「菊水山・鍋蓋山半日プラン」 12年 6月10日(日) |
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国土地理院地形図 : 25000分の1 「神戸首部」 〜 はじめに 〜 友人alfonsさんとの連続山行もこれで3回目。 そろそろ山歩きに足が慣れてきたかもと判断し、六甲縦走の難所を体験出来る ルートを選択しました。ここを難なく歩ければ、かなり足腰が強くなってきたと 自信を持って良いのではないでしょうか。 alfonsさんの希望もあり、決行当日が日曜日ということで半日プランにまとめました。 6:40 神鉄鵯越駅付近の公園出発 菊水山に取り付くまでもダラダラした登りが続く区間が始まる。 縦走大会でも地味にしんどいところとなる。 里山に近い環境でalfonsさんにとって撮影対象が多そうだが、 出来るだけ立ち止まらないようにアドバイスする。 |
行程概要 (山中のルートは不正確です)![]() 今回は六甲縦走路、そして二本松道と辿っています。基本的に道標完備ですが、 北野町へ向けての下山ルートは部分的に標識無しのところもあります。 菊水山、鍋蓋山は急坂の連続ですが、六甲縦走路なので整備は行き届いています。 |
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7:30 菊水山登山口 鵯越駅からダラダラと登ってきたが、ここから一気に標高を稼いでいく区間となる。 小休止をとってからいよいよ今日一つめの急坂区間へ突入する。 とにかくマイペースに、時折立ち止まったりしながら山頂を目指すようアドバイスする。 大会時には渋滞して自分のペースで歩けないことなどを解説しながら登った。 |
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7:52 菊水山山頂手前の展望台 しんどい急な階段が断続的に現れるが、とにかく足を動かしていれば早い。 思ったよりも順調に標高を稼いできた。 山頂手前のこの階段の踊り場の展望台では、菊水山初登頂のalfonsさんもご満悦の景観。 六甲縦走の際は、右奥の山々を歩いてからここまで約5時間かかると解説する。 そもそも自分も山歩きを始めた頃には六甲縦走に参加するなどとは全く夢にも思っていなかった。 山歩きに慣れてきたらいずれは歩く心境になるかもしれないと付け加えておく。 尤も、近年は縦走大会を完走するよりも、参加資料を入手することのほうがひと仕事らしいが。 |
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8:02 菊水山山頂(458m)到着 曇りで風もひんやりしている菊水山山頂。alfonsさんも難所を一つ制覇して達成感を得られたよう。 ここまででまだまだ余裕がある様子。本当にだいぶ山歩きに体が慣れてきたようで良かった。 パンを食べながら須磨まで続く六甲山系を見渡す。でも須磨から鵯越までが約4分の1の区間と言うと驚かれていた。 8:25 菊水山山頂出発 ひんやりした風は汗冷えしそうなくらいだったのでそろそろ出発する。 これまで登ってきた分を今度は下り返すこととなる。 もったいないように思うけど、これが縦走の宿命でもあり醍醐味でもある。 |
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8:56 天王吊橋 初めての天王吊橋に、こんなところがあったのかと興奮気味のalfonsさん。 でもこの後から、今日2回目の鍋蓋山への急坂が始まる。 ここは特に登り初めがハード。最初はゆっくりめにとアドバイスする。 |
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9:18 小窓より菊水山を眺める 送電線鉄塔を過ぎる頃より緩くなる鍋蓋山。 途中には菊水山を振り返ることが出来るスポットが点在する。 アップダウンの醍醐味を視覚的に体感されるalfonsさんだった。 登りの後半は緩やかで快適な尾根道に様変わり。 意気揚々と鍋蓋山へ。 |
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9:35 鍋蓋山山頂(486m)到着 alfonsさんも余力を残して初登頂となる鍋蓋山へ到着。 西側には少し遠くなった菊水山が、肩を並べるくらいの高さに見えている。 両ピーク間を1時間と少しで通過し、まずまずのペースではないかと思う。 六甲縦走大会の際にはここはちょうどお昼頃に通過して足早に市ヶ原方面へ向かうところだが、 今日の半日プランでは慌てなくてもよいので大休止としよう。 10:14 鍋蓋山山頂出発 今日の行程では、この後にまとまった登りは無い。 快適過ぎてちょっと物足りない六甲縦走路を東へ向かう。 |
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10:38 修法ヶ原池到着 再度越から北へ寄り道して修法ヶ原池へ。 今日の行程では割愛する再度山が池の向こうに見えている。 海側からだと富士山っぽく見える再度山も、ここから見ればただの小高い丘にしか見えない。 alfonsさんがすかさず岸辺で子供を満載したクモを発見され、小休止を利用して撮影に集中されていた。 10:58 修法ヶ原池出発 再び六甲縦走路へ戻って、再度山南麓を大龍寺へと下る。 一度、摩耶山から高取山にかけてを逆走したことがあるが、ここは地味にしんどかった覚えがある。 |
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11:15 再度山大龍寺 多くの方が行き交う大龍寺前。alfonsさんに再度山山頂が平らに見えることをお伝えする。 ただ自然にああなったのではなく、戦国時代まで山城があったことで平らなのだが。 ここで六甲縦走路とはお別れして、下山ルートへと進むことにする。 一応alfonsさんにはこの後の六甲縦走のコース展開について説明を付け加えておく。 1日プランであれば、このあと市ヶ原へと下って摩耶山まで行きたかったのだが・・。 |
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11:18 善助茶屋跡 毎日登山発祥の地といわれる善助茶屋跡で小休止。 時が止まったような感のある不思議な空間で、alfonsさんも癒されたよう。 この後は二本松道を通って滝山方面へと向かう。 展望は無いものの比較的静かに歩くことが出来る二本松道はけっこう好きなルートだ。 再度ドライブウェイの二本松バス停を通り、碇山、滝山への分岐を見送って道なりに直進する。 |
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11:53 北野へ向けて下山開始 今回選んだ下山ルートは、最後まで途切れることなく山道の風情を味わえる北野町へのルートだ。 ここを含めて2箇所で展望を得ることも出来るし、下山後はちょっとした観光気分もおまけとして付いてくる。 |
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12:14 北野町を見下ろす 目を凝らせば北野町界隈の人の動きまで見える、程好い高さの展望台だ。 ちょっとした「空から日本を見てみよう」気分が味わえる。 alfonsさんも箱庭みたいと面白そう。 じっくりと最後の景観を楽しんでから下山とする。 |
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12:34 うろこの家付近の登山口 うろこの家の裏側を回りこんで路地に出てくる。 六甲の中でも、街側からだと辿り着きにくい登山口だと思う。 観光客で賑わう北野町の路地を下ってあとは三ノ宮駅へ。 〜 終わりに 〜 半日ではありましたが、色んな要素を凝縮したプランでalfonsさんにもお楽しみいただけたと思います。 ここ1ヶ月で3度山歩きに出掛け、楽しみつつ脚が慣れてきたのではないでしょうか。 山はそれ自体がトレーニングジムのようなものなので、嫌にさえならなければどんどん体が鍛えられるでしょう。 そろそろ気分を変えて六甲以外の山へご案内したいのですが、とにかく週末の天気の巡り合わせが悪いです・・。 |
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行程断面図です![]() |