「六甲縦走トレ2報告」 摩耶山へ 07年10月29日(月)

 縦走2週間前ということで再び気合を入れてトレーニング。10月はじめに菊水山まででバテた反省から、今回はコンデジ携行で極力軽装を心掛ける。
今回は報告ということで、各ポイント通過時刻、並びに気付いた点などを要略して記述しています。





5:50 山陽須磨浦公園駅出発

 うっかりヘッドライトを忘れたが、写真で見るよりはぼんやりと明るくて歩くことが出来た。
今回は最終目的地は摩耶山までだが、宝塚まで歩くなら当然必携なので今度は忘れないようにしよう。








 海釣り公園を振り返って、第一の難所鉢伏山へ登る。




 ロープウェイ山上駅で小休止。ここで同じく縦走トレーニング中の2人男性ハイカーが登ってこられる。
このお二人とは結局高倉台周辺までお互い至近距離を歩いたが、栂尾山の階段を自分より先んじて登られた後は姿を見ることはなかった。自分より段違いでペースが速かった。








6:27 旗振山山頂通過

 旗振茶屋前で憩っておられた毎日登山の方のご声援を受けて通過。たいへん元気付けられます!








6:42 おらが山通過

 コスモスを見ながら遊歩道を歩いていく。








6:50 高倉台大丸ピーコック前通過

 そろそろ通勤時間が始まる頃で、スーツ姿の人とすれ違うようになる。
ビルの谷間の正面にはこれから登る第2の難所、栂尾山の階段が既に見えている。登っている人が米粒大で見える。








7:03 栂尾山階段通過

 やはり息が切れる階段である。時折立ち止まっては息を整える。
階段を登り終えて、そのまま惰性で栂尾山山頂展望台へ。展望台下で小休止を入れる。

 栂尾山から東山へは体感でもう一つ山へ登るくらい、だらだらと登りが続く。いつもより遅いペースを心掛けてじっくりと通過する。








7:22 横尾山山頂通過

 ここを過ぎると縦走中でけっこう楽しい区間となる須磨アルプスへ。手袋を装着して鎖場へ下る。








7:33 須磨アルプス馬の背通過

 朝日に照らされる岩稜が眩しい。少しだけ色づき始めた須磨アルプスだった。


 この後東山山頂へ辿り着くが、横尾住宅街へ下る縦走路は山頂からすぐ下り始める階段道であるということを大会資料の部分詳細図で知った。
これまで少し東へ尾根伝いに辿って、鉄塔の下を潜って長い直線の下りを歩いていたのである。








7:53 横尾台・妙法寺住宅街へ

 2つ目の住宅街歩きの区間が始まった。住宅街歩きは後になるほうが長くて、そしてハードになるおまけつき。








8:18 野路山公園で小休止

 妙法寺住宅街の外れから水気の多い区間を通って野路山公園へ。ここから見える須磨アルプスを眺めると住宅街の区間が長いことを実感させられる。
ところで、この水気の多い区間から高取山へ至る登りは、縦走路の中で2番目に嫌いな区間である。

 小休止の後で高取山へ挑むが、この山はたった300mと思うよりも、4、500m程の山へ登るくらいの気で登ったほうがペース配分上良いと思った。




8:41 荒熊神社下通過

 息が上がる一歩手前のところで荒熊神社へ。ここで妙法寺から続いた登りは終了。丸山住宅街までしばらく平坦か下りのほっとする区間になる。
高取山山上の水平道で息を整えつつ歩く。毎日登山の方々が今日も多く歩いておられた。








8:46 高取神社下通過

 ここからは殆ど舗装された参道を下っていく。茶屋街で一旦舗装路から開放されて、丸山住宅街へ下っていく。




9:03 鷹取橋東詰交差点通過

 丸山住宅街は住宅街歩きの中で、色んな意味で最難関。
下りきったところにあるのが鷹取橋東詰交差点。ここからは住宅街の中の登り返し。複雑に曲がりくねった住宅街だが、
通算3度目ということで完璧に覚えた。








9:20 鵯大橋通過

 丸山住宅街の中盤は平坦か下りだが、この鵯大橋を境に源平町への急坂となる。
ここはひと山登りに掛かるつもりで挑むようにしている。








9:27 源平町急坂上通過

 ようやく急坂を登りきると丸山住宅街も終盤。住宅街の向こうに遠くなった高取山を見て、たいへんだった丸山住宅街を歩いた達成感に包まれる。

 高架の車道を潜って、しばらく車道沿いに北へ進んで神鉄鵯越駅へ。








9:30 神鉄鵯越駅通過

 のんびり走る神鉄を見ながら烏原方面へ。この時に踏切は越えないこと。
鵯越駅からは久しぶりに舗装路から一旦開放される。平坦な上に雰囲気も良くてけっこう好きな区間だ。短いけど。

 舗装路に出て緩やかな登りが続く。一旦下って渓流沿いに出たところで小休止をとった。
もうこの頃になるとこの後に控える、自分が最も嫌いな区間である菊水山の階段のことしか頭にない。
しかし、実際には階段道に取り付く前にもけっこうきつい登りが続く。その前に一息入れることにしたがこれは正解だったと思う。








10:10 菊水山登山口で小休止

 毎日登山の方に混じって登山口で小休止。足をほぐしながら、最も苦手とする菊水山の階段道に備える。




10:15 菊水山登山口出発

 実際の標高差は200mほどだというが、500mくらい登るつもりで挑むほうが良いと思う。
とにかく焦らず、小休止を交えてじっくりと登ること。この頃急に日差しが強くなり、暑さも加わった。意外にも今日の行程で最もハードな区間となった。








10:38 菊水山山頂通過

 多くのハイカーで賑わう菊水山山頂にようやく、ようやくの思いで辿り着く。
天気は良いが霞んでいるし、日差しの下では暑いので、ここでは立ち止まらず先を急ぐことにした。
しばらくは下りが続くので、息を整えるには最適だ。








10:50 城ヶ越着。昼食休憩

 暑い菊水山山頂よりも城ヶ越のほうが自分にとって居心地が良かった。今日はここで少し早い昼食を摂る。サンドイッチが美味しかった。




11:00 城ヶ越出発

 10分腰を下ろして、エネルギーも充填したのでだいぶん元気になった。
天王吊橋までの急坂をゆっくりと下っていく。

 天王吊橋に出る直前に気味の悪い池があるのだが、いつもよりも水位が低くなっており、水底の様子が見えていて気色悪さが増している。
精神衛生上あまりじっくり見ないことが肝心。








11:11 天王吊橋を過ぎたところで小休止

 吊橋の上はバンジースポットを思い出すのでお気に入りなのだが、今日は暑いので通り過ぎた森の中で小休止。


 お次は鍋蓋山。急坂には変わりないが、菊水山よりはかなり楽に感じる。

 途中で尾根の肩に乗ってからは緩い登りになる。








11:43 鍋蓋山山頂通過

 山頂に辿り着く直前、真新しい階段道が整備されていた。大会に向けて着々と保全作業が進んでいるようだ。
単独男性お一人だけ休息中の鍋蓋山山頂を通過。鍋蓋山を過ぎると市ヶ原まではしばらくほっと出来る区間だ。
ここでも山頂では立ち止まらずに楽な区間を歩きつつ息を整える。




 再度山南麓を大龍寺に向けて下る区間は以前適度に荒れていたが、きれいに整地されていた。所々丸太で土止めまでされている。








12:05 再度山大龍寺通過

 整備されたばかりのように見える再度山南麓を通過すると大龍寺に到着。その余勢を駆って再度東谷を下っていく。
落葉のあるところを選んで歩くと膝への負担が軽減される。








12:18 市ヶ原着。小休止

 櫻茶屋前のベンチで小休止をとる。市ヶ原を過ぎるといよいよ縦走中最難関といわれる摩耶山への登りが始まる。
鍋蓋山から下り中心の区間が続いて息は整えているが、軽くストレッチなどをして長い登りに備える。




12:30 市ヶ原出発

 稲妻坂、天狗道はまだ少し先だが、もう登りは市ヶ原から始まる。ここからは特にじっくりと登ることを心掛ける。
そもそも今日の足慣らしのメインテーマは、今一度摩耶山への登りを体験しておくこと。








12:39 稲妻坂・天狗道出合

 ここから長い長い摩耶山掬星台への登りが始まるが、その前にここで再び一息入れる。

 摩耶山への登りでの留意点。歩幅は小さく、段差も小さく、遠回りを厭わず出来るだけ緩いところを選ぶ。
そして息が上がる前に必ず立ち止まって小休止を入れる。

 まずプロローグといえる410m+ピークへの登り。丸太階段が絶え間なく続くので歩きやすい区間だ。




12:50 410m+ピーク通過

 木々の枝越しに555mピーク(学校林道出合のある小平地)を見ながら小休止。
ここからしばらくは緩い登り。すぐにハーブ園出合のある425mピークへ。








12:54 ハーブ園出合(ピーク)で小休止

 前回5月の縦走時には稲妻坂手前のコルで小休止したが、今回はここで小休止。薄暗いコルよりも居心地は良いかも。




12:59 ハーブ園出合出発

 少し下っていよいよ摩耶山への登りの本番、稲妻坂が始まる。以前のような荒れたトラックではなくなったが、
須磨から歩いてきた足には難関には変わりない。途中で2度ほど立ち止まって息を整えた。




13:07 稲妻坂工事用索道下通過

 芋谷山腹保全工事について解説板があった。全ての工事が終わるのは平成27年(2015年)とのこと。随分先の話だ。








13:22 学校林道出合

 ようやく稲妻坂の登りが終わって、学校林道出合(555mピーク)を通過。
前回同様、やはりこの付近から何故か体が軽くなった。自分にとってここがランナーズハイポイントなのだろう。








 天狗道への急坂はこのような岩場も交えるので、変化があって疲れも紛れる感じがする。




 反射板ピークの手前のコル付近で小休止。








13:51 アドヴェンチャールート出合通過

 ここでもう1回小休止を入れる。

 ようやく摩耶山への登りの極意を感じた気がする。当たり前のことかもしれないが、とにかく疲れきる前に小まめに休むこと。








14:00 摩耶山到着

 前回よりも多めに休んだせいだろうか、余裕を感じながら摩耶山へ到達。




14:06 掬星台到着

 予定通りに今日の縦走の足慣らしはここまで。とりあえず掬星台で休憩タイムにしよう。

 絶景スポットの掬星台だが、今日は霞んでさっぱりだ。
それでも観光客やハイカーがちらほらと憩っている。








14:22 掬星台出発。上野道へ

 14:20発のロープウェイを見送って出発。最短下山ルートの上野道を通って降りることにする。


 上野道でも疲れた足にはやはり長い下りに感じる。ロープウェイ、ケーブルカーで下山できれば楽なのだが。
ところで摩耶山上から旧天上寺跡へ降りる崩れた石階段の道では真新しいロープが手すりとして掛けられていた。
膝への負担を和らげたい自分にはありがたかった。








15:00 五鬼城公園展望台通過

 ようやく五鬼城公園展望台へ降りてきた。少し秋の気配が漂う展望台を横目にどんどん下っていく。




15:10 上野道登山口で小休止

 神戸高校裏手で街路に出る。ここで小休止をしてから灘駅へ向けて下り始める。










 上野道は数あるトラックの中で、街歩きの楽さ、分かりやすさにおいて群を抜いている。
とりあえず王子公園へ突き当たるまで真っ直ぐ下っていく。高校生に混じって下校?していく。
そういえば、高校のとき自分は下校する早さだけは誰にも負けない自信があったのを思い出した。それだけ学校嫌いでもあったからだけど。








15:30 JR灘駅到着

 味わいのある駅舎は既に取り壊され、殺風景な灘駅に到着。摩耶山からの下りは1時間20分だった。
縦走後にはけっこう辛い区間だった。やはり長い下りは膝に負担が掛かるのを再確認した。
疲れた時には無理をせずにロープウェイ、ケーブルカーを使うことにしよう。








今日の行程の断面図です。





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