06年 7月15日(土) JR三ノ宮駅〜布引の滝〜市ヶ原〜大龍寺〜太師道〜JR元町駅
Nunobiki-daki Falls to Taishi-michi Track 15th. Jul / 06

 暑がりの自分にはそろそろ山歩きはオフシーズンになるのだが、最近新調した登山靴の慣らしをしたくて、比較的歩きやすくて距離の短いこのコースを選択。
もちろん歩きやすいといっても暑さは大敵なので、いつもどおり始発出撃が絶対条件。なお、今日のコースは山と渓谷社「六甲山」に採り上げられている、
「太師道から再度山」を逆向きに完全にトレースしたものである。夏以外なら万人向きに快適に歩ける散歩道であると思う。


5:55 JR三ノ宮駅出発 地下鉄で新神戸まで行きたいが、ビル影でさほど暑くないので節約のために歩いていくことに。

6:14 雌滝

 新神戸駅をくぐって急坂を登り雌滝に到着。毎日登山の方々で賑わっている。
ザックを背負っている自分を見て「背中が暑いやろ?」と声を掛けられる。
背中はもちろん、既に全身汗だく・・。でも街中に比べるとやはり気温が低くて気持ちよい。
しかし滝は好天が続いているので水量が少ない。


6:23 雄滝

 鼓滝を音だけ聞いて雄滝に到着。手前の夫婦滝が流れが一つだけになっている・・。
ここで水分補給してしばらく小休止。やはり水量は少ないが、この日以降は梅雨末期の
長雨のおかげで激流と化していっただろうと思われる。
6:40 猿のかずら橋

 新神戸駅から続く急坂は見晴らし台を過ぎると緩やかになる。早朝なら木陰に守られて涼しく歩ける。見晴らし台からすぐに猿のかずら橋に到着。
最近までは無機質な橋だったが、趣のある橋に大変身している!側にある解説板によると・・


 六甲山地区 国立公園編入50周年記念

 「猿のかずら橋」を製作しました

 森林を育てる作業を保育といい、保育が行き届かないと樹木の生育環境が悪化して樹木が枯れたり、病虫害が発生する危険にさらされます。
 また林の緑を覆うツル植物は林内環境を保護する役目も果たしますが、繁茂し過ぎると樹木の成長を妨げます。
 そこで「六甲楽学会」ではこれらの茂りすぎたツル類を取り除いて樹木の健全な成長を図るとともに、取り除いたサルナシのツルを使って六甲山の
瀬戸内海国立公園変祐50周年記念に金属製の「猿のかけ橋」を「祖谷のかずら橋」に似せて装飾して、森の成長を妨げるツルを「森の恵み」として
活用しようと力をあわせて取り組みました。
 以前の橋に較べると、ずいぶん風景に溶け込んだ姿に変身したと思われませんか?
                                                      2006年 5月3日 六甲楽学会

 「六甲楽学会」は六甲山について話し合い、行動する市民活動です。月1回程度開催しています。
活動への参加を希望される方は下記へご連絡ください。
          六甲学楽会事務局 : 神戸市建設局公園砂防部森林整備事務所 п@371−5937

 なかなか良く出来ていて感心した。吊り橋ならなお良かったであろうが、以前の歩道橋のような無機質な橋よりずっと景観に馴染んでいる。
 ところでこの橋を渡ると滝山城址へ通じていて、上記の「猿のかずら橋」の解説板は滝山城の解説板になっていたような記憶がある。
今は滝山城の解説板が無くなっている。


6:55 布引貯水池

 水量はかなり多い。日陰になっている湖畔で小休止。
この辺りでも多くの人とすれ違う。日の出とともに歩き始めているのであろうか。
地元の地の利はうらやましい。


7:18 市ヶ原

 まだ日が射さず、涼感たっぷりのせせらぎをしばし堪能する。
ところで新しい登山靴も前代と同様、ソールの硬いものを選んだが、
こういうところを歩く時に最も威力を発揮する感じがする。


 市ヶ原からは全山縦走路を西向きに登っていく。北にある高雄山へ通じている
トラックはここからスタートする。高雄山山頂を過ぎると南ドーントリッジでかなり
好きなトラックなのだが、日当たりがなかなか良いので夏向きではない。
今日は予定通り大龍寺へ向かう。少しだけ山道だが、すぐに幅広の舗装路に
なってしまう。出来るだけ影になっているところを歩いていく。


7:45 大龍寺

 味気ない舗装路を登って、再度山ドライブウェイを横切ると大龍寺に到着。
早朝のためかここはひと気が無い。
段々高くなってきた日に当たると、非常に暑く感じる。山門をくぐって急坂を
登り、再度山を正面に見上げる広場に着く。今日は再度山へは向かわず太師道へ。



7:53 善助茶屋跡

 毎日登山発祥の地、善助茶屋跡に到着。広場には所々でアジサイが咲いている。
ゲストブックの置いてあるあずまやで小休止する。神戸にとって、また登山史にとって
非常に意義深いところだと思うが、現状はそれを生かしきれていないように感じる。

 善助茶屋跡の南でトラックは滝山城、ヴィーナスブリッジへ向かう(06年5月25日
菊水山の項参照)二本松道、そして今日の下山路である太師道と分岐する。


太師道

 今日の行程の中で最も山道らしい山道。(距離は短いが)
木陰に守られて非常に快適に歩ける。弘法大師が2度訪れた山なので、
再度山という名が付いたという説があるが、この太師道という名も同じ
伝承から付けられた由緒ある名前である。

8:08 猩々池

 善助茶屋跡から緩やかな下りで猩々池に到着。1800年代初頭に下流の
花隈村へ水を送るために造られたという、歴史ある池だがとにかく水が汚い・・。
あずまやも設置されているが、ここで長居したいとは思わない。何とか水質改善
すればいいのだが・・。


 猩々池からは太師道は再度谷沿いを緩やかに下っていく。深い谷底、
そしてうっそうとした森に守られて非常に涼しい。今日は土曜日のためか
次々と登ってくる人とすれ違う。自分のような山歩きスタイルに身を固めた
人から、ペットボトル片手に登ってくる人まで様々だ。
殆どの区間が舗装されていて味気なさは感じるが、楽な下山路であることは
間違いない。ここの西にある防火道と較べるとよりそう感じる。


 木陰で守られた夏向きで涼しい太師道。自分にぴったりである。


8:50 諏訪神社

 再度谷を下りきった辺りで、トラックは分岐する。西はすぐに舗装路へ
出てしまうが、東は山腹道で諏訪神社まで殆ど水平のトラックが続く。
日は高くなり、もうかなり暑いが、続々とハイカーが登ってくる。
その中のお一人に道を確認された。再度山へ向かっているとのことで、
このトラックが最も涼しくてお薦めですよとアドバイスした。


 
9:10 JR元町駅到着 列車の冷房が天国のように感じる・・。3時間弱の山歩きだが暑いので、今日はこのくらいにしといてやろう。新調の靴も順調に足に馴染んだ。問題なし。




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