「晩秋の新龍アルプス探索」 東觜崎駅〜播磨新宮駅 08年11月22日(土)

国土地理院地形図
 : 25000分の1 「龍野」
参考文献
 : 神戸新聞総合出版センター 【 はりま歴史の山ハイキング 】 P.86 「城山」 、P.90 「祇園嶽」

 まだ今秋は名所で紅葉狩りをしていなかった。どこに行こうかと迷ったけど姫新線の撮影もついでに出来てしまう
お気に入りの新龍アルプスとセットで東山公園に決定。自分にとって正に一石三鳥ともいえるのが今回の行程である。
 新龍アルプスはこれまでに何度も歩いているが、未踏のルートはまだまだ残されており、今回も難なくアレンジをして新鮮に楽しむことが出来た。




6:30 東觜崎駅着

 今回乗ったのは単行のはばタン列車だった。愛嬌のある可愛らしい気動車ですっかりお馴染みの存在だが、あとどれだけ走ってくれるだろうか。

 東觜崎駅から徒歩約10分の觜崎磨崖仏のある絶壁上がお気に入りの撮影地。
寒い中約1時間30分もの間、行き交う気動車の撮影を行う。列車の写真については別の機会に纏めたいと思います。




8:10 觜崎磨崖仏付近の撮影地を出発

 一日見てても飽きない揖保川の光景だが、山歩きもしたいのでそろそろ出発することにしよう。
そのまま絶壁を北に歩けば鶴觜山だが、今回向かうのは新龍アルプスの佐野コース。
佐野コースは全く初めてのトラックで、新龍アルプスの途中から尾根に登ることが出来る。
佐野登山口へは觜崎磨崖仏からだと揖保川沿いに南下して佐野橋を目指す。
佐野橋横の北龍野墓苑の中を通らせて頂き、揖保川支流の栗栖川沿いにしばらく北上する。
野歩記さんのレポによると夏はヤブと化している河岸の道だが、今はきれいに下草が刈られていて気持ち良く歩くことが出来た。








8:40 佐野登山口到着

 觜崎磨崖仏から徒歩30分で佐野登山口に到着。目立つ標識があるので見落としようがない状態だ。
但しあまり人が入っていないトラックであることは一目見て分かった。というか踏み跡というものは皆無。しかもテープ類も全く無い。
もし標識が無ければここが登山口と分からなかったかもしれない。この状況を見て少し気後れするがとりあえず地形図を取り出して確認してみよう。

 佐野コースの終点は382.7mピーク南の送電線鉄塔付近、ということは分かっている。
地形図を見てそこまで登れそうな尾根に目星を付ける。まず登山口から涸れた谷を南東に辿って、送電線と交差する真っ直ぐ南へ向かう尾根に乗る。
送電線を潜った後もしばらく南へ向けて登る。そして徐々に南西に向きを変えつつ急斜面と思われる区間を登る。
緩い尾根に乗ったらそこからは真西へ、縦走路の走る主尾根に向けて登る。と概要を掴んだ。

 もうかなり歩いているが、改めてウォーミングアップしてから登山開始。
涸れた谷沿いに暗く肌寒い森に入っていく。








 谷はかなり広い。踏み跡は全く無いので、適当に歩きやすいところを選ぶ。この感覚は結局縦走路に出るまで続いた。
しばらく緩やかに登ると沢は徐々に南寄りに向きを変える。そして向かう先は木々が生い茂っていて、このままの向きで登り続けられる雰囲気ではなかった。
この辺りでようやく赤テープを1つだけ発見。しかしこのテープが佐野コースで唯一見たテープとなった。

 見渡して踏み跡を探すと、左手の尾根に向かおうとする山腹道を発見したのでそちらへ進む。








 コンパスで確認すると真っ直ぐ南へ向かっている。この尾根を登り続けたら送電線が見えてくるだろうと予想して先へ進む。
暗い森から木漏れ日のある色づいた尾根に乗ることが出来てちょっと一息付けた。
落葉にも隠されて踏み跡皆無の状態だが、ジグザグに登っていく「地形」がここにトラックが走っていることを物語っていた。








9:10 送電線鉄塔に辿り着く

 目の前が開けて予想通りに送電線鉄塔が現れて安堵した。1時間ほど前まで居た觜崎磨崖仏とその向こうにある觜崎屏風岩がよく見える。
鉄塔の周囲は一瞬不明瞭になるが、このまま尾根上を登り続ければ良いので、適当に歩けそうなところを選んで登りを再開する。
すぐに再びジグザグ道に合流することが出来た。








觜崎付近の揖保川を見下ろす

 次に展望を得られるのは縦走路に出てからと想定していたので驚いた。
送電線鉄塔を過ぎた直後から緩い尾根に突き上げるまで、この大展望はずっと続いた。植林を伐採して雑木林にするのかな。
いずれにしても新しいアングルで觜崎付近を見ることが出来て、予想外に楽しい登りとなった。

 伐採されたエリアの縁を歩きやすいところを選んで登る。
予想通りに徐々に西寄りに向きを変え、しかも急斜面になってきた。この辺りが佐野コースのハイライトかと思う。








9:40 緩い尾根の突端部、280m+付近

 伐採された急斜面を突き上げると一転して緩い尾根になった。これを境に展望も無くなるが、ここからは大体楽に登れそうだ。
なお突き上げたところはミニピーク状になっている。等高線は閉じていないので、隠れたピークといえる状態だ。
ここで登り始めてから初めて小休止を入れる。

 もし縦走路から佐野コースを下ってきたらここで尾根が二方向に分岐するので、少し要注意箇所になるかもしれない。
尾根は下方に向かって分散していくので、不明瞭な尾根を下る時には注意が必要ということを以前学んだことを思い出した。
逆に登りだと尾根を外しさえしなければ大丈夫と思う。








シダの中の踏み跡を辿る

 尾根が緩くなって楽に登れるようにはなるが、ルートは途切れがちで時々コンパスで西を向いているのを確認しながらの道中となった。
途中からはシダ藪も現れるが、頼りない踏み跡が付いていてそれを辿っていく。
ここを歩くのがもう1、2ヶ月早かったからクモの巣との格闘になっていただろうなと思いつつ登っていく。

 向かって右斜め前方には新龍アルプスの主尾根と、そこに建っている送電線鉄塔がちらちらと見え出す。
まもなく縦走路に合流出来そうだ。その頃にはシダ藪も一段落して、トラックも細いながらも明瞭になってきた。








10:06 佐野出合より少し南で縦走路に出る

 行く手の木々の向こうにとても明瞭なトラックが見えるなと思ったらまもなく合流!?
これも佐野コースの続きかと思ってたけど、立っているところは三叉路になっており、すぐに縦走路に出たことを悟った。
向かって右手が北であることをコンパスで確かめてから歩き始める。

 これまで佐野コースを辿ってきたと思っていたが、どうやら目指していた出合よりも少し南へ逸れてしまったようだ。
順調に地図読みが出来ていると思っていたら、最後の詰めが甘かったようで残念だ。自公政権による選挙目当ての給付金のことを言っていられないかもしれない。

 なお縦走路に出てきたところには古びて色褪せたビニールテープ一片があるだけで標識は何も無い。
歩いてきたところは細い踏み跡で、快適そのものの縦走路を歩いていたら気付かずに通り過ぎてしまいそうなところだ。








10:13 佐野出合

 縦走路を数分北へ進んだところが、本来辿り着くはずのところだった佐野出合。
数分ここで小休止をとる。以前、なかなかの展望を誇っていた出合だが、道端のブッシュが伸びてきている。

 出合から下る佐野コースは明瞭そのもの。途中までは間違いなく辿っていたと思うが、どこで逸れたのだろう。
今度は逆にここから下って確かめてみよう。



 この先、祇園嶽までは何度となく歩いた新龍アルプス縦走路であり、ある程度文章は簡略することにしたい。








10:24 382.7mピーク

 ここの四等三角点には今日の登山口となった佐野の地名が名付けられている。
数分の滞在でいよいよ新龍アルプスの核心部へ。








382.7mピーク付近より亀山を眺める

 ピークは展望無しだが、少し進んだところで見事な山岳景観を楽しむことが出来る。








新龍アルプスのハイライトのアップダウンへ

 370m+ピークを過ぎると歩き応えのあるアップダウンが始まる。
何度歩いてもけっこう急だし、滑りやすい区間であるので慎重にいきたい。
 北向きに歩くと、どっしりとした亀山の姿を楽しみながらの下りとなる。








城山城跡へ向けて登り返しているところ

 振り返ると先ほどまで居た382.7mピークが間近に見える。
右手の鞍部の向こうには的場山のアンテナがちょっとだけ見えている。








楽しい尾根歩きが楽しめる新龍アルプス

 低い潅木が多くて日当たりがとても良い。日差しが暖かいというか、この日はちょっと暑いくらいだった。








11:09 389mピーク到着

 名も無きミニピークだが展望抜群の389mピークに到着。ここでは少し早い昼食と姫新線の撮影を楽しんだ。
それにしても勤労感謝の日の3連休初日に関わらず、まだ山中では誰とも会っていない。
六甲は今日は賑わっているだろうな。そういえばこの翌日は今年2度目の六甲縦走だった。
昨年、自分が歩いた日は薄曇だったが、この日のような快晴の下を歩いてみたいものだ。




11:35 389mピーク出発








眼前に城山城跡が迫る

 389mピークを過ぎるともう城山城跡が近いが、まだしばらく展望の尾根歩きが楽しめる。








11:54 城山城跡主郭到着

 約半年ぶりの城山城訪問。元々ここは城山城の中心部で兵舎や郭がひしめいていたところ。
今は植林に覆われて往時の雰囲気とは全く違っているであろうから、想像力で植林を取っ払って城中に居るところをイメージしてみよう。
嘉吉の乱の戦没者を偲んで三基墓に合掌してからいつもの庭園跡へ向かう。








 主郭で最も水気の多い、庭園跡と推測されている一角。
往時はここの城主赤松家も居館を構えていた京都には無数の名園があって、今頃は紅葉と併せて楽しめるだろう。
ここも地表にはなかなか見事な苔が生えている。池跡と思われる水溜りもあって、日本庭園をイメージするのは意外と容易いかもしれない。

 このレポを記述する数日前にたまたま大阪の陣を採り上げていた「その時歴史は動いた」を見た。
よく知られた大坂城落城と豊臣家滅亡の後で、逃げ惑う大坂の民衆に対して徳川勢により行われた惨劇により推定1万人以上の犠牲者が出たとのこと。
これは今まで自分も知らなかった史実であって衝撃を受けた。この大坂の陣をもってようやく150年余に亘る戦国の世は終わるが、
その乱世の出発点になった嘉吉の乱の舞台であるこの城山城の歴史的存在意義の大きさも同時に感じた。
赤松満祐もよもや自分の判断によって、これほど長く続く戦乱の時代が始まるとは思ってもいなかったと想像する。

 その時代には大したことないように見えることでも、後になって実は歴史の曲がり角になっていることって多いような気がする。
12000円で人心を誘惑して無策をごまかそうとする今の長いだけの政権からはろくな未来が創造されないだろう。
自分は政権交代が普通の現象になって、少しづつでも政治のレベルが向上していくことに賭けてみたい。




12:05 城山城跡主郭出発

 550余年前に行われた激戦を想像するのが難しいくらい静まり返っている城山城跡主郭を出発する。
北に向かって緩やかに登っていくと、幾重にも設けられた削平地の中を通過する。
手に手に刀や槍を持った城兵が行き来するのを想像しながら歩く。








12:10 石塁C出合

 主郭を抜けてトラックは450m+ピークを北から回りこむように亀山山頂へ進む。
450m+ピークの北西で石塁Cへ進むトラックが分岐する。そういえば初回以来しばらく行っていないので、寄り道することにした。

 石塁Cへは少し踏み跡が薄くなるが、要所には道標があって辿るのは容易。
但しここに戻ってくるために登り返さなければいけないので、登りを増やしたくない&史跡に興味がないという方にはお薦めできない。








12:18 石塁C

 高さ3m、全長40mで谷の源頭部を塞ぐ形で横たわっている。
見事な石垣が累々と伸びている様は壮観そのもの。なお赤松家による城山城の遺構ではなく、千年以上前の古代山城のものであることが分かっている。
 亀山の山中には判明しているだけでも4箇所で石塁が発見されており、この石塁Cが最大の規模を誇る。

 久しぶりに石塁Cを堪能した後、縦走路へ引き返して亀山山頂を目指す。








12:33 亀山山頂到着

 城山城の削平地の一つとなっている亀山山頂に到着。数年前には全て刈り払われて展望が広がったようだが、
段々と自然の状態に戻りつつある。まあ亀山は展望スポットが多いからこのまま草木が伸びるに任せてもいいような気もする。




12:38 亀山山頂出発

 門の築石にも寄ろうかと思ったけど、この後の行程のことを考えて割愛する。



 縦走路を北へ。丸太の並ぶ展望スポットで小休止した以外は休まずに歩く。
小休止中には大人男性2人、小学生くらいの子供2人のパーティーとすれ違った。








13:26 亀岩

 久しぶりのカメさん。
マリオシリーズを通じてノコノコ、パタパタという名が付いたが、初期のゲームであるマリオブラザーズの説明書には単に「カメさん」と紹介されていたトリビアを書いておきたい。








13:47 祇園嶽が見えてくる

 亀岩、蛙岩、供養碑を経て約20分で祇園嶽が見えてくる。
祇園嶽の巌も見事に紅葉している。








13:49 祇園嶽南の峠

 新龍アルプス縦走路の北端を飾る祇園嶽への登りに挑む。短いがけっこう急で滑りやすい。疲れてきた足には少々辛い。








14:03 祇園嶽山頂到着

 見事な展望が広がる祇園嶽山頂に到着。佐野から登ってきて最初に到達した382.7mが亀山の向こうに見えている。
ここでも姫新線の撮影やオカリナを楽しむ。新龍アルプスには数々の素晴らしいピークがあるが、最も長居したいのはここだろうと思う。




14:51 祇園嶽山頂出発

 下る前に初回以来行っていない城山城の北の出城に寄っていこうと思う。








14:58 城山城跡・北の出城跡

 祇園嶽山頂の西に延びる緩やかな尾根を利用して数段の削平地が設けられている。
この後下る搦め手を守るために設置されたと思われる。祇園嶽の北から西を回りこむ唐猫谷を当時は見下ろせたのだろう。
城山城主郭からはやや遠く離れており、城兵が500人ほどしかいなかったと思われる嘉吉の乱の攻防戦時に活用されたかどうかは判然としない。








北の出城散策中

 西に緩やかに下りながら小規模な削平地が3、4段続く。削平地を示すかのようにシダが覆っているのが印象的だった。
踏み跡は尚も下方へ続いているが、それを拒むかのようにロープが張られている。
ここから下っても唐猫谷へ通じていそうな気がするけど、そこまで冒険をする気にはなれずに順路通りに下山することにする。








15:08 祇園嶽南の峠

 東へ下る水布弥コースを辿って市野保へ下山したことはあるが、今回は未踏だった搦め手方面へ下ることにする。
ガイドブックでは「20分ほどで唐猫谷へ下りつけるが難しい道」という記述がある。
本能的に夏は避けていたが、今なら大丈夫だろう。








 縦走路と違ってあまり踏まれておらず地表は柔らかい。踏み跡は薄いが潤沢にテープがあって辿っていける。
峠からは山腹道とジグザグ道がしばらく続くが、すぐに谷状の地形に降り立つ。まだ水の流れは無い。
徐々に谷は深く形成されていくなと思った頃に新たな局面になる。








15:16 沢の合流点

 左手から同程度の谷が合流してきた。ここからもやや広くなった谷に沿って下っていく。
尾根とは逆に下へ向かうほど谷は集束していくので、初めてでも快調に下っていった。








徐々にブッシュが目立ってくる

 途中2箇所で更に別の谷が合流。沿って下る谷も徐々に太くなり、水も現れだす。
トラックも徐々にブッシュが目立ってきて、滑りやすい箇所も増えてくる。
この滑状のところも滑りやすくて少々緊張した。
西に傾いた日差しも当たらなくなり、やや暗い雰囲気だ。








15:30 謎の横穴

 しばらく下っていると谷の対岸(北岸)の岩壁にぽっかりと横穴が開いているのが目に入る。
恐る恐る中を覗いてみたが、底知れぬ大空洞が広がっている、ことはなく何となく行止まりが見える。
ただどうも人為的に掘られたように見えるが、いつ誰が何のために掘ったのか謎が深まるばかりだった。








15:33 唐猫谷上堰堤

 横穴からまもなくしてやや広い川原を横切る。下流側には低い堰堤が見える。これが上堰堤と呼ばれている堰堤であろう。
そして東屋のある小広い三叉路に出た。

 ここからは唐猫谷を辿る幅広の林道を緩やかに下って市野保の集落まで約30分の道のりとなる。
小休止の後、出発した直後に軽トラに乗ったハンターの方がやってきて、しばし山談義をさせていただいた。
今日の山行で出会ったのは4人パーティーと単独ハンターの方の計5人だけだった。








16:00 城山城跡・門の礎石

 けっこう長く話し込んだ後、改めて出発。すると直後に門の礎石に到着。以前、亀山山頂付近で見た築石よりはやや小ぶりに見える。
古代のものか中世のものかも判然としないという。

 今日の日没が16:50なので、日が射さない唐猫谷は大分薄暗くなってきた。
大猫が出るという怪談の伝わる谷でもあるので、お世辞にもあまり夕刻の雰囲気は良いとはいえない。
本当に大猫が居るなら見てみたい気もするけど、とりあえず先を急ぐことにしよう。




16:27 市野保の集落に出る

 概ね標準所要時間通りに市野保に辿り着いた。ここから播磨新宮駅まで30分かかるので、今日の行程の最後の目的地である東山公園も同じくらいの道のりだろう。
既にかなり覚えた新宮の街路を通って、吊橋を渡り国民宿舎志んぐ荘横から東山公園へ入る。ちょうどライトアップが始まる頃合だ。




17:00 東山公園到着

 昨07年12月7日、鶴觜山のついでに訪れた時は紅葉の時期には遅すぎたが今回はばっちりだ。
しかもライトアップされた名所の紅葉は初めてだ。しばしゆるりと幽玄の世界を楽しむことにしよう。








東山公園

 ちょうど見頃のライトアップ、しかも3連休初日にも関わらずさほど混み合うこともなく、ゆったりと散策することが出来た。
志んぐ荘側の表入口から入ったのは初めてで、けっこう高低差のある公園だということを実感した。

 山行帰りの自分以外は皆普段着で散策を楽しんでいる。
自分と同じように三脚を装備したカメラマンもけっこう居られた。








正に幽玄の世界・・・








 たつの市中心部にある龍野公園よりは見頃が早いようで、08年のピークは11月22、23日だったようだ。
龍野公園のほうが遅くまで紅葉を楽しむことが出来るようなので、日を変えて両方で紅葉狩りすることも充分可能だ。












 約1時間東山公園で紅葉を充分に堪能することが出来た。

 播磨新宮駅の列車の発車時刻(休日ダイヤ姫路行き18時台は18:27の1本のみ。後発は19:17)を考慮してそろそろ切り上げることにしよう。




18:05 東山公園出発

 このくらいで出発するとちょうど良い頃合で駅に着くだろう。




18:23 播磨新宮駅到着

 姫路までの400円の切符を買う。18:27発の列車は佐用が始発で、既にホームで停まっていた。




18:27 播磨新宮発

 ボックス席が空いていた。既に外は真っ暗だから景色はよく見えないけど、姫路まで約40分の列車の旅を楽しもう。
もちろん車のほうが便利だし早いけど、姫新線は旅情ムードたっぷりであり、自分にとっては乗車自体が目的になりうる。
山行帰りにはキハ40、47の揺れが特に心地良く感じる。あと何回乗れるかなと考えると感傷的になる。




19:04 姫路着

 姫路駅が完全に高架化(08年12月21日)されるまであと1ヶ月もない。
すぐに全てが新型車両に置き換えられるかどうかは分からないが、キハ40、47が走っている間に出来るだけ多く龍野へ行く機会を設けたいと思う。





もうまもなく役割を終える地上に残る姫路駅0番、1番姫新線乗り場








今日の行程の断面図です




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