 |
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12:25 林道終点(830m+)到着 右岸へと渡り返すとまもなく三室高原の林道終点へと到着。 本格的な山道はここまでだが、この後の林道歩きが長いことは以前に踏破して分かっている。 5分ほど小休止して足を休ませておく。 林道終点からは道なりに下っていく。 前回は西側の破線道を歩いて意外に難路だったので、今回は無難に順路を選択する。 途中までは未舗装でしかも荒れた林道。途中からは簡易舗装も見られ普通車も通れそうな状態になる。 ちょうど地形図の“三室高原”の字に重なる実線道は概ね正確に現状を描写しているようだ。 |
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12:48 旧野外活動センター跡(640m+)到着 懐かしいマイカーを停めている旧野外活動センター跡に到着。 するとそこには鹿が居て、一瞬いつものパターンで目が合った。 この後、こちらが動くと普通は鹿は逃げるのだが、この鹿は珍しく肝が据わっていて草を食べ続けていた。 ということで、山行を始めて以来初めて鹿とのツーショット撮影に成功した。 結局、この後で車を出すまで、鹿は延々と草を食べ続けていた。 よっぽどお腹が空いていたのか、人慣れしているのかどっちだろうか。 旧野外活動センター跡から少し下ったところにある燗鍋滝を軽く見学。 2年前に比べると水量は少なめで迫力はイマイチだったが、相変わらずたいへん涼しくて夏中居たいスポットだ。 竹呂林道入口にデポしてある自転車も忘れずに回収してから、3週間ぶりにちくさスキー場へ向かう。 スキー場へ続く登り道を運転していると、山行中には全く降らなかったがポツポツと小雨が。 一瞬後には再び晴れ。午後は予報通りに天候が不安定になってきそうだった。 |
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ちくさ高原スキー場 ちょうどゆり園が開業されて賑わっているスキー場に到着。 まだ満開まではいってないようだが、それでもきれいに咲いていた。 キャンプ場の利用受付を行う管理棟も観光客で大賑わいだった。 ゆり園の鑑賞はまた機会があれば行うとして、とりあえずテントの設営のために駒の尾登山口近くのキャンプ場へ向かう。 |
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ちくさ高原キャンプ場 前回とほぼ同じ場所に設営に取り掛かった途端に雷を伴う大雨となった。 雨だけならともかく雷は怖いので、一旦車に避難して様子を見る。 結局30分くらい待った後、雨の中急いで設営。 テントの中に乾いた空間を確保した時には本当にほっとした。 その後も何度か夕刻まで雨が強まる時間があったが、浸水も雨漏りもなかった。 テントがこれほど頼りになると実感した初めてのテント泊だった。 翌日も不安定な天候が続くという見通しだったので、今回は2日目の山行を中止することにしました。 翌朝も4時に起床し、6時前には出発。小雨降る中での撤収でした。 |
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笛石山 帰宅時、笛石山が見事な姿を見せてくれました。 昨日の豪雨によって、河内川の水音もすごかったです。 今回は雨も見込まれたテント泊を含む山行でしたが、 雨のキャンプを経験することも大事ということで、自分としては若干無理をした決行でした。 基本的には雷雨となるとキャンプ自体を見合わせたほうが無難と感じます。 それはともかく、この蒸し暑い時期にボッカで竹呂山から三室山への縦走出来たことは達成感が大きかったです。 |
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行程断面図です![]() |