「満開の保久良梅林」 ロックガーデン中央稜〜保久良神社 07年3月13日(火)

 3月に入ってから冬になったみたいに寒い日が続いたおかげか、多忙で諦めていた観梅する機会が巡ってきた。しかも満開の状態で。
しかし午後からは下り坂の天気予報が出ているということで半日プランとした。実際に午後からは雨が降ってきて、早めに下山して正解だった。


6:25 阪急芦屋川駅出発
 随分日の出が早くなったと感じる。高座の滝まではいつもの高級住宅地歩き。昨年は芦屋川沿いで満開の桜を見たが、
もちろん今は桜はまだまだ先だった。気温は低いが登っていると早くも暑くなってきた。

 南側からの鷹尾山の景観を遮るように、閑静な住宅地にマンションが建設中だった。周辺住民の皆さんは当然強く反対されている模様。
自分の自宅の周辺もそうだが、無軌道に住宅地とマンションが混在している状態だ。結局どういう街にしたいのかという方針など何も無く、
ただ異質なものが存在するだけでその街自体の価値を下げることになるのではという発想が持たれていないのはとても残念なことだ。


6:50〜7:00 高座の滝 (左)
 いつもどおり地元の方で賑わっていた。最近雨が多いので水量は多いのではと思ったが、その期待は見事に外れた。
高座の滝を撮影していたら、地元の方に新聞記者と間違えられる。一眼レフのせいであろうが、本当に新聞記者なら良かったのにとも思った。
この世にはうやむやにしていてはいけないことがいっぱいある。探究心の塊のような自分には天職だったかもしれない。
まずは水道水を飲む人などいないという認識を持つ農林水産大臣などを取材してみたいものだ。

 とりあえず農水大臣のことは高座の滝の水に流して、ロックガーデン中央稜を登り始める。
ついでに付記しておくと、高座の滝の上流の高座谷ではイノシシが多数生息しているから、ここの水は飲むことはもちろん、顔を洗うことも止めておいた
よいという話を聞いたことがある。見た目にはきれいだが・・。

 ロックガーデン中央稜は魚屋道経由で有馬へ向かうメイントラックだが、自分はここを登るのはまだ2回目。芦屋地獄谷を遡行した回数のほうが多かった。
前回から2年近く経っており、中央稜の記憶は程よく曖昧になっていて新鮮な感覚だった。

 中央稜と地獄谷の分岐付近には、兵庫登山会設置の詳細な案内板が。(右)
以前に見た記憶がないので、最近設置されたのだろうか。付近のトラックの様子がよく分かってたいへん役立つと思う。


ロックガーデン中央稜のハイライト、岩尾根登り

 地獄谷分岐を過ぎると楽しい岩尾根登りがいきなり始まる。この区間がとにかく楽しい。「ロックガーデン」の面目躍如といえるところだ。
しかしとにかく短い。あっという間に終わってしまう。自分は撮影しながらなのだが、普通に歩くとほんの数分で通過してしまうだろう。
一部には鎖場もあるが、コース取りによっては鎖に頼る必要もなく登れる。


 岩場をひと登りで今日初めて視界が開けてくる。鷹尾山(城山)と地獄谷に囲まれたここの景観はなかなかお気に入りである。(左)
高座の滝でも殆ど休んでいなかったので、ここで一息入れることにする。
 逆光の写真の場合、自分は空を白トビさせたくないので、どうしてもアンダーになってしまう。もっと空をきれいに表現したいが、
これ以上露出をオーバーにすると鷹尾山と自分が真っ黒になってしまうのでこれが限界だった。

 ここからは急登は一段落。まだしばらくは岩場が続くが(右)、すぐに森に入ってしまう。
あとは風吹岩まで見通しの利かない樹林のトラックを歩く。ハシゴが一箇所ある他は特に難所というところはない。


Bケン尾根(左)

 中央稜の途中からはBケン尾根の全貌を見渡すことが出来る。やはり中央稜よりもBケン尾根のほうが遥かに楽しいということが確認できた。
しかしBケン尾根は整備されたトラックではないので、初めての方は経験者と同行されることをお薦めしたい。(初めての時迷った経験あり)

8:07
 あと少しで風吹岩というところで、ピラーロックへの分岐に差し掛かる。(右) 知らずにBケン尾根や地獄谷を降りないようにとの配慮からか
分岐には道標は何もない。ピラーロックまでならば本当にすぐなので立ち寄ってみることにする。


8:13 約1年ぶりの奇観

 万物相、ピラーロックなどいろいろな名前で呼ばれているところだが、東六甲の中でも特にお気に入りのスポットである。
今日はここでオカリナを楽しむことにする。
 風の音に混じって程近い中央稜を歩くハイカーの話し声が聞こえてくるが、ここへ立ち寄る人は少ないようだ。
更に絶え間なくぽろぽろと砂が落ちる音も。仕方がないが風化はどんどん進んでいるようだ。非常に脆い砂糖菓子のような岩質なので歩くにも注意が必要だ。


8:50 風吹岩に向けて出発

 じっとしていたら寒くなってきたので、そろそろ出発する。この奇観を充分に楽しむには、斜光で造形美が目立つ晴天の日の朝夕に訪れることをお薦めしたい。

 僅かの登りで中央稜に戻り、また僅かの登りで風吹岩に到着。


9:05 風吹岩からピラーロックを見下ろす

 先ほどまで晴れていたが俄かに曇ってきてしまった。山の天気は変わりやすい。
風吹岩ではその名の通りに強風といえるほどの風が吹いていた。望遠レンズに付け替えていろいろ撮影してみようと思っていたが、
寒いし曇りだし、何よりレンズ交換時にホコリが入ることを嫌い、先へ急ぐことにした。
風が強い時には出来るだけレンズは交換しないほうがいいということを早くも経験してしまったからである。
青空が含まれる写真はとくにホコリの映り込みが目立ってしまう。一眼レフ最大の弱点だと思う。レンズ交換は必要だが、
状況によってはズームレンズ1本で対応すべき時もあると思う。

 風吹岩からは歩き慣れた魚屋道を南へ進む。


9:24 魚屋道を離れて保久良神社方面へ

 いずれはこのまま直進して、蛙岩で「かえるのうた」をオカリナで吹いてみようと思っているが、今日は観梅という目的があるので、
何度も歩いた保久良神社へのトラックを辿る。

 ちなみに分岐直前の赤ペンキの木を見て、昨年に芦屋地獄谷を源流まで遡行したことを思い出した。
スキーシーズンが終わってしまった今、もう寒いのはいいから暖かくなって早く沢歩きをしたいという気持ちになっている。

 ※ 撮影日の3月13日は、ハチ、ハチ北が戻り寒波で滑走可能になっていたが、もちろんリフト料金が必要だし(自分が持っているのは万場・奥神鍋シーズン券)、
滑走可能なのは中央ゲレンデだけだったので、新雪を楽しめるとはいえ行く気にならなかった。自分の場合、北壁の恐怖?が味わえないとハチ北へ行く気にはなれない。

 今年は冬が無かったので、来シーズンに期待するとしよう。





9:52 保久良梅林到着

 十数年ぶりに見る感動の光景が広がっていた。


 風吹岩では曇っていたが、タイミング良く日が当たってくれたことも幸いして最高の観梅となった。
これでモデルがきれいなお姉さんだったら言うことはないのだが、そうなったらポートレート撮影会と目的が変わってしまうので、
今回は純粋に梅を楽しむことにしよう。

 観梅は車の免許を取得して間もない頃に友人と綾部山梅林へ行って以来となる。すっかり忘れていたが梅ってこんなんだったかなぁ。
例年はスキーシーズン真っ最中なので、基本的に梅を観る機会が無いのである。

 ここでは風も穏やかなので、レンズを付け替えながら梅林の撮影を楽しんだ。梅に留まるメジロの写真を撮りたかったが、
梅林が賑やかなせいか野鳥がなかなか寄ってこないので諦めた。




 基本的にポートレートに使う単焦点標準レンズで絞りを開放付近(F2)まで明るくして撮影。まだ背景のボケが足りないかも。
でも背景をぼかすのもいいが、これはこれで梅林に憩う人々の様子も伝わるかもしれない。
接写気味に撮っていたらマクロレンズが欲しくなってきてしまった。既に欲しいレンズが増えつつある。困ったものである。


梅林全体の木々の枝ぶりを広角レンズ(10-22mm)で表現してみた。自分の身長が実際より高く見える・・。
白梅のおかげでややアンダー気味に写ったので、パソコンでオーバーに露出補正している。風景写真は後で編集を行えるRAWで撮るべきかもしれない。
もちろん編集の必要が無いように一発で決めるのが理想だが・・。例えばこれを白黒にしたりするなど色調まで編集できるので、撮影後の楽しみが広がるのは間違いない。

10:30
 存分に観梅を楽しんだのでそろそろ出発する。今日はまだ野鳥の撮影が出来ていないので、街に降りるまでの間にシャッターチャンスを逃さないよう、
望遠レンズを装着してすぐに撮影出来る態勢を整えて歩くことにした。


 まず目に留まったのは野鳥ではなくイノシシだった。まあせっかくだから撮っておくことにする。
保久良神社の森の中でのんびりエサを漁っていた。


種別は後日調査

 参道も終わりに近づき、諦めかけた頃に舞い降りてきてくれた。きれいに撮れると純粋に嬉しい。
今日の野鳥写真はこの一羽だけとなった。最も写りの良いと思われる写真を選択した。


11:35 JR摂津本山駅到着

 風は冷たいが本格的な春が近いと思わせる山歩きとなった。


 ※ 次回の山歩きは4月の予定です。最近少なめですが、4月からは以前のペースに近づけると思います。

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