「六甲縦走トレ1」 須磨〜菊水山 07年10月3日(水)
まだまだ昼間は暑いけど、縦走大会まで1ヶ月ほどということで、少し足慣らしをしておこうと思いたった。 しかし今回は連休ではないこともあって、短めの行程に留めることにした。ということで最短でも菊水山、調子が良ければ摩耶山までと目標を設定した。 いわずと知れた非常に有名なコースであり、また自分自身としても何度か歩いているので、今回はレポとしてまとめようかどうか正直言って迷ったが、 せっかくなのでやはり記すことにした。とはいえ、トレーニングの報告ということでいつもよりは簡潔にまとめようと思います。 縦走では出来るだけ軽装を心掛けるべきだと思ったが、今回は山頂からの風景写真も撮っておきたいと考えてデジイチを携行した。 ところが前日までの晴れの予報は大ハズレ。朝からどん曇りで展望の楽しめる縦走序盤の風景を撮影する目論見は脆くも崩れた。 先週の白髪岳に続いて2週続けて曇天の山歩きになってしまった。 5:40 JR須磨駅出発 今回は須磨駅から歩くとどのくらい掛かるのか試しておこうと思った。道筋は西へ進むだけで簡単だが、国道2号沿いを歩くということで 排気ガスがけっこう辛い道のりとなった。明るくなるにつれて空が厚い雲に覆われているのがよく分かり、デジイチを持ってきた意味が無くなったことを 悟ったが、ここから家へ引き返すわけにもいかないので重たい思いをして登ることにした。 ところで須磨駅から須磨浦公園の間のJRは「須磨カーブ」と呼ばれる関西では有数の鉄道撮影地。曇りの早朝にも関わらず、今日も鉄ちゃんが待機中だった。 5:55 山陽須磨浦公園駅到着 須磨駅からは15分で到着した。縦走まで1ヶ月ほどということで同志の方が居られるのではと思ったが、この時間に見かける方は ほとんどが釣り客で海へ向かって降りていった。自分だけが山へ向かうことに。 |
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6:05 須磨浦公園駅出発 駅前でウォーミングアップをしてまず鉢伏山へ向かう。敦盛橋を渡った後、これまでは階段道を登っていったが、 六甲縦走の正規のルートは緩い車道を登っていくということを【播州野歩記】の野歩記さんのレポを拝読して知った。 ということで、今回は初めてそちらへ向かう。仮設のトイレやこじんまりとした展望台があった。 車道終点からは鉢伏山上まで延々と続く階段道を登っていく。今回はさすがに縦走コースということでクモの巣は無かった。 |
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6:30 鉢伏山頂手前の展望地に到着 曇っている割には見通しが良く、紀淡海峡まで見渡すことが出来た。 写真を撮っていると登ってきた単独男性ハイカーが登ってこられた。 |
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須磨浦山上遊園をトラバースして旗振山へ 縦走コースは賑やかな鉢伏山上を通らなくてもよいということを野歩記さんのレポで知ったので、 今回は山上を東から巻くルートを歩いた。公園を横切るのと違ってたいへん静かで雰囲気の良いルートだった。 |
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6:45 旗振山山頂 旗振山山頂の三角点西側には有志の方によると思われる展望台が新設されていた!これまでは確か低いブッシュが茂っていた記憶がある。 新しく拓かれた展望は素晴らしく、まさに六甲最西端の大展望と呼ぶに相応しい。5分ほど撮影と展望を楽しんだ。 毎日登山の方々とすれ違いながら、旗振山から東へ向かう。 第二神明からと思われる騒音が相変わらずすごいが、この旗振山からおらが山にかけては縦走コースの中でも好きな区間だ。 おらが山からは急な階段を急降下。高倉台を横切る。商店街は水曜が定休日のようだ。 |
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7:25 第2の難関、高倉台から横尾山へ やはりこの階段は一気に登ると息が切れる。階段を登りきったところで小休止をとった。 でも階段を登りきったことで気を抜くわけにはいかない。横尾山山頂まではだらだらと登りが続く、あまり好きではない区間だ。 横尾山山頂を過ぎるといよいよ須磨アルプス。 今日は東から来た単独男性ハイカー2人とすれ違う。考えたら自分は西向きに歩いたことがないことに気付いた。 |
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須磨アルプス せっかく持ってきたので、10-22mm広角ズームに付け替えて撮影。 後ろには高取山、そして遥か後方には摩耶山も見える。 |
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8:05 馬の背通過 広角レンズを使ったために長く写っているが、実際にはあっという間に通り過ぎてしまう。 東山山頂からはこれまでに気付いていなかったトラックを見つけた。 山頂からすぐに降下するルートで、道標には「高取山」と書かれていたので試しに歩いてみることにした。 |
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8:25 妙法寺へ向けて降下中 東山から尾根を辿って降りていくほうが楽だったかもしれない。新しく見つけたルートはけっこう急な下りが混ざっていた。 住宅街に近づくにつれて緩やかにはなるが。ちなみに距離はほぼ同じだと思う。 妙法寺小学校付近は相変わらず交通量が多くて要注意だ。 |
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9:27 高取山山頂直下 高取山の登りは数字以上に辛く感じる。先を急ぎたい思いから、ついオーバーペースになってしまうような気がする。 長い道のりを考えたら今度は無理をせずに途中で足を止めようと思う。 |
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9:42 丸山市街地へ突入 市街地歩きで最も長くて、体力的にも辛い丸山市街地へ突入。次に登る菊水山は遥か彼方に見える。 この市街地を歩くのはもう3回目で、最初は迷宮のように感じたが完璧に道筋を覚えてしまった。 最も辛いのが神鉄の高架をくぐる前後の源平町辺りの登り。のんびり走る神鉄を見送る気持ちの余裕が必要かもしれない。 |
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10:40 石井ダム付近を通過 鵯越駅を過ぎても登りの区間のほうが多い。菊水山への登りは縦走序盤最大の難関だと思うが、 実際にはそこへ至るまでの区間もけっこうハード。ここでのんびりと走る神鉄を見送って休むのもいいかもしれない。(さっきから休んでばっかりだが) 本格的な菊水山への登りが始まる前の休憩地でザックを下ろして休息を取る。 ここまで余力を残しつつ歩いてきたと思っていたが、やはり菊水山の登りはハード。途中で何度となく立ち止まって息を整える。 ところで今日は日が当たらず暑さはないが、とても湿度は高かった気がする。そしてたすき掛けしているデジイチがやたら重く感じるようになってきた。 やはりアップダウンの激しい縦走コース前半を歩く時はコンデジにするべきだったか。 当初摩耶山が最終目標だったのを、市ヶ原にすべきか菊水山にすべきか迷ったが、結局今日は鍋蓋山への登りは辛いと感じ、 また翌日以降になるべく疲れを残さないようにと考えて、菊水山までということにした。 |
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11:30 菊水山山頂展望台 菊水山山頂でも殆ど風がなく蒸し暑かった。これまで歩いてきた山々と町々を眺めて休憩を取る。 天気のほうは最後まで曇ったままとなってしまった。最近は「雲男」になってしまった気がする。 江戸川乱歩の小説と違って面白い話にはなりそうにないが。 |
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縦走序盤の山々と町々 せっかく持ってきたので85mmのレンズに付け替えて撮影。こんな曇天になるのが分かっていたら、交換レンズどころかデジイチは持ってこなかったのだが。 |
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今日は遠かった摩耶山 菊水山からも芋谷の崩壊した山腹が見える。また少しだけだが色づいた葉が見られるようになってきた気がする。 11:45 菊水山山頂出発 一応全てのレンズ(3本)を使って撮影した後、山頂を出発。 鵯越まで引き返すことも考えたが、せっかくだからまだ下ったことがない鈴蘭台方面へ歩くことにした。 |
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鈴蘭台へは山頂近くから車道へ。 初めてのルートだったが、今日は疲れもあってレポは無しです。またの機会にしておきます。 鈴蘭台から菊水山のルートは思ったより多くの方が歩かれていた。 鈴蘭台の住民の方にとって、菊水山は毎日登山で登る気軽な山になっている模様。 12:20 神鉄鈴蘭台駅到着 ちょうどやってきた新開地行き普通に乗り込んで家路に着く。 次週は連休なので、少し長めに歩いてみたい。しかし今度も天気に恵まれるかどうか微妙なようだ。何だか最近ついてない。 |
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