06年 4月17日(月) 阪急甲陽園駅〜甲山〜鷲林寺〜観音山〜ごろごろ岳〜阪急芦屋川駅
Mt. Kabutoyama to Mt. Gorogorodake 17th. Apl. / 06

 所要 5時間30分。一般向き  Duration Time : 5 hours 30min. half way. Level : Walking Track

 スキーシーズンが終わって、今年初めての山歩きは、足慣らしも兼ねて歩きやすそう、この時期なら楽しめそう、
そして半年前にトラックを誤ったところに対するリトライ、全てを兼ね備えた甲山とごろごろ岳に決定。同じ向きだと
芸が無いので、今回は甲山から歩くことにした。天気にも恵まれ、また今春は気温が低めということで、ついでに
お花見まで出来てしまうという、楽しい歩き初めとなった。

 06:30 阪急甲陽園駅
 仁川駅とともに甲山への玄関口として使われている。今回は南側から登る
計画である。ここから住宅街を30分近くかけて登っていく。


 甲山 Mt. Kabutoyama
 甲山の南には四国の八十八箇所巡礼を模して造られた「甲山八十八箇所」が
ある。実際に現地から土を持ち帰っているので霊験があるかもしれない。
残念ながら参詣道は車道で分断されてしまっている。少しだけ参詣道を入った
ところからは甲山の全景と、南麓にある神呪寺(かんのうじ)がよく見える。

 さくら茶屋 Sakura Chaya ( Cafe )
 この写真を撮るために甲山を選んだと言っても過言ではない。(^_^;)
スキーを始めてからは何年もじっくりと桜を見る機会が無かったが、
今日はシーズンが終わってしまって落ち着いているので楽しめる心境である。
ここから神呪寺境内までは階段が続く。今日はなかなか山道にならない
山歩きである。

 神呪寺 Kanno-ji Temple
 桜に彩られた山門をくぐって車道を横切る。交通量が多いので要注意だ。
車道を敷設するところを間違えたのではないかと思うくらいだ。

 
 階段の先にようやく本堂が見えてきた。そして甲山もすぐ後ろに迫っている。
地元の方々であろう、ジャージ姿でウォーキングしている人をよく見かける。
半年前は週末の昼間に来たせいか、大勢の人で賑わっていたが、平日の朝と
いうことで落ち着いた雰囲気だ。

 静寂に包まれた境内を右へ横切っていく。しだれ桜がきれいである。
傍らにテラスがあるが、今日は春霞で見通しはあまり良くないようだ。
後で分かったが、やはり黄砂が飛んでいたようだ。中国奥地で砂漠化が
進むと、どんどん黄砂の影響は大きくなるだろう。困ったものである。

 境内の右を奥へ進む。




 満開の桜を堪能しつつ、ゆっくりと甲山へ続くトラックを歩いていく。
兵庫で最もシーズンの長いハチ北スキー場が営業を終えてから
1週間余経っているのに、思いもかけず花見まで出来てしまって
幸運だった。春は低温が続くほうが桜が長続きするようだ。
 前週は雨続きで久しぶりに快晴となった。タイミング良く休みが巡ってきた
おかげで素晴らしい写真をお届けすることが出来て良かったです。
 この時期、TVでは呑み会にしか見えないはた迷惑なお花見の問題がよく
採り上げられているが、桜の花を見るだけで楽しめるのではないかと思うのは
自分だけだろうか。

 時折桜を見ながら、舗装整備された階段道を登る。
視界は殆ど無い。神呪寺から山頂までジグザグに登り詰めていく。
 霞んでるなぁ・・
 スキーシーズン前に荒地山、東お多福山を歩いた時の澄み切った空気とは
大違い。かろうじて生駒がうっすらと見える程度。


 7:40 甲山山頂 The summit of Mt. Kabutoyama
 甲山山頂は広大な原っぱである。広い山頂には今日は誰もいなかった。
甲山山頂を独り占めとは思いもよらなかった。週末には家族連れでおおいに
賑わっている。子供を連れてくるには最適の空間だろう。

 広大な山頂の東端に二等三角点が設置されている。




 8:00 
 甲山山頂を後にし、一路西へ。

 西へ下るこのトラックは北山貯水池へ通じている。
登りでも10分あれば足りる。

 北山貯水池とごろごろ岳、観音山

 神呪寺から登るトラックと同様こちらも殆ど視界は利かないが、瞬間的に広く
見渡すことが出来る。池の周りは桜が見ごろを迎えている。

 
 甲山 Mt. Kabutoyama

 北山貯水池の南岸を西へ進むと、池越しに甲山を望むことが出来る。
半年前はごろごろ岳〜甲山間を最短距離で歩ける車道を通ったが、
路肩が狭くて危ないので、やや遠回りだが南岸を通った。桜もいっぱい
見れたし、空気もいいし正解だった。

 8:35 鷲林寺町交差点

 北山貯水池を南岸伝いに歩くと、この鷲林寺交差点の少し南に出てくる。
この交差点を渡り、「かんのん道」と書かれた西へ緩やかに登る道を進む。
 それにしてもこの辺り本当に交通量が多くて、山歩きの風情からは程遠い。
 この交差点には右折レーンが無いのも問題だと感じる。もちろんここに
限ったことではなくどこでもある。無駄な高速を通す余裕があるなら、既存の
道路をもっと整備してくれればどれだけ税金が生かされるだろうか。
 
 8:47 鷲林寺 Juurinji Temple

 道なりに登ってくると程なく鷲林寺到着。すぐに「信玄公の墓→」と手書きで
書かれた案内板を発見。右手を調べるも多くの墓石が立ち並び、どれが
信玄公の墓か分からなかった。それにしても信玄公は三方ヶ原の戦いの直後
没していることになっているが、どうしてここにあるのかは深い謎に包まれて
いる。
 このまま参道を真っ直ぐ登ると本堂のある境内に入る。そこで右手に抜けて
若宮神社という小さな神社へ。

 9:00 パノラマコース登山口(急坂あり) 観音山、ごろごろ岳へ

 若宮神社の鳥居の左手に登山口がある。ちなみに道標は何も無い。
ごろごろ岳でよく見かけるボーイスカウト設置の道標は柱だけが残り、
肝心の案内板は無くなっている。予めネットである程度調べていたから
予定通りパノラマコースに入れたが、ここはぜひとも新たな道標設置を
お願いしたいところだ。ちなみに社の奥からは谷を通るトラックもある。
 
 パノラマコース

 確かに急坂だ。岩がちのトラックを登っていくが、登りの距離は大したことは
ない。ちなみに肝心の登山口に道標は無いが、トラックに入ってからはお手製
のラミネートされた案内板が各所に設置されていてありがたい。
 ここにきてようやく、今日初めて山道に入れた。

 観音山山頂に辿り着くまでに2箇所ほど分岐がある。いずれも谷を通る
せせらぎコースとの分岐だ。谷には小さいが滝があるようなので、また
いずれ歩いてみよう。


 9:34 観音山山頂(520m) The summit of Mt. Kannonyama

 メインのトラックから支線が伸びている形で山頂に通じている。
松の木と岩が点在する360度の展望が楽しめる素晴らしい山頂だ。
想像以上に居心地がよく、立ち去りがたい。先ほどまで居た甲山を
遥か眼下に見下ろせる。

 東六甲の山々、そして甲山、北山公園の辺りが特に眺めが良い。

 なお、地形図上の観音山山頂(526m)はもう少し西のトラック脇の藪の中にあるようだ。一応注意してみていたが、よく分からなかった。
 次回訪れたら、もう少し気をつけて見てみよう。

 大展望の観音山から西へ進むとすぐにメインのトラックに合流。ここからは殆ど高低差のない、非常に快適な尾根道。しかし展望は無いが・・。

 奥池への分岐

 奥池付近は半年前に歩いているので、今日はごろごろ岳へ直進する。


 高低差が殆ど無い尾根道が延々と続く。これで見晴らしが良ければ、大人気
のトラックになっていたであろうのに残念。


 剣谷への分岐

 半年前、ごろごろ岳から鷲林寺を目指していて、ここから降りてしまった
因縁の分岐。出だしは歩きやすそうなので、ついつい誘い込まれてしまわ
ないようにご注意を。

 10:35 ごろごろ岳山頂(565m) The summit of Mt. Gorogorodake
 
 毎度お馴染みごろごろ岳。標高から名付けられたのか、雷の音なのか真偽の
程は明確でないようだ。そういえば山歩きは楽しいが、朝起きる時はせっかくの
休みだから家でごろごろしていたい、という気持ちとの戦いであることを思い
起こした。

 前回、ここでゆっくり過ごしたので、今日はすぐに出発する。

 10:37 「人間灯台」(剱谷森林気象観測所)跡

 ごろごろ岳山頂のすぐ南でそこそこ広い広場に出る。人間灯台と呼ばれた
剱谷森林気象観測所があったところである。しかし残念ながら大震災で崩壊。
現在は何も残っていない。せめて解説板でも置いてくれればいいのだが。

 すぐ西には宅地が広がり、山の風情とのギャップを感じてしまう。これが
ごろごろ岳の大きな欠点であり、マイナートラックになっている所以であろうか。
 ここから芦屋川駅へ通じる未踏の柿谷道へ突入。入り口横の邸宅に居た犬に
思いっきり吠えられながら南へ進んでいく。
 
 柿谷道へ入って山の風情が戻ってくると思ったら、すぐにNHKの施設が目に
入り、また雰囲気が壊れてしまう。NHKといえば、「真っすぐ真剣に」横領を
続けていたことで有名になったところだけに、余計に気分を害される。
 あのタマゴのロゴを見れば、割りたくなると思うのは自分だけだろうか。

 それはおいといて、ひたすら南へ進んでいく。幸いにも建造物は途切れ、
人里離れた山の雰囲気に浸ることが出来た。歩く人は少ないトラックのようだが
明瞭だし、殆ど緩やかなので足にも優しい。延々と緩い下りが続くとはうれしい
限り。
 途中に分岐があるが、結局合流するのでどちらを選んでも構わないようだ。
東側のほうが見晴らしが良かったようだが、西側を選んでしまった。展望は殆ど
無いが、ツツジが今は盛りと咲き乱れていて心癒される。


 11:40 柿谷道登山口に到着

 途中、堰堤の巻き道が2箇所あったが、それを除くと殆ど緩い下りで
快適に下ることが出来た。ごろごろ岳山頂からここまでは3kmと案内板
に書かれていた。緩やかだが、登りが3km続いたらちょっと辛いかも・・。
芦屋川駅まではここからまだ30分ほど歩くようだし。

 鷹尾山 Mt. Takaoyama


 車道を一路芦屋川駅へ向けて下っていく。有馬へ向かう車が多いのか、
交通量はかなり多い。西には昨年12月に登った鷹尾山が大きく見えてきた。
今の時期はかなり色彩が華やかで、舗装路を下る疲れを癒してくれる。

 芦屋川 Ashiyagawa River

 今日は最初から最後まで桜に彩られた山歩きとなった。桜は満開でかなり
散り始めていた。1年のうちで最も良いタイミングで歩いたかもしれない。

しかし、今日のこのルートは舗装路を歩く区間が長い。(甲陽園駅〜鷲林寺、
柿谷道登山口〜芦屋川駅) 特に夏季は避けたほうが絶対無難だろう。

 甲山付近は完璧に整備されているので、初めてでも全く問題ないが、交通事故には要注意。(特に子供連れの場合)
ごろごろ岳、観音山エリアは場所によって道標が無い箇所があり、初めてなら地図とコンパスで必ず現在位置を確認しながら歩くことをお薦めします。

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