「霊仙山から打見山」 2016年12月25日(日)

国土地理院地形図
 : 25000分の1 「比良山」





 この秋、比良山系を改めてくまなく歩いてきましたが、その締めとなる最後に残った南端部の山行です。
権現山から蓬莱山にかけても数年前に歩いていますが、ここも琵琶湖側から登ったことがありませんでした。
今回の縦走の北端は打見山ですが、キタダカ道は下りで使うべきと考えて時計回りとしました。

 山行に先だってJR志賀駅前に自転車をデポ、その後に和迩ICの山側にあるタイヤチェーン着脱場に駐車。
ここは広い駐車場となっていてトイレまであります。
 今回も自転車にとって楽な道のりではありませんが、霊仙山、権現山へは登りで向かいたいという狙いもありました。








 行程概要  ※ JR志賀駅〜和邇IC間は自転車・徒歩での移動です。

 地理院地図(電子国土Web) 新しいウィンドゥが開きます。


 5:13 湖西道路・和迩IC、タイヤチェーン着脱場(160m+)出発  

 霊仙山登山口までの舗装路は数年前に一度下ったことがあるだけなので、事前に地図を見て頭に入れておいた。
要所には道標はあるが、やはり地図を見て予習しておくと心強い。
それでも一度歩いただけの道でもやはり既視感はあった。この道は下りで歩いても長かったのを覚えている。
道路は途中からは集落を抜けて山中へと入っていく。やはり真っ暗な中を歩いていくのはあまり気持ちの良いものではない。

 それに加えて、朝から予想外に気温と湿度が高くてけっこう汗を掻いた。
今回の寒波も弱過ぎて話にならず、スキー場の雪不足を解消するには程遠いものと体感した。




 霊仙山登山口に辿り着く少し前にズコノバンへ直登するルートが分岐する三叉路を通過する。
このルートはまだ歩いたことがないが、やはり霊仙山は踏んでいきたいので今回も通らない。




 6:15 舗装路終点、電波塔施設に行き当たる(霊仙山登山口) 470m

 歩いてきた舗装路は電波塔施設に突き当たって行止まりとなる。
ここまでで約1時間掛かった。既にだいぶ標高を上げているので、琵琶湖側を見ると夜景がきれい。

 霊仙山登山口は数年前と同様に指導標は一切無く、ただマーキングと切り開きのルートがあるのみ。
山中に入っていく前に、少しでも明るくなるのを待つついでに小休止をとっていく。








 6:26 霊仙山登山口(470m)出発   

 薄ら明るくなってきた状態でいよいよ山中へと入っていく。
指導標は無いものの、ルート自体は明瞭で良い尾根道だ。

 出発してすぐに小さなピークを越えると、まもなく記憶にもある急坂が現れる。
この辺りはやや踏み跡が拡散傾向ではあるが、登り方向ならとにかく上へ上へ進んで行くのみ。








 7:08 霊仙山山頂(750.5m)到着  

 思っていたよりも急登を順調に越えて霊仙山山頂に到着。山頂周辺は降りたての雪が薄く積もっている。
数年前は展望の無い山頂だったような気がするが、北東から東にかけて明るく窓が開いていた。

 登っている最中はあまり感じなかったが、山頂で留まっていると途端に冷えてくる。
但し風は殆ど吹いていなかったのが救いだった。








霊仙山山頂から雪化粧した権現山、ホッケ山の稜線がよく見える  雲は多いながらも朝日が垣間見える

 ここは緑濃い初夏の時期しか歩いたことがなかったので、白く雪化粧した稜線を見てテンションが上がる!
曇りがちなのが残念なところではあるが、積雪は薄いので日が当たればあっという間に雪は消えてしまうだろう。

 朝日が雲間から見えている。今日は回復傾向にあるので、そのうち雲は取れてくるだろうと楽観視出来た。




 7:22 霊仙山山頂出発

 霊仙山山頂からは一旦短いが激下りとなる。
登山道には引き続いて雪が殆ど無く、ほぼ夏道と同じ状態だった。








冬枯れの尾根から霊仙山を振り返る   

 夏場は見通しの利かない樹林帯の尾根だったが、今の時期なら周囲の光景を楽しんで歩くことが出来る。
北側から見る霊仙山はミニピークを一つ従え、より貫禄ある姿だった。

 天候は変わらず曇りだが、徐々にあちこちに雲の切れ間が見え始めていた。








 7:45 ズコノバン(720m+)   

 幾度かのアップダウンを経てズコノバンに到着。
以前に一度歩いた時にも勘違いしていたが、ズコノバンは霊仙山北側の最低コルより北に位置している。
東側には登山口の三叉路から直登してくるルートが合流してくる。

 ここには比良では珍しく作業道が尾根を分断しており、尾根上を追うようにルーファイして登山道の続きを見出して進む。

 緩やかな尾根が急斜面に変わるところ(720m+)で一旦小休止をとっておく。








権現山へ向けて登り始める  急坂が連続する権現山南山腹

 ズコノバン前後の中だるみを抜けて、ようやく権現山へ向けて本格的な登りとなる。
積雪はごく薄いけど一応雪景色なので、やはり歩いていて普段と全く違う雰囲気だった。
まあこの少雪のおかげで殆ど夏山と同じ感覚で歩けているわけだが、スキー場にとっては全く物足りない状態で自分も心境は複雑なところだった。

 部分的には緩いところもあるが、権現山に向けて断続的に急坂が連続する。
落ち葉や濡れた岩で滑りやすいこともあって、登りで通過することを選んだのは良かった。








権現山山頂直下で樹林帯を抜ける   

 急に木々が途切れて、一気に展望が広がってきた!
以前に一度は見ている光景で懐かしくもあり、雪景色のおかげで神々しさも感じた。
急登が連続した霊仙山がだいぶ低く見えていて、行程の進み具合に達成感も得られる。








 8:26 権現山山頂(996m)到着  時折、晴れ間も射し始めた権現山山頂 

 視界が開けるとすぐに権現山山頂に到着!
今は足元も夏草に遮られることもなく、東から南にかけて大展望が広がる。
以前は西側の鯖街道側から登ってきていたが、やはり琵琶湖側から登ってくると達成感が違う。

 稜線に出ても相変わらず雪は薄く、雪は一度も解けていないのであまり滑ることもなくアイゼンの出番はなさそうだ。
但し風は吹いてきてさすがに寒かったので、一枚上着を増やしていくことにした。








スタート地点の和迩ICが遥か下方に。このルートは山に入るまでが長い  正確な996m標高点は後方の木々の中のよう

 徐々に雲が切れ始めて天使の梯子も観られた!きれいに晴れとまではいかなかったが、権現山山頂からの印象深い光景となった。
昼過ぎから晴れるという予報よりも順調に天候が回復しそうな気配だった。




 雪で座るところがないと見越して、携帯座布団を持ってきていたのが大いに役立った。
また、今日は寒いことや雪で濡れることを想定して、レインウェアのズボンを前もって履いている。




 8:40 権現山山頂出発

 じっとしていると寒いので、程々の滞在で出発する。
蓬莱山に続いていく大展望の稜線が楽しみだ。








ホッケ山まで緩やかなアップダウンを越える 薄いけど銀世界に彩られた緩やかな稜線 

 登山道は薄く雪が積もっているが、一度も解けていない新雪だったのでやはり凍結はしていなかった。
慎重に足を運べばやはり問題なく歩ける状態と判断した。

 山と高原地図には権現山からの小さな下りと、小女郎峠手前で危険マークが付いているが、
登山道は稜線の崖際を通過するので滑落に用心をいうことだろうか。

 ホッケ山へ向けての約90mの登りの頃から時折青空が見えるようになってきた。
雪原に日が当たって幻想的な光景に変化する様に魅入ってしまう。
やはりスキー場で見る雪景色とは全く感覚の違うものだ。








 9:09 ホッケ山山頂(1,050m+)到着  

 夏ならば弁当を広げると最高の場所だったホッケ山山頂に到着。
行く手の蓬莱山側はあっという間に流れてきた雲に覆われて見えなくなったが、劇的に移り変わる冬の光景に圧倒される。
さすがにここは風が強くてけっこう寒い。滞在時間は最低限にして先へ進んだほうが良さそうだ。








エビのしっぽ越しに比叡山、霊仙山を見る  ホッケ山を後にして小女郎峠へ向かう。雲が切れると蓬莱山も垣間見えてきた。 



 9:13 ホッケ山山頂出発








高度感たっぷりの爽快な稜線を北へ 秋の名残も寒そうな姿で残っていた 

 次第に日が当たる時間が長くなり、天候の回復は予報よりも更に順調そうだ。
琵琶湖を見下ろしながら歩く爽快さを久しぶりに堪能出来た。
今日の稜線歩きは打見山までと比較的短いので、撮影時間もとってゆったりとしたペースで歩いている。








小女郎峠まで約60mの登り  雪化粧した笹原が見事な光景だった。でも心なしか雪が減ってきたような・・ 

 この辺りで熱心に風景写真を撮られている単独男性の方と出会う。
これまで自分の足跡しか無かったので他のルートから登られているようだった。

 日が当たって荘厳な光景を堪能できたが、早くも気温が上がってきていた。
今日の冷え込みは山上でも大したことはなく、スキーが出来るようになるにはより強力な寒波到来が必要だ。








この登り返しが小女郎峠まででは最後になるだろうか お地蔵さんが居並ぶ1,090m+ピーク 

 ホッケ山から小女郎峠までの稜線も通り過ぎるのが勿体ないと思える素晴らしいところ。
ゆったりとしたペースで出来るだけ長い時間を掛けて歩いた。

 お地蔵さんがたくさん居る1,090m+ピークは覚えていた。
ここを一下りで小女郎峠。北側には蓬莱山が既に大きく見えている。
峠から真っ直ぐ北には向かわずに、もちろん小女郎ヶ池にも寄っておかなくてはいけないだろう。








 9:45 小女郎峠(1,070m+)   

 記憶にあるのは青々とした笹に囲まれたところだったが、冬は冬でまた素晴らしい光景の峠だ。
琵琶湖側からここへ直登してくるルートなど、自分は比良でまだ歩いていないところはいくつもある。
機会があればまたぜひ来たいところだ。

 小女郎ヶ池は小女郎峠から西へ僅かに下ってすぐのところにある。








 9:51 小女郎ヶ池(1,060m+)   

 夏には来たことのある小女郎ヶ池だが、また違う雪景色の美しさを感じてすごく良かった。
出来れば氷結した光景を観たいところだが、今日の中途半端な冷え込みでは程遠いだろうし自分はまだ雪山装備は持っていない。
ここでしばらく滞在したい気もあったが、万一の天候変化も想定して蓬莱山まで早めに着きたいと考えて先へ進む。








小女郎峠へ登り返す   

 稜線から一段下がった谷あいなので、風が通らず暑ささえ感じてきた。
この後も寒波は来ないだろうから、この雪景色も一瞬の光景で終わるだろう。




10:02 小女郎峠を通過して蓬莱山へ向かう








蓬莱山へ向かう  見る分にはきれいだけど雪が薄い!一目でスキー場は雪不足であることが分かる 

 小女郎峠から蓬莱山にかけても、変わらずに爽快な稜線歩き(笹原といえなくもないが)が続く。
しかし木に積もっている雪が時々ぼたぼたと落ちてくるようになった。
それだけ朝から気温が上がってきていて、この光景を楽しむためにも早発した効果は大きかった。








古道の面影も色濃く残す稜線  蓬莱山へ向けて計90m近くの登りが始まった 

 日差しを受けると暑いけど、風を受けると寒い稜線歩きだった。
今日は天候は安定してきているとはいっても、これだけ標高を上げると風は相当吹いている。
天候が悪化すれば極寒の世界になるだろうと考えながら歩いた。
秋から比良をくまなく歩きまわってきて、年内にほぼ全てを網羅出来たのは暖冬のおかげでもある。








1,130m+(等高線は閉じていない)まで来ると蓬莱山は目の前   

 数年前に歩いた時の記憶で、蓬莱山の前に一つニセピークがあるということがまだ何となく頭に残っていた。
ゆったりした稜線ではあるが、見た目ほど楽には歩けないところだった。

 この辺りで蓬莱山から下ってくる2人組の登山者の方々とすれ違う。








蓬莱山山頂付近から歩いてきた稜線を振り返る   

 蓬莱山が近づくにつれて微妙に雪が増えてきたが、それでもまだツボ脚で普通に歩ける範囲内。
歩いてきた南側は完全に雲が抜けてきて、壮大な光景が展開されていた。
夏場には見えなかった京都の街までくっきり。この日の空気の透明度は素晴らしかった。

 権現山からの稜線をじっくりと眺めてから蓬莱山山頂へ向かう。








10:45 蓬莱山山頂(1,173.9m)到着

 びわ湖バレイスキー場のゲレンデにもなっている蓬莱山山頂なので、スキーヤーとしては雪不足のゲレンデとして見ると複雑な心境。
でも山として見ると、荘厳な雪景色に圧倒される。
山頂はゆったりとしているので、撮影すべきものは広範囲に点在している。一帯をくまなく歩き回って夢中に撮影していった。

 蓬莱山の大きな一等三角点にも小さなエビのしっぽが張り付いている。

 この山行前日には雨が降っていたようだが、この時点では地面は凍結しておらず歩き回るのに不自由しなかった。








最も見ておきたかった雪景色の武奈ヶ岳を遠望する 雪化粧した西南稜が印象的な武奈ヶ岳 

 雲は比較的高いところを流れていたので、蓬莱山山頂北面からは比良の山々が一望出来た。
自分は雪景色の武奈ヶ岳を眺めたのは初めてなので、この光景には本当に感動するものがあった。
シーズン中にここにスキーに来ても観られるのではあるが、やはり山行中に観ておきたいものだ。

 今回は望遠レンズを忘れずに持ってきていたので、面倒でもレンズ交換を行ってしっかりと撮影した。








比良中央部の縦走で歩いてきた山々も全て見渡せる  伊吹山は当然ながら御嶽まではっきり見える。御嶽もいずれ山頂まで登れる日が来るだろうか。 

 望遠レンズは双眼鏡代わりにもなるので、展望が目当ての山行には忘れないようにしたい。
これだけ遠望が利くのも今の時期ならではだろう。
北陸方面は雲が多くて、白山は見えているのかどうか自分にはわからなかった。
山々の光景もさることながら、琵琶湖の広さと青さが印象的だった。




 蓬莱山では撮影やら休憩で気付けば約50分滞在していた。
車の回収までの時間を考えると、そろそろ行程を先に進めていこう。








11:35 蓬莱山山頂出発   

 打見山まではホーライパノラマゲレンデを下っていく。
ここのゲレンデは気温の下がる夜間に人工降雪機で雪を降らせている。人工造雪機によるカキ氷のような雪よりは天然の雪に近い雪質だ。
でもスキーをするにはまだまだ足りない積雪だった。
何となくスノーモービルの軌跡を追って歩き出したが、踏むと雪が減るのでゲレンデの端を下るべきだったかもしれない。

 ホーライパノラマゲレンデはハチ北の中央ゲレンデと同じような緩・中斜面で快適に滑れそう。
出来れば早くスキーに行きたいけど、自分は今季新しいスキーを買っていたことで皮肉にも逆にやる気が無くなってしまった。
雪が薄いと板に当然疵が付くし、人工雪には硫安を巻いているから滑走面が傷む。
天候は仕方がないことではあるけど、雪不足にはこれまで散々悩まされてきたのでついついボヤきたくなってしまう。

 雄大な景色と雪不足のゲレンデと、良い面と悪い面を観ながらの下りとなった。








11:47 1,060m+  

 ホーライパノラマゲレンデと打見ゲレンデとの鞍部にあたる1,060m+コルに降り立つ。
ここから打見山までは僅かに登り返しとなる。
蓬莱山も打見山も滑ればあっという間の距離ではあるが、やはりスキー場は歩くと広い。








打見ゲレンデの琵琶湖側から登っていく   

 天候は大いに回復し既に小春日和の陽気になってきた。
所々のベンチでは登山者の方々が寛いでいる。

 この日はスキー場は営業していないが、ゴンドラは動いているので観光客もそれなりに上がってこられていた。








11:58 打見山山頂(1,108m)到着  

 打見山はやはり山頂としての風情には欠けるところではあるが、ここに到達したことで比良中央部を踏破した縦走の区間と繋がった。
打見山に着いても周辺を歩き回って展望が良さそうなところを探していった。
するとゴンドラ山頂駅の北側の縁が良さそうだった。








打見山山頂付近より北面の展望が広がる  

 周囲に居られた観光客の方々も、ヤバい!ヤバい!と感動されていた絶景が広がっていた。
釈迦岳やリトル比良に近い北辺の山までくっきり見える。
但し比良山上の雪は遠目に見ると明らかに朝に比べて減ってきていた。
短時間でピンポイントに雪景色を観られた自分は運が良かったというほかない。








12:31 打見山より下山開始  日当たりの良い南向きの斜面は既に雪が消えていた 

 しばらく打見山で過ごした後、今回もキタダカ道にて下山を開始した。
少し前にも下ったルートではあるが、雪が残っていることを想定すると安全第一に下れるキタダカ道を選ぶのが最善と判断していた。

 運行中のゴンドラに乗ってしまえばあっという間に下山出来るが、万一の場合のエスケープ以外は出来るだけ自力で下りたい。








12:57 クロトノハゲ(950m+)到着   

 北側斜面に回るとまだまだしっかり雪が残っていた。
緩い下りが多いキタダカ道を選んだのは良かったと思った。

 今回はクロトノハゲでゆっくりしようと思っていた。
日当たりが悪いのでややひんやりとしているが、風も無くて自分には居心地良さそうだった。








クロトノハゲから比良中央部の山々を見渡す  

 自分が居るところは雪景色だが、遠くの山々には全く雪が見られずに何だかいつの季節か錯覚しそうだ。

 座りやすそうな岩を見つけて、この光景を見ながらティータイムを摂った。
打見山からの展望も素晴らしかったが、静かな山の空気が流れるクロトノハゲでより落ち着いて大休止をとることが出来た。




13:25 クロトノハゲ出発

 名残惜しいけどクロトノハゲを後にして、後は黙々とキタダカ道を下っていく。
11月には多くの方々が歩かれていたところだが、今回は麓付近で単独男性1人と出会ったのみだった。








13:49 天狗杉(730m+)   

 小休止適地の天狗杉。
ここを過ぎると後は延々とジグザグで下っていく。








比較的長く感じるキタダカ道の下りだが、ここは登りより下りで通過したいところ   








14:29 分岐よりキタダカ谷左岸へ  下部は大きな堰堤が連なるキタダカ谷 

 麓が近くなってくると、日向では暑いくらいになってきた。
里ではまだ秋の雰囲気が濃厚だった。

 少し前にゴンドラ山麓駅方面へ下りたことで下山後の車回収に手間取ったので、今回は志賀駅に自転車をデポしている。








14:50 木戸登山口(180m+)  木戸地区の落ち着いた街並みを通って志賀駅へ 

 下ってきたキタダカ道左岸の登山道は湖西道路に突き当たって終わりとなる。
あとは完備されている指導標に従って志賀駅へ向かう。




15:16 JR志賀駅(80m+)到着








15:27 JR志賀駅(80m+)出発   

 今回は和迩ICに車を置いているので、また最後のほうは自転車を押さなくてはいけない。
但し蓬莱駅付近までは琵琶湖の湖畔を通れるので、より快適なサイクリングになるはずだ。








途中までは快適な車回収のためのサイクリングだった  




 蓬莱駅手前で国道161号に出て、和邇駅までは湖西線に沿って南下。
和邇駅からはバス道に沿って和迩ICへ登っていかなくてはいけない。








16:10 和迩IC(150m+)  16:13 和迩IC・タイヤチェーン着脱場(160m+)到着 

 志賀駅を出発してから約40分。JR和邇駅を過ぎてからの登りがちょっとしんどいけど予想よりは早かった。
和迩ICからは朝方歩いた山々が勢ぞろいして見えているが、既に山上にも雪は付いていない。

 湖西道路の下をくぐってすぐに車を置いているタイヤチェーン着脱場に到着する。
今回は暗くなる前に車に戻ることが出来た。
山行装備を解いたら、すぐさま比良とぴあへと直行した。








 〜 終わりに 〜

 少雪のおかげもあって雪景色の比良を観ることの出来た山行でした。
この少し前にはもっと雪が積もったようですが、今季始めの寒波は単発が多くて長続きしないようです。
積雪状況は日々変化するので、山行前には天候判断も含めてしっかり情報収集を行うことが重要です。

 早くスキーにも行きたいけど、雪待ちで出来た機会を活かして山行を重ねていきたいです。
この山行が2016年で最後のものとなりました。
この1年も無事に山ヤの活動を終えられたことと、山行記録を読んでいただいている皆さまに併せて感謝致します。








行程断面図です




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