「満開の夙川、芦屋川〜保久良神社」 

夙川公園、芦屋川駅〜打越山周辺〜保久良神社 07年4月9日(月)

 「摩耶山さん歩」さんの【夙川の桜と、弦羽神社の枝垂桜】を見て、夙川公園を一目見ておきたくなった。但し、ここから山歩きにつなげるのは少々無理がある。
甲山、そしてごろごろ岳が最寄の山だが、延々と市街地を歩かなければならない。そこで夙川公園を訪れた後、一旦阪急に乗ってから芦屋川駅へ移動。そこを
起点として山歩きを始めることにした。

 夙川公園は今回初めて訪れたが、山歩きのスタート時間を遅らせてでも立ち寄った甲斐は十二分にあった。阪急沿線の中でも甲陽線の沿線風景の美しさは
随一のものではないだろうか。

 後半はお気に入りの風吹岩、打越山周辺を巡るプラン。あちこちで満開の桜を見ることができ、一年で最も色鮮やかな時期の山歩きを楽しめた。


6:18 阪急苦楽園口駅到着

 苦楽園口で降りるのは初めて。甲陽線は夙川から甲陽園までを結ぶ支線で途中駅はこの苦楽園口のみ。単線で3両の列車がのんびりと走っている。
都会にありながらローカルムードが味わえる。こういう甲陽線はなかなか好感が持てる。

 苦楽園口駅を出てすぐ東に夙川公園がある。夙川に沿う非常に南北に細長い公園だった。というわけで夙川駅から入ってもよいのだが、苦楽園口駅北で
甲陽線は夙川と交差するのを地形図を見て気付き、今の時期ならではの沿線風景が見れるのではと考えて決めたプランである。


 朝日が射し込みはじめた夙川公園。平日でも昼間は混んでいるだろうと思ったのも山歩きの前に訪れた理由の一つ。思惑通りにこの時間なら地元の方が殆どで、
ゆっくりと散策、そして撮影することが出来た。甲陽線の夙川を渡る鉄橋の南で飛び石によって対岸へ渡れるようになっていた。両岸で撮影箇所を自在に変えられたので
とても便利だった。夙川は都会の中の川にしては想像以上にきれいでほっとする。







 思ったとおりに桜に埋もれる感じの沿線風景が広がっていた。10分間隔で上下線が行き交う上、駅から至近距離でのカーブ区間のために速度はゆっくりで撮影は非常に容易だ。
もう少し日が高くなってからのほうが良かったかもしれないが、山歩きもしたいのでまたの課題としようと思う。


 鉄橋脇右岸だけ日が射していた。何本かここで見送るうちに段々乗客が増えてきたような。この路線は今まで始発の甲陽園行きしか乗ったことがないので
イメージが湧かなかったが、朝のラッシュ時は甲陽線もやはり混雑するのか。それでもこのような沿線風景を眺めながらの通勤時間は甲陽線ならではだと思う。



 苦楽園口駅横の橋からは夙川と甲山を一望出来た。正面に甲山が見えて絶妙のロケーションだ。(霞んでるが・・)

 夙川公園はさすが評判通りの桜の名所で大満足。定番とはいえやはり名所の桜の光景は素晴らしいものがある。混雑さえなければ「摩耶山さん歩」さんのように
ここで昼食を楽しみたいのだが、基本的に人の多いところは好きではないので難しいかな。充分楽しんだのでそろそろ次の目的地へ向かうことにしよう。


 ラッシュ時を迎えた苦楽園口駅では地方選の候補者の方が通る人全員に挨拶をしていた。自分にもしてくれたが、西宮市民ではないので投票権はないのだが・・。
最近地元でもよく駅前で立っているが、挨拶よりも政策の中身で選挙戦を戦ってほしいと思う。少なくとも自分は頭を下げられたことと投票行動はつながらない。





7:45 阪急苦楽園口駅出発

 始発時には誰もいなかったが、それほど広くないホームは既に人で溢れていた。夙川で乗換えで芦屋川へ向かうが、この時最後尾に乗ったために夙川でタイムロス。
夙川での乗り換え時の混雑を避けるために一番前に乗るべきだった。


8:00 阪急芦屋川駅到着

 混雑した列車を降りてほっとする。芦屋川は昨年は半ばまで散った時に訪れたが、今回は駅から全ての桜が満開だ。


 駅から出るとすぐにこの光景が広がる。背景となる鷹尾山、ごろごろ岳が霞んでいるのは残念だが、春ならではの景観といえなくもない。河川敷の緑のおかげで桜が一層映える。



 今の時期なら高座の滝へ向かう道も退屈しないのではないだろうか。そろそろ散り始めのようで絶え間なく花びらが落ちていた。こんなに長く咲いているとは予想外だ。
エルニーニョが終わって例年並みの気温になったが、桜にとってはそれが3月以前と比べて冷え込んだと感じたのだろうか。



開森橋より眺める満開の芦屋川河畔

 この辺りが最も桜が密集していて、余計なものが写りこまずにいいかも。但し、橋の中央に立つと鷹尾山麓にあるクレーン(おそらくマンション建設のもの)が目立って台無し。
右岸寄りに立って桜で隠すしかなかった。これから芦屋川から山側の景観に良くない変化が生じそうで非常に残念だ。


8:18 芦屋川河畔出発

 充分に花見を楽しんだし、そろそろ本題に入ることにする。今日はこれまでの芦屋川発着の山歩きで歩いていないルートを試してみることにした。
それは会下山遺跡経由で魚屋道へ合流するルートだ。初めてのルートの場合はまずスムーズに登山口に辿り着けるかどうかがポイントになる。
いつも六甲へ行く時は携行している「山と高原地図・六甲摩耶/昭文社」にはロックガーデン付近の10000分の1地形図が併記されており、
これにより市街地部分もかなり綿密に街路を窺い知ることが出来る。そのおかげで殆ど順調に辿ることができた。

 開森橋からは芦屋川を離れて、西の住宅街へ入る狭い道を行く。地形図の中にあるがこの道は山手中学の通学路にもなっており、ちょうど通学時間帯でもあったので
先生や生徒達に混じって学校を目指すことになった。何だか中学生に戻ったみたいな感覚だ。地形図に示されているルートが偶然通学路になっているのだが、それに従って
校門の前まで来ると行止まりになっているではないか!?(一見そう見える) ちょうど登校指導中の先生に地図を見せて登山口までのルートのアドバイスをしていただいた。

 よく見れば歩行者しか通れないくらいの細い路地が校門前より西へ伸びている。地形図では山手中学の西隣は山手小学校になっているが、既に統廃合されたようで
現在は老人ホームになっているようだ。路地を西へ進むと住宅街の道路に突き当たる。山側へ登っていくとすぐに墓地が正面に見えるが、それを見て西側から回り込むと
登山口へつながる階段が東側へ上がっている。ようやく登山口へ辿り着いた。


8:36 会下山遺跡下の登山口

 地形図に「お堂が目印」と書いてあるのがここ。墓地の上にある。お堂の前には立派な
登山道を示す石碑。そして案内板の付いたゲートがあって、明確にここが登山口と分かる
ようになっている。

 ゲートを通過してようやく山へ入る。最初は薄暗い森の中を進むがすぐに明るい
尾根筋に出る。この辺りの斜面は崩れやすいのか、一面に崩落防止のための杭が
打ち込んであった。


8:48 会下山遺跡

 尾根に出るとすぐに会下山遺跡に到着。尾根の末端部に細長く集落跡等が点在する
弥生時代の遺跡だ。もちろん散策を開始する。


県史跡会下山(えげのやま)遺跡

 およそ1,800年前の弥生時代の高地性集落で、昭和31年〜36年にかけて
発掘調査されました。標高160〜200mの山頂尾根に40人前後の人々が
住み着き、炊さんをともにし、低地の村々とも交流しながら、海上交通の見張
など、活発な社会生活を送ったようです。



J地区高床倉庫址

 J地区近隣地から、建物の柱穴列が発見されました。4本柱で支え、柱と床の境には
工夫された「ねずみ返し」と呼ばれる平板がとりつけられています。
 この集落の共同倉と考えられ米倉として用いられたようです。
                                     (昭和63年3月復元)


M地区墓址

 集落の東端を占める墓域で、長円形の土拡が4ケ所みられ、
そのうちの一つには骨片の入ったカメが埋められていた。

C地区住居址

 直径約7mの竪穴式住居で隅円方形から円形に拡張されています。
屋内に排水か間仕切りかのV字溝が存在しました。

                                弥生時代後期






E地区住居址

 南北の尾根上の中心的住居で、円形プランが2度拡張され、
増築の様子がうかがえる。最初は直径5.5mの平地式、のちに
6.5m、7.5mと径を大きくし竪穴式となって、中柱と隅に4支柱を
持つ。東側に入口がつくられたようである。


少し上に進んだところでトラックの左側の平地の前に案内板が2つ並んでいる。下から順に・・


F地区住居跡

 住居群の最も高い位置に造られた住居で、床面積も57uと最も広く、
特別な建物と考えられます。ムラのリーダーの家、ないしは集会所など
共同利用の場と考えられます。


Q地区祭祀場跡

 ムラの最高所にはマツリを行う場を設けていました。
ここはその一つで、謎の石組や男根を表した石製品などが出土しました。


山歩きのついでに古代遺跡巡り。遺跡の保存状況もまずまずで
予想以上に興味深く観察して廻ることが出来た。このような楽しさ
を味わえる登山道は六甲の中では貴重な存在ではないだろうか。



9:12 会下山遺跡出発

 遺跡の中では最高所のQ地区祭祀場跡の前を過ぎると、そのままトラックは道なりに
蛙岩へ向かっていく。トラックの両側は背丈よりも高い草むらとなっているが、最近
刈り込まれたようできちんと整備されていることに驚いた。

 なおブッシュ越しに正面に荒地山が眺められる。
 蛙岩までのトラックはとても明瞭で、さほど急なところもなく非常に歩きやすい。概ね尾根道で歩いていてとても気持ちが良い。
蛙岩以南はこれまで魚屋道を歩いたことがあるが、谷筋に下っていくあまり歩いていて楽しいトラックではなかった。
会下山遺跡から辿る尾根道は蛙岩以北の魚屋道と雰囲気がよく似ている。これから蛙岩まで南下してきた時は会下山遺跡経由で降りることにしようと思う。
というかこちらのほうがメインルートと考えてもよいのではないかと思うほど良いトラックだと思う。

 ちょうどツツジと新緑が眩しく、普段以上にとても楽しい登りとなった。(写真左)



9:40 蛙岩到着

 楽しい会下山遺跡からの未踏の尾根歩きは蛙岩で魚屋道に合流して終わる。古来より道なりに魚屋道が進んでいたことを考えると、ここで谷間に下りていくのは
不自然な道筋に感じるが、やはり宅地開発の影響で付け替えを余儀なくされたのであろうか。

 それにしてもやはり南側から見ると蛙岩は全然カエルに見えない。

 蛙岩の周囲はコバノミツバツツジ、ヤマザクラが咲き乱れていつになく色鮮やかで華やいだ雰囲気だ。今日はちょっと蛙岩に長逗留して静かな時間を過ごすつもりだ。



 北側から見るとカエルの雰囲気が出てくる。そして登るのも北側からだと簡単だ。今日はここでオカリナを楽しむ。
以前から考えていたが、蛙岩で「カエルの歌」を吹いてみた♪他にも何曲か吹いたが、とにかく周囲が静かなのでオカリナの音色が山中に染み渡るようなとても不思議な感覚だ。
演奏中誰も登ってこなかったが、蛙岩から「カエルの歌」が聞こえてきたら驚かれるかも。



 蛙岩の上は意外なほど高くて高度感がある。周囲は今の時期はご覧のような
彩りのある光景で楽しませてくれる。
 ただ座っていても本当に居心地が良くて、結局蛙岩の上に30分近く逗留することになった。



10:08 蛙岩出発

 ようやく重い腰を上げて蛙岩を出発。お気に入りスポットなのでまた季節を変えて立ち寄る
ことだろう。もちろんその場合は会下山遺跡へ下ることになる。

 蛙岩からは魚屋道を風吹岩へ向けて北上する。この区間は終始緩やかな尾根伝いで
なかなかお気に入りだ。



魚屋道を北上中

 いつも同じところで撮影しているような気がするが、この辺りの明るい雑木林の
雰囲気がとても良い。風吹岩までの標高差はあと50mほどしかなく、山へ登る
というよりも散策コースで歩いている感じがする。
 途中で展望の開けているところを見つけた。下界は霞んでよく見えないが、その分
手前のヤマザクラと新緑がとても視界の中でより映えて見える。




10:30 深江山の神神社跡

 「山と高原地図」には“・深江山の神”の表記があって、以前から気になっていたが、
今回ようやく歩いていてその存在に気が付いた。トラックから少し離れた森の中にある。
踏み跡が誘導してくれるがその入り口に道標はないので、注意深く観察しながら歩く
しかない。保久良神社方面へ抜けるトラックとの分岐より少し南にある。

深江山之神神社跡

 深江の人々が農業の守り神として安政5年(1858年)よりお祭りして来ましたが、
社会環境の変化もあり、深江大日霊女神社(大日神社)境内に移すことになりました。
今日まで長い間、ご参拝・ご支援いただきありがとうございました。

 平成16年3月吉日
 大日霊女神社奉賛会

 3年ほど前までは神社だったようだ。今でも小さな祠が祀られている。そして
時々清めに来られている方が居られるようだ。心なしか清らかな空気が流れている
ような気がする。


 深江山の神神社跡を出発。風吹岩まではもうすぐだ。


10:49 風吹岩

 時折ハイカーが行き来する要衝、風吹岩に到着。視界の広がりは周辺で随一だが、自分はやはりここよりもピラーロックや蛙岩のほうが居心地が良い。
ここで一度三脚を倒したことがあるので、とにかく脚を必要以上に伸ばさないように心がける。
 空気は霞んでいて見通しは良くないが、ピラーロックの砂尾根の景観にヤマザクラが彩を添えてくれる。昨年は4月下旬にここへ登ってきたが、やはり開花のペースは
今年のほうが早いように感じる。

 10分程度小休止した後で、魚屋道を北へ向けて歩き出す。そしてすぐに横池方面への脇道へ入る。



11:14 横池

 殆ど風がなくて静かな横池に到着。ここで野鳥写真を狙ってみようかと思っていたが、
付近で昼食中のグループが賑やかだからか野鳥がなかなか姿を現さないので断念した。
しばらく小休止して雌池方面へ向けて歩き出す。

 右手に小ぶりな雌池が見えるとすぐに分岐が現れ、北の急斜面へ登る。
この辺りは「山と高原地図」に記載されている登山道は不正確で、実際の分岐は2箇所
あると思う。



11:32 打越山方面へ

 左記の分岐から北へ進むとすぐに再び分岐。
打越山方面と魚屋道を結ぶ幅広のトラックと合流する。

 ここからは小刻みにアップダウンを繰り返しながら尾根道を西へ辿る。
なかなか見通しは利かないが、この静かでうっそうとした森歩きが打越山周辺の
魅力ではないかと思う。
11:50 七兵衛山へ

 今日は打越山ではなく、まだ未踏の七兵衛山を目指す。打越山から東へ向けて歩いた
時には七兵衛山へ向かうトラックを見つけられなかった。(道標が無いことは確認済み)

 西の打越峠と、この分岐の間のどこかに隠れた入り口があると思っていたら、分岐を
過ぎてすぐ南の斜面に上がっていく細いが明瞭な踏み跡があるのを発見。西向きに歩くと
容易く目に入った。



七兵衛山へ向けて

 分岐からしばらくは程よい登り。一旦平坦になって山頂が近づくとそこそこの登りになる。
「山と高原地図」には登山道の表示すらないが、個人的な主観では蛇谷北山のトラックと
似た雰囲気かもしれない。山頂まで明瞭で迷うところもなかった。

11:59 七兵衛山山頂 (462m) 到着

 打越山周辺はこの七兵衛山も含めて三角点のあるピークは無い。しかしこの七兵衛山ははっきりとここがピークと分かる山頂だった。
そして山頂を過ぎてすぐのところにある展望地は広く視界が開けていて(写真左)、岩でベンチやテーブルが形作られている立派なところだった。(写真右)
立ち木の枝を上手く利用して山名板を掲示してあるなど、自然の素材を上手く利用して、自然な雰囲気を残しつつ整備されていることにとても好感が持てる。
今日は残念ながら霞んで景観は良くないが、また改めて訪れてみたいと思わせる山頂だった。西の打越山は森の中の山頂、東の七兵衛山は展望抜群。
それぞれ全く違う良さのあるピークが東西にあるということで、自分の中で打越山山域の魅力が更に高まった気持ちだ。


12:10 七兵衛山山頂出発

 山頂から南側に踏み跡が伸びているような気がするが、それの探索はまたの機会にするとして、今回は無難に前述の分岐までピストンする。


12:18 水平道へ

 七兵衛山から降りてくると、次は水平道へ向けて七兵衛山東斜面を沿うように南下する。雑木林で始まるが途中には植林もあった。
基本的に植林は好きではないが、スギの香りは嫌いではない。
 利用頻度は低いトラックだとは思うが、踏み跡は極めて明瞭で歩きやすい。途中で登りの方1名とすれ違う。



12:28 水平道へ入る

 程なくして見覚えのある分岐に辿り着いた。以前水平道(森林管理道)を東から西へ歩いたことがあるが、その途中で通過した分岐だ。
ここからは水平道を保久良神社方面へ向けて東向きに歩く。水平道は打越山南山麓では若干高度差があるが、東側はその名の通り本当に平坦なトラックが
延々と続くと考えてよい。基本的にずっと南斜面で殆どが雑木林なので、色んな植物が活発になる春以降ならとても楽しめる区間だと思う。


ヤマザクラを見上げる

 昨年も同じ木を見上げたような・・。



 新緑がとても色鮮やかで清清しい。
 モミジの新緑が一段と色鮮やかだ。



 水平道の東終点付近にはヤマザクラが比較的まとまって群生しており、
普段は控えめな印象のヤマザクラがとても艶やかに見える。



水平道東端にあるヤマザクラ

 まさに水平道の入り口を彩る存在。水平道はまず春に歩くことをお薦めしたい。






12:56 水平道終点に到達

 4差路になっている水平道の東端に到着。周辺はまずまずの見通しで、野鳥の気配も濃厚
だったが、空模様が怪しくなってきたので残念だが先を急ぐことにする。

 ここから保久良神社を経由して岡本の街へはほぼ一本道だ。
 保久良神社上の展望台に近づくと、いつもの見慣れた階段道が見事なばかりの桜の回廊になっていた。まさにこの時期ならではの景観だろう。
これなら登りも楽しくなるに違いない。桜並木は保久良神社手前まで延々と続いた。


13:15 保久良神社通過

 境内の桜も見事だったが、何だか雲行きが怪しいので先を急ぐことにする。


 保久良神社へ続く急な参道も見事な桜並木の通りに変貌していた。その桜の木々では鳥達が忙しく行き来する。空模様が今ひとつだが、簡単に野鳥を捉えられそうな気がしたので
しばらく望遠レンズで狙ってみることにした。しかし枝越しになることが多くてなかなか難しい。ようやくそこそこの距離で、枝が手前にあるが一応撮影に成功した。(右)
梅とのツーショットで撮れなかったメジロをこの時初めて撮ることが出来た。但し光量が不足して暗いのが残念だ。帰宅後に露出補正したがそれでもまだ暗め。

 撮影中に一旦は晴れるかと思った雲行きがどんどん悪くなっていく。間違いなく降りだしそうな雰囲気になってきたので、早々にカメラを片付けて街へ降りることにした。
せっかくメジロが周囲にいたのに残念だ。山歩き用にしているショルダータイプのカメラバックは望遠レンズを装着していると入らないので、その他のレンズに交換しなければならない。
雨が降り出すとやっかいだが、ホコリが入るのもイヤなので焦る気持ちを抑えて落ち着いて交換作業をする。


13:45 参道を抜ける

 参道を抜けて水道施設の横の急坂を降りている時についに降りだした。しかも雨脚は徐々に強くなる。距離は大したことはないので、レインウェアを着るのが面倒。
岡本駅まで小走りで駆け抜ける。いつもは折り畳み傘も入れているが、この日はたまたま入れ忘れていた。本来、帰路は出来ればもう少しで定期券の範囲内に接続出来る
JR摂津本山駅まで歩きたいのだが・・。


13:55 阪急岡本駅到着

 ホームに着くとますます雨脚が強くなる。天気予報では「晴れ」としか言ってなかったが。参道でメジロを追っていなかったら雨に当たらなかったがまあ仕方がない。
下りの特急に乗って西へ進むと途端に雨が止んで晴れ間も見えてくる。でも路面が濡れていたので、神戸の広範囲で雨が降ったようだ。


 勤務シフトと天気の都合で、次回の山歩きまで10日ほど空きそうなので、これで今春の桜レポは打ち止めになると思われる。雨には当たったが、夙川から岡本まで
桜の名所をリレーで辿ることができ、なおかつ好きな打越山周辺の山歩きも絡めたので、充実感は抜群の一日となった。



今日の行程の断面図です。





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