「ハチノス谷西尾根」 2012年11月18日(日) |
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国土地理院地形図 : 25000分の1 「神戸首部」 〜 はじめに 〜 休みのたびに雨が続いて水を差されまくっていたために半月ぶりの山行となりました。 今日も万全の天候ではありませんが、六甲での山行であれば支障はないでしょう。 【摩耶山さん歩】のてるみさんが歩かれていて、以前から気になっていたのですが、 長峰山のハチノス谷を挟む尾根を、今回は手始めに西尾根から踏破しました。 そして下山にも今回初めてとなるハンター谷(天神谷)東尾根を歩いてみました。 今回も途中に未踏区間を含むために、レポに纏めてみます。 6:16 JR灘駅出発 まだ暗いなか、灘駅を出発。六甲縦走の季節に相応しく日が短くなった。 護国神社の公園のトイレに立ち寄ってから、運動効果を考慮して敢えて「長峰坂」を登る。 長峰中学前を通るこの坂はたいへんな急坂で、機会があればトレーニングに活用している。 6:54 永峰堰堤 |
行程概要 (山中のルートは不正確です)![]() 2012年12月9日加筆訂正 UP当初、ハチノス谷西尾根は「山と高原地図」にて破線道扱いと記載しましたが、 正しくは何も記載無しでした。破線道が記入されているのは東尾根のほうです。 お詫びして訂正いたします。 |
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7:06 永峰堰堤上の川原 ここで一息入れてから未踏の尾根を登ることにする。 今日は雨上がりということもあって、初めからレインウェアのズボンを履いておくことにした。 それと最近続いていたボッカトレだが、本年中は一段落させようということで通常の装備に戻している。 夏の間に山道具置き場になっていた部屋をスキーのワックス掛け作業のために整理したことが理由であって、 重荷を背負うのがイヤになったのではないと一応付け加えておきたい。(^^; ちなみに自分は片づけるのは得意で、いつも部屋は必要最小限なものしか置いてない。 |
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7:22 ハチノス谷西尾根へ しばらく杣谷を登って西尾根分岐に到着。 以前から杣谷を通るたびに気になっていた分岐へ初めて足を踏み込む。 地形図によるとこの少し南からハチノス谷西尾根が形成されているが、途中から尾根に乗り上げる形となる。 ここは尾根へ向かうのを焦らないことが肝要だと思った。ここに着くまでにも足を踏み入れたくなりそうな分岐が散見される。 分岐にはハチノス谷西尾根を示す表記は無いが、尾根へ向かう踏み跡は徳川道と変わらず非常に明瞭。 |
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7:27 ハチノス谷西尾根に乗り上げる 分岐からはあっけなく尾根に乗り上げる。そこは早くも展望溢れる素晴らしい尾根で、ハチノス谷を挟んで東尾根。 そして南側は長峰霊園と灘の街が一望出来る。ここから見ると長峰霊園は非常に広大であることが分かる。 自分は墓地などに入らず、火葬直後の不意の大雨で遺灰が流されてしまったというカエサルのようにありたいのだが。 ひとしきり景観を楽しんでから、いよいよハチノス谷西尾根登りを開始するがとりあえずその前に地形図を確認。 ハチノス谷西尾根は弓なりにカーブを描きつつ、長峰山山頂まで突き上げるという形の整った尾根だ。 下部では送電線が3本、中部では1本通過していて、それはこの展望地からも一端が垣間見える。 4本目の送電線を通過した辺りは尾根がやや広がっており、ここだけは要注意ポイントかもしれない。 最初に乗り上げた展望地からは両側が切れ落ちた明快な尾根が続く。 踏み跡も続けて明瞭で、山と高原地図(自分の持っているのは2005年版)で何故登山道の表示が一切無いのか疑問に思う。 |
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7:34 1本目の送電線鉄塔を通過 すぐに最初の送電線を通過。ここで260m+なのでまだまだ先が長い。 鉄塔の下は岩場になっていて小休止にも好適だ。 この時はまだ全く疲れていないし、展望は良いが天気はイマイチなので先を急ぐ。 |
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振り返るといつでも大展望 またもっと天気の良い日に再び歩いてみたいと思わせる尾根だ。 雲間からは時折朝日が射し込むが、順調に天気は回復するだろうか。 最近は平日が好天で休日になると雨という、多くの人がそうだろうけど 自分も最も嫌うパターンが続いてストレスが溜まって困ったものだ。 |
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落ち葉を踏みしめて樹林帯を登る 多くの尾根と同じくハチノス谷西尾根も多くは樹林帯を歩く。 時折現れる急坂では落ち葉が積もった状態で雨が降って非常に滑り易くなっている。 この尾根は基本的に登りで使うほうがベターかと思う。 最近のサンテレビの【山のぼり大好き】で、自分にとっては初めてといってもよい山歩きの歩き方の初歩を確認した。 小股で足裏を見せないように。丁寧な足運びでゆっくり歩く。といった内容だが、 基本的に不整地である山を歩いていると疲れも加わって、あえて意識しなくても自然にそうなるのではないかと思う。 それでも滑る時には滑るのだが・・。 また、読図練習を交えた「甲山〜観音山」の回では、急斜面をジグザグのトラックで登るシーンがあったが、 このハチノス谷西尾根では大体のところは直球勝負のように斜面を直登していく。下りには不適と思える最大の要因だ。 |
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7:46 2本目の送電線を通過 最初の送電線から約10分足らずで2本目を通過。 今度は雑木に囲まれてあまり展望は無い。 この辺りは尾根は真っ直ぐで読図が難しいところだが、送電線のおかげで300m+であることが分かる。 |
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山火事現場を通過 2本目の送電線を過ぎると再び展望の尾根になる。 ちょうど朝日が射し込んできて暖かくなり、たいへん居心地良く感じたけど、 一見してここで山火事があったということが分かった。 長峰山での山火事は確か5、6年前。ハイカーによる火の不始末が原因と聞いている。 自分はタバコ嫌いだからそれが原因となる可能性はゼロだが、バーナーだけは気を付けないといけない。 |
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展望の尾根はしばらく続く 両側が切れ落ちて気持ちの良い区間がしばらく続く。 右手前方には尾根の続きが見えてきて、この後右にカーブをしていくことを感じる。 まもなく樹林に入りそうなところまで来て、せっかくなので小休止していくことにした。 今のところは晴れているけど、空を見上げるとあちこちに大きな雲が流れていく。 今日の天気は「やや雲が優勢」という予報通りで、にわか雨程度はあるかもしれない。 北部は時雨そうだったのも六甲を選んだ理由である。 7:57 小休止を終えて出発 |
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やや急登が続くハチノス谷西尾根 小休止をしていた時には晴れていたが、一転して再び肌寒い曇り空に。 体感温度がコロコロ変わるというレイヤリング調節が忙しい山行となった。 時折現れる紅葉と、尾根の傾斜が緩むところに励まされて、一人静かに歩いていく。 今回は六甲ということで友人alfonsさんをお誘いしていたのだがずっと多忙のよう。 人によって生活のスタイルが違うので仕方がないが、来年の初夏も遠征のためのトレーニングをしないといけないだろうな。 |
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岩場を乗り越えるところもあるがごく一部 ハチノス谷西尾根は喧噪とは無縁の尾根道。伯母野山からのメインルート以上の楽しさがあると思う。 急登というイメージが強かったハチノス谷の尾根だが、メインルートのほうが等高線の詰まり具合が激しい。 尾根上のルートは相変わらず至極明瞭だが、破線道扱いになっている原因と思われる箇所にもう少し後で差し掛かることになる。 |
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8:33 3本目の送電線鉄塔 しばらく見ていなかった送電線鉄塔に差し掛かった。 1本だけ離れたところを横切っている510m+の送電線に来たことが分かる。 ここで最初に確認した送電線の本数には足りないことに気付いた。 下部で3本の送電線を確認するはずだったのだが2本しか見ていない。 帰宅後にのあるきさんのページを読んで納得した。下部の3本のうちの1本は鉄塔が尾根上に無かったのだった。 尾根上に鉄塔が無いというパターンもあるんだなと学習した。 510m+の鉄塔はかなり大きなもので、鉄塔越しに南側の景観を垣間見ることが出来る。 ここで小休止をとるが冷たい風が吹き抜けてすぐに寒くなってきたので再びジャケットを着こむ。 自分が最も好きな色は青で、どうしても似たような色の服が多くなってしまう。 山歩きと並んでもう一つのライフワークである、スキーのウェアも青一色のものを着ている。 この後の写真では、上下ともレインウェアを着込んでいるように見えるが、 実際の上着は薄手のジャケットであることを先に書いておきたい。 小休止しながら地形図で今後の尾根の状況を確認する。 この後で北東へ向きを変えて、やや尾根が広がるところを通過する。 東側にはあまり目立たないが、小規模な尾根が近づいてくることも分かる。 8:40 3本目の送電線鉄塔を出発 |
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510m+の送電線鉄塔に見送られて出発 この辺りがハチノス谷西尾根で最も標高の高い展望地ではないだろうか。 尾根がずっと細かったこともあるが、これまで一貫して尾根上を辿ってきた。 ところがこの後で一転して右手のほうに進もうとする。読図通りに尾根が広がってきたことを感じる。 少し進むと左手から明瞭な沢が突き上がってきているのに気付いた。 改めて地形図を見ると杣谷から一つ急傾斜に沢が上がってきていることが分かる。 おそらくこれだろうなと予想。地形図で見るよりもずっと沢の形状が明瞭で大きい。 この沢の源頭部の左岸をしばらく歩いていくと・・ |
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8:53 520m+コル 左手に沢を見ながら歩くとすぐに明瞭なコルを通過。 地形図によるとこれはハチノス谷の左俣とも表現出来そうな沢で、このコルは杣谷とハチノス谷の分水嶺になっていることが分かった。 明瞭なコルも含めて、これは地形図を見るだけでは全く予想していなかった光景だ。 コルを過ぎると沢の源頭部といえそうな緩やかな起伏に出る。 落ち葉が豊富な時期であることも手伝って、踏み跡は皆無でどこにでも歩いて行けそうな局面だ。 現在地はほぼ特定できているので、続きの尾根の方角を確認して登っていく。 するとすぐに再び明瞭な尾根道となった。 沢の源頭部を横切る辺りは、ややルートファインディングが必要と思う。 このポイントがハチノス谷西尾根が破線道扱いになっている要因ではないかと思う。 なお、このルートには無粋なマーキングは全く無く、ルートファインディングの醍醐味を楽しめる貴重なポイントといえる。 |
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再び明瞭な尾根道へ 日差しも当たり始めて紅葉の木々がとても鮮やかになってきた。 地形図を見るとこの先には等高線が広がっているところが多く、上部では比較的楽に歩けそうだ。 |
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長峰山の稜線を捉える 更に等高線が広がってほぼ平坦な尾根になった。 木々越しにではあるが、長峰山の稜線がほど近いところに見えてきて、 楽しいハチノス谷西尾根歩きも終盤が近づいてきたことを感じられる。 |
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尾根を一直線に登っていく 尾根の方角を確認して、もうまもなく長峰山の稜線に達することが分かる。 未踏の尾根ということで、じっくりと撮影しながら登ってきたが、その道のりも短く感じるほど楽しい尾根だった。 近い将来、次はハチノス谷東尾根もぜひ歩いてみよう。 |
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9:20 長峰山のメインルートと合流 一直線の登りが一段落すると、目前に稜線が見えてくる。 ようやく見慣れたメインルートに合流だ。改めて見てもここにもハチノス谷西尾根を示す表示は無い。 今まで誰とも出会わなかったが、分岐上でメインルートを登ってこられた単独の男性と出会う。 自分は分岐上で撮影を済ませてから、すぐ近くの長峰山山頂へ向かう。 |
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長峰山山頂・天狗塚(687m) この時はちょうど晴れ間に差し掛かって、本当に爽快な山頂滞在となった。 澄んだ空気で展望もなかなかのものだ。摩耶山の紅葉もだいぶ進んできたことが分かる。 山頂滞在中に別の単独男性の方が到着され、歩いてきたばかりのハチノス谷西尾根の話などを交わす。 基本的に人けは少なく、長峰山は摩耶山などの縦走路沿いよりは比較的静かに歩ける山と思う。 9:40 長峰山山頂出発 ここより以降、北野へ下山する直前までは何度も歩いたルートが続く。 要所以外では軽快に飛ばして歩いたこともあって、しばらくの間レポも簡略したい。 10:05 杣谷峠で小休止 時折、縦走路を歩く方が通られる程度で、思ったよりも静かな杣谷峠だった。 今年の縦走大会は天気に恵まれないが、平日は晴天続きであって決して雨が多いわけではない。 |
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10:23 シェール道の東屋 以前、notungさんより紅葉の名所と伺っていたこともあって、シェール道を通るようプランニングしていた。 他の季節でも静かで良いところだが、紅葉の時期は別格だった。京都の庭園巡りをしているような錯覚すら感じる。 ここで10分くらい時間をとって紅葉狩り、そしてゆく秋を楽しんだ。 |
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やや曇りがちだったが、紅葉真っ盛りのシェール道を楽しむ 11:08 桜谷出合 11:27 森林植物園東口出合 ここよりかなり久しぶりに北ドーントリッジへ。 |
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北ドーントリッジを南下 北ドーントリッジは予想外に多くの方が歩かれていた。 前に歩いてから何年も経ったので記憶があやふやだが、基本的に山腹道と捉えてよいトラックだ。 しかし途中に尾根を乗り越える箇所や沢を横切る箇所が連続し、楽に歩けるルートでは全くない。 そういえば、Tokiwaさんは既に踏破されている本当の北ドーントリッジ(分水嶺越以北の稜線)をまだ歩いていないことを思い出した。 不運にも雪不足でスキーが出来ない時のために置いていたのだが、今冬はその機会があるだろうか。 |
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11:57 分水嶺越林道へ ややペースを上げて歩いたこともあって、記憶以上にタフに感じた北ドーントリッジ(森林管理道)だった。 ここで小休止をしてから再度公園方面へ向かう。この頃、雨がぱらついていたが、幸いにも天候は回復に向かった。 |
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12:12 再度公園へ 洞川湖・仙人谷経由で向かうつもりだったが、初めてのルートを試してみることにした。 既に地形図を片づけていたから細かいところを見ていないので、南ドーントリッジの西側を歩いているという認識しかない。 でも再度公園付近のどこかに通じているだろうと思いつつ歩いていくと・・ |
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12:22 再度公園バス停付近 10分くらいで山道は途切れ、再度公園バス停のすぐ北に出てきた。 周辺は山というよりもバスもやってくる広い公園で紅葉見物の観光客も歩いている。 ここからは公園内の散策道を通って再度公園へ。 |
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12:30 修法ヶ原池 修法ヶ原周辺は車道にまで路駐の車が溢れるほど紅葉狩りの方々で大賑わい。 再度公園で紅葉狩りとはこれまで自分は気付かなかった着目点で、これはalfonsさんを連れてくるプランにも使えそうだ。 公園内ではそこかしこで色づいた紅葉を楽しみながら歩くことが出来る。 12:46 善助茶屋跡到着 再度公園はあまりに賑やかなので、善助茶屋跡でコーヒータイムをとることにした。 |
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善助茶屋跡 時折、ハイカーの方が行きかうくらいで比較的静かなポイントだ。 ここも例外なく紅葉が見事だった。でも意外なほど風が吹き抜けて、コーヒーで暖まるよりも風冷えするほうが勝ったかも・・。 13:15 善助茶屋跡出発 お気に入りの二本松道で城山方面へ。 |
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二本松道で見られた昇り龍のような紅葉 常緑広葉樹に時折ではあっても紅葉が混じっていることが余計に印象を強くさせるようだ。 |
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13:36 滝山城跡付近 城山への分岐をやり過ごした辺りでも見事なまでに真っ赤な紅葉が。 |
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城山から下山を開始 市ヶ原から下ってしまうよりもだいぶ遠回りになるが、自分はこの北野へ下る尾根がとても気に入っている。 最後の最後まで純朴な山の雰囲気を途切れずに味わえるところは布引周辺とは対照的である。 |
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13:47 初めてハンター谷東尾根へ これまでは左手の北野谷西尾根へ向かっていたが、今日初めて右手のハンター谷(天神谷)東尾根へ進むことにする。 まだ未踏だった理由は分岐上の指導標に西側のルート記載が無いのが原因だが、進行方向には明瞭な踏み跡が付いている。 |
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激下りが連続するハンター谷(天神谷)東尾根 分岐から下っていくとまもなく尾根の形状がはっきりしてくると同時に、見下ろすほどの激下りが始まる。 地形図を見ても今日一番の等高線の詰まり具合だ。これは下るにつれて徐々に緩やかになっていくが、 標高差50mくらいは急坂が続くようだ。しかし丸太階段が整備されとても歩きやすい。 |
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尾根を外れて谷へ向かう 木々の間からたまに見える神戸の景観を眺めつつ、ほぼ一直線に下ってくる。 そしてここで90度方向転換して、尾根を外れていくようだ。 ここには公式の指導標があるのに、前述の分岐にはハンター谷(天神谷)東尾根の記載がないのは何故だろうか理由が気になる。 |
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14:02 ハンター谷の行止り状況を観察する 山腹道はまもなくハンター谷(天神谷)に行き当たり、左岸沿いに下っていく。 ところがよく見ればここは三叉路になっていて、ハンター谷左岸に沿ってルートがあることに気付く。 指導標には「行止まり」、ルートの入り口は実際に枝で塞がれていることから、一般ルートではないことは分かる。 ここも雪不足でスキーが出来ない時の楽しみに置いておきたいと思う。 「行止まり」のハンター谷(天神谷)は後の課題に置いておくとして、今日は下山を再開する。 左岸沿いに下っていくとすぐに堰堤があるが、よく整備されたトラックで高巻く。 するともう谷は両岸、沢床、全てがコンクリートで固められた巨大な“溝”となり、そのまま街へと通じていく。 もちろん安全のためにトラック沿いには高い柵が設けられている。 ハンター谷はここへきて完全に自然の状態を失ってしまうが、すぐ下に北野町があるから仕方がないのだろうか。 |
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14:05 ハンター谷(天神谷)登山口到着 いつしかトラックもコンクリート階段となり、そのまま市街地へと出ていくこととなる。 山歩きはここで終了となるので、街に出る前に着替え等身支度を整えておく。 肌寒い時もあった日だったが、脱いでみればやはりたっぷりと汗を掻いていた。 半月溜まったストレスは完全に霧散したようだ! 14:24 ハンター谷(天神谷)登山口出発 北野町の外れではあるが、時折散策中と思われる観光客がここまで上がってくる。 街路としては行止まりで、ここからは山道となるのだが、観光地らしい北野町の雰囲気を味わった。 なお護岸で固められたハンター谷はそのまま暗渠となるようで、市街地の下に消えていく。 車一台が通れるくらいの街路を道なりに降りていくと、東西に走る道に突き当たったのでとりあえず東へ。 するとすぐそこで見えてきたのは・・ |
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14:27 風見鶏の館 たとえ旅行好きの自分ではあっても、北野異人館街は近過ぎて観光地という感覚では全くない。 ということで、風見鶏の館を実際に見たのは初めてだったかもしれない。 ハンター谷は風見鶏の館のすぐ近くにあったのだった。逆に北野から登り始める時には良い目印になりそうだ。 この光景を覚えておいてから、後は方向感覚で三ノ宮駅方面へ直行。 14:36 JR三ノ宮駅到着 夏のカスタムフェアで発注していたスキーの購入手続きのために、移転オープンしている石井スポーツに立ち寄ってから帰宅する。 新しい石井スポーツは三ノ宮駅前のダイエー6Fにあるので、たいへん便利な立地条件になっていておまけに広い。 今後とも好日山荘と並んで、何かあるたびに立ち寄ることになるだろう。 今日はJRはダイヤが乱れていないようで安堵して順調に帰宅する。 テカポ(35L)だと電車内の取り扱いがやはり楽だった。 〜 終わりに 〜 ハチノス谷西尾根はメインルートでは味わえない、風情のある尾根歩きを楽しめました。 ちょっとだけですがルートファインディングの醍醐味も味わえます。 ハンター谷は遡行していくと、城山と碇山の分岐辺りに突き上げるようです。 調べてみるとTokiwaさんが既に歩かれていますので、自分もそのうち訪ねてみたいと思います。 少しでも未踏の区間を入れると、俄然盛り上がると思いました。 こうしてみると六甲にも未踏のところは意外とまだまだ多いようです。 今後とも意識して未踏区間を入れて、確実に減らしていきたいと思います。 でもとりあえず次は別の山へ行きたいかなぁ。 |
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行程断面図です![]() |