「奥穂高岳・上高地から涸沢」 2013年 8月 3日(土)

〜 はじめに 〜

 昨年の白馬三山より信州遠征熱に火が付きましたが、その際にテント場の光景を
見たのがきっかけで、「テント泊」という山行の敷居を上げてしまう?ことにも
ハマってしまいました。
 
 昨秋以来、数度にわたって地元の山々でテン泊山行を重ねてきました。
初のテン泊での遠征の行先は紆余曲折がありましたが、ここはまず定番の
穂高連峰最高峰の奥穂高岳を目指すべきだろうという結論に至りました。

 北アルプス初心者である自分の場合、八方尾根でのスキーの影響で
すぐ近くに見える白馬三山が北アルプス山行の入り口になりました。
今まで名前だけは知っているという状態だった穂高連峰に興味を持ったのは、
主に
【 山の休日 】さんのHPを拝見したのがきっかけです。
毎年夏、北アでの登山を重ねてこられていて、すごく参考になりました。
 ということで、上高地にも来たことがなかった自分にとって
見るもの全てが初めての新鮮さ溢れる山行となりました。

 最初に書いておかなければいけないのですが、今回の山行の当初の行程は
奥穂高岳を登頂した後は前穂高岳、岳沢を経由して上高地へ下山する周回ルートでした。
直前の週間予報では晴れ続きだったので、計画通りに歩けるだろうという見通しだった
のですが、2日目から予報が急に悪い方向に外れるという残念な展開となりました。
ということで悪天の中で安全を優先した結果、奥穂ピストンという行程に変更しました。
前穂、岳沢はまたの機会に置いておく結果となりましたが、穂高の魅力とスケールは
色んな意味で充分に堪能出来た山行となりました。




8月2日(金)

20:30 職場近くの駐車場より出発

 当然駐車場代はかかるけど、一旦家に帰るよりは断然楽だということに気付いた。
頻繁に遅れるJRに出発前に足を引っ張られるかもしれないというリスクも回避出来る。


8月3日(土)

 2:30頃 平湯温泉・あかんだな駐車場到着

 収容台数860台。駐車料金1日:500円。(出庫時に支払い)
4時オープンと情報を得ていたが、入場ゲートは既に開いていた。
おかげでしっかりと仮眠をとることが出来た。
駐車場は収容能力も十分だし、ハイシーズンには上高地行きバスにも
ドア・トゥ・ドアの感覚で乗車出来るし、あかんだな駐車場は便利と思う。

 上高地行きバスは第2駐車場そばから出発している。
出発時刻に余裕をもって準備し、往復乗車券(2,000円)を購入。
あとは列に並んで始発のバスを待つ。








 行程概要 (山中のルートは不正確です)



国土地理院地形図  : 

25000分の1 「穂高岳」


参考書籍 : 

ヤマケイアルペンガイド7  「北アルプス 槍・穂高連峰」
山と高原地図         「槍ヶ岳・穂高岳 上高地 北アルプス」

 4:50 平湯温泉・あかんだな駐車場バス停出発

 始発の濃尾バスに乗り込んで出発。乗客はほぼ全て登山者ばかりと見受けられる。
この便の場合はトランクを使えなかったので、75Lザックを抱えて窮屈で重い状態で着席することとなった。
上高地までの約30分の乗車時間は早く着いてほしい〜という気持ちでいっぱい。
それでも車窓から初めての焼岳や大正池の光景を見て、テンションは上がってくる。
大正池で数人降車したが、殆どの乗客は終点の上高地へ。








 5:20 上高地バスターミナル到着 (1,504m) 

 ようやく窮屈な状態から解放されて車外へ。涼しい上高地の外気はとても気持ち良かった!
トイレだけ済ませてすぐに遊歩道を河童橋方面へ向かう。ちなみに登山届は事前にネットで長野県警宛てに提出済み。








 5:33 河童橋

 バスターミナルからすぐに河童橋に到着。河童橋は思っていたよりも小さく感じた。
河童橋の背後にはこれから向かう奥穂高岳、吊り尾根、そして前穂高岳※が雲の合間にチラチラと見える。 ※ 吊り尾根、前穂は今回は見送ることとなるが、この時は知る由もない。

 写真撮影後、河童橋の袂で入念にウォーミングアップを済ませておく。
おそらく昼間は観光客でごった返しているだろうけど、この時間は出発間際の登山者しか見かけない状態だ。








 5:48 小梨平キャンプ場

 河童橋から歩き始めてすぐに小梨平キャンプ場を通過。
見るからにたいへん居心地良さそうなキャンプ場に心躍る。
いずれはここでテントを張る機会があるだろう。

 キャンプ場を後にすると梓川左岸に沿って一路横尾方面へ。
車が通れるくらいの広い未舗装路で、山行の行程中に歩くには味気なさを感じるが、
見えてくる景色は目新しさもあって往路は退屈することはなかった。
もちろん、復路でも歩く羽目になることは、この時は考えもしていなかったが。








 6:27 明神到着

 河童橋から約45分で明神着。
バス道が開通する以前は上高地の中心地的なところだったというが、今では森の中の静かな雰囲気に包まれている。
トイレに立ち寄ったりして小休止をとっている間に、明神岳の神々しい山容が見えてきて早くも感動する。








明神から見上げた明神岳




 6:40 明神出発








 6:47 徳本峠へのトラックを見送る

 明神出発後まもなく、徳本峠へのトラックが分岐する。
バス道が開通する以前は、上高地へは島々谷・徳本峠を経由して歩いていたという。
この由緒ある古道もいずれは歩きたいが、今日のところは通称横尾街道をひたすら北上しよう。

 分岐を過ぎると僅かではあるがアップダウンがある。








 7:40 徳沢到着

 明神から約1時間で徳沢到着。
まず目に飛び込んでくるのがこの最高の雰囲気のキャンプ場だ!
いずれ機会を見つけてぜひここでテントを張ってみたい!

 キャンプ場の向かい側にはトイレもあって一息つける。








キャンプ場を抜けると徳澤園に行き当たる

 キャンプ場のそばには徳澤園があり、それに付随する食堂前では多くの登山者が小休止中だ。
徳沢でのキャンプを思い描きながら自分も一息入れていく。
ここからは蝶ヶ岳へ向かうトラックが分岐するが、こちらと絡めて徳沢でテン泊を計画するといいかもしれない。




 8:00 徳沢出発

 既に上高地から6.4km。街道の終点横尾までは3.9km。
単調なウォーキングも後半に入ってきた。

 徳沢を過ぎると森の中へと入っていくが、そこかしこにサルを見かける。
森の中でのサルといえば瑠璃寺でオリに入って見たことを思い出すが、ここでは人との距離がより近いようだ。




 8:13 新村橋

 涸沢へ向かうパノラマ新道が分岐する新村橋に差し掛かる。
森歩きで退屈なので明るい光景に吸い寄せられるように橋へ立ち寄った。








新村橋にて。見上げると前穂がド迫力








新村橋の袂にて

 横尾、そして涸沢へ急ごう。

 徳沢から横尾の間ではいくつか小さなアップダウンがある。








 8:56 横尾到着 (1,610m)

 徳沢から約1時間。上高地から約3時間超で横尾着。
ここでようやく単調な街道歩きから解放される。正直言って長かった・・。

 ここからようやく本格的な山道が始まるが、その前に小休止を入れておく。
トイレは寄付金制で100円。トイレ前には水場があって飲料水を補給出来る。
ここで水を補給することを想定して、2Lのハイドレーションパックのところに1L余りしか入れずに軽量化を図っていた。

 横尾からは槍ヶ岳、蝶ヶ岳へのトラックが分岐する。
特に槍ヶ岳は近いうちに登りたい山の一つではあるが、横尾街道はしばらくは歩きたくないなという気持ちになっているし困ったものだ。




 9:23 横尾出発

 立派な吊り橋を渡って、次の目的地である本谷橋へ向かう。
涸沢までの大きな登りは本谷橋以降ではあるが、横尾からの標高差170mのダラダラした登りが予想外にしんどく感じてくる。
暑さも要因の一つだろうけど、横尾以降はすれ違い待ちや渋滞が頻発。自分のペースで歩けないことの影響が大きいだろう。

 始めは鬱蒼とした森の中を歩いていくが、すぐにガレ場の広がる横尾谷左岸に沿うトラックとなる。
あとは本谷橋まで横尾谷を付かず離れずに、殆ど平坦か緩やかな登りが続く。








 9:50 横尾岩小屋跡

 横尾を出発してまもなく岩小屋跡に差し掛かる。巨岩の下には隙間があって、以前はここで寝泊まり出来たのだろうか。
今ではちょっと入る気はしないところだ。
 この岩小屋跡周辺は若干トラックが広くなって小休止にも使える。
また周辺の景観もなかなか良い感じだ。








10:29 北穂を見上げる

 後から歩いてこられた方に山名を尋ねられて気付いたが、見上げれば山頂付近には山小屋が見える。
ということであれが北穂高岳だと分かった。普段の山行からすると果てしのない標高差に感じる。
今回の山行では外れたが、いずれはあの山頂にも立ってみたいものだ。









 本谷橋が近づいてくる頃になると、屏風岩と北穂がよく見えるようになってくる。
横尾まではちょっと退屈だっただけに、ようやくテンションが上がってくる光景だった。








10:43 本谷橋到着 (1,780m)

 自分にしてはゆったりした行軍速度でようやく本谷橋に到着。
けっこう疲れを覚えてきたけど、横尾から涸沢までではまだ道半ば。標高差では500m余りを残している。
セオリー通りに橋を渡って右岸の日陰で小休止をとっていくことにしよう。

 ちなみにこの吊り橋以外にもすぐ上流側にもう一本小さな橋が架かっている。








11:02 本谷橋出発

 本谷橋からはいきなりの石段の急登で始まる。その後もジグザグに高度を稼ぎながら登りが続く。
但し幸いだったのは最初が最も急登で、その後は再び緩い登りが多くなることだ。
 とはいえ、上高地からの疲れも溜まっていたようで、小刻みに歩き止まっては小休止して息を整えなければいけなかった。
それはほぼ同じタイミングで横尾、本谷橋を出発された方々も同様のようで、休憩のたびに前後が入れ替わりつつ涸沢へ至ることになる。








11:44 涸沢方面が見えるところで小休止

 【 山と高原地図/槍ヶ岳・穂高岳 上高地 北アルプス 】によると、本谷橋から涸沢までの所要時間は2時間とある。
まだ昼頃で涸沢に着いてからもゆっくり出来るくらい時間には余裕がある。
ということで、積極的にザックを下して小休止を挟んでいった。

 眼下に走る涸沢の奥には、初めて見る涸沢カールの地形が垣間見え、
その左上には前穂と北尾根が出迎えてくれている。
涸沢の谷床には一部雪も残っているが、この後涸沢ヒュッテに辿り着く直前には雪渓も歩くことになる。








12:14 涸沢ヒュッテ周辺を遥かに望む

 そして遂に今日の最終目的地である涸沢ヒュッテとテン場が見えてきた!
しかし見えてからの道のりが長いということなので、まだまだ気を抜かずに登り続けなければならない。
それはともかく、まだ昼時なのに稜線にガスが掛かってくるのが随分早いのが気になった。

 前後問わず多くの方が歩かれているがそれに惑わされず、良いタイミングで好適地を見出して休憩をとることがより重要となる。

 本谷橋以来、久しぶりに谷床が近づいてくる頃になると、トラックの行く手は雪渓の下に吸い込まれていく。
雪渓の傍は本当に天然のクーラーで非常に涼しい。
人によってはアイゼンを装着される方も見受けられたが、自分は事前情報から不要だろうと判断して持ってきていない。








12:35 雪渓歩きの始まり

 涸沢ヒュッテまでまだしばらく登りを残したところから雪渓が始まった。
途中で一度トラックが顔を出すところもあるが、ヒュッテ到着直前まで断続的に雪渓が続く。
自分の場合は雪に対する恐怖心は少ないものの、上高地から歩いてきてよほど疲れてきているのは間違いなかった。
スリップ防止のためにも、ゆっくりと丁寧に足を置きながら登っていく。
雪渓上のルートは山小屋の皆さんによって、ステップが付けられており順調に歩くことが出来る。本当に感謝の一言です。
また、多くの方が推奨されているように、雪渓上を歩く時にはトレッキングポールがバランスを取るのに非常に役立った。
考えてみれば、昨夏の白馬三山縦走はトレッキングポールを活用していなかったから、
今回の遠征はポールの有無の差を体感する機会でもあるわけだった。








12:59 涸沢小屋へのトラックを見送る

 しばらく雪渓上を登っていくと、涸沢小屋方面へ向かうトラックとの分岐点に差し掛かる。
テン場へ行くには近道っぽいけど、とりあえずしっかりしたステップの付いているルートを辿って涸沢ヒュッテを目指す。

 ここにきて稜線上の雲が切れ始め、初めて奥穂周辺の稜線を仰ぎ見ることが出来た。
明日はあそこまで登るのか、とまだまだ大きな標高差を実感するとともに、
初めて穂高の主稜線に辿り着くことになる明日への行程への期待感も高まる。








涸沢ヒュッテ直下に残る大きな雪渓

 最後はけっこう斜度が増して、なかなか険しく感じる登りだった。
後にはアイゼンを装着してから登ってこられる登山ツアーの方々が続いている。

 本谷橋からの標高差を見て達成感に浸りつつ、涸沢ヒュッテまでの最後の登りに取り掛かる。








領収証よりテン泊の要点を抜粋

 キャンプ場利用料 :700円。(トイレ代含む)

 1.テントは指定の場所に設営し、指定地以外は踏みこまないで下さい。

 2.ご自分で持ち込んだ物から出るゴミは、全てお持ち帰り下さい。

 3.トイレ、水場等の施設は大切にお使い下さい。

 4.キャンプ場内での焚き火は禁止されています。

 5.他の利用者に迷惑となる行為、深夜までの騒音は慎んで下さい。

 (国立公園内において、許可なく植物又は枯れ木、落枝を採取することは禁じられています)

 野営場内における災害・事故・盗難についての責任は負いません


 ― 明日もまた、楽しい登山、安全な登山でありますように ―



<キャンプ指定地管理者> 涸沢野営場 
涸沢ヒュッテ
13:10 涸沢ヒュッテ到着

 そして南側から回り込むように、最後の石段を登ってようやく涸沢ヒュッテに到着!!
上高地から7時間超。実に長かった・・。これは決して楽な道のりではなかった。

 本谷橋周辺からデットヒート状態でほぼ同じタイミングで到着した方々と達成感を分かち合い、
まずはテン泊受付と設営を済ませるためにヒュッテを通り過ぎて、涸沢小屋との間に広がるテン場へ向かう。



 受付はテン場の中、涸沢小屋へ向かう石畳の道沿いの途中にある。
必要事項を記入して利用料700円を支払い、テント設営許可証(撤収時に返却する)と領収証を受け取る。

 宍粟市等の各所のキャンプ場でテン泊練習は5、6泊行ったものの、本格的な山中でのテン泊はこの日が初めて。
わくわくうきうきしながら、設営する場所を選定に回る。
既に多くのテントが設営済みだったが、混雑とは全く程遠い状態で、ゆったりと好きな場所を見出すことが出来た。
まだ部分的に残雪があるが地面がのぞいていて、多くの方が使ってきた結果、予めテントがすっぽり納まる地形があちこちにあった。








涸沢でテント設営

 事前練習での整地されたキャンプ場とは勝手が違い、足場の悪い中での設営はちょっと一苦労だった。
アンカー代わりの岩はそれこそ無数にあって、この時に気付いたのがペグは持ってこなくてもよかったこと。
テン場の地面状況を考慮して装備品を絞るべきだった。次回からは場合によってはペグの分は軽量化出来る。

 テン場から東側の光景は、近くに屏風ノ頭、その左奥には常念岳方面まで見通せる。








涸沢より奥穂周辺を眺める

 明日テン泊でお世話になる予定の穂高岳山荘がちらりと見える白出のコル。
そこに突き上げている岩尾根が明日の登山ルートのザイテングラート。
ちょうど写真で雲が掛かっているところは涸沢岳。すぐ右が涸沢槍。
白出のコルの反対側の大きな山塊が奥穂。写真には写っていないが奥穂の南側には前穂もばっちり見えている。
もう目と鼻の先の距離ではあるが、明日の登りの険しさも充分に伝わってくる標高差だった。




 テント設営後はテント横で一休みしてから、初めての涸沢ヒュッテの見学。
そしてヒュッテで購入したオレンジジュースを片手にテラスで涸沢の景観に囲まれて良い時間を過ごした。
もちろん定番の山土産であるバッジの購入も忘れずに済ませておく。








涸沢ヒュッテを横切るように登山ルートが走る

 すぐ横に売店やテラスがあって、多くの方々が憩っている。








テラスを通り抜けたところ。この石畳を進むとテン場、そして涸沢小屋へと続く








涸沢ヒュッテのテラスから見る涸沢カール。自分のテントは石畳の上側に設営済み

 稜線上は右から北穂、涸沢槍、涸沢岳。そして白出のコルにある穂高岳山荘の屋根の一部まで見える








西日によってシルエットのように浮かび上がる奥穂周辺の稜線

 涸沢ヒュッテにて掲示されていた、最新の天気予報も欠かさずチェック。
明日2日目、そして明後日3日目も「晴れ」が主体で、出発前の週間予報通り。
この時点でも不安を抱かせる予報ではなかったのだが・・。




 この時にツアー登山のガイドとして来られていた方とお話して盛り上り、また記念写真を撮りあったり出来た。
このガイドさんが引率されていたツアーのご一行とも、涸沢までの登りで抜きつ抜かれつしていて見覚えがあったことで、
自然に意気投合して山談義となった。今日はあまりテン場は混んでいないが、秋の紅葉の時期のテン場の写真を見せてもらって驚き!
でも混んではいても、この時期にここへ来たいなあと思わせるには充分の紅葉の風景だった。

 団体さんの食事の時間がやってきたのを機にガイドさんと別れ、今しばらくテラスで涸沢の光景を楽しんでからテントへ戻る。
今回の山行でも定番の装備となったサンダルを持ってきていたが、岩がゴロゴロしている涸沢ではすこぶる履き心地が悪かった。
ということで、滞在中も登山靴で歩き回っていた。もう少ししっかりとしたサンダルだったら良かったかもしれないが、
これにこだわるとまたザックが重くなりそうだしある程度妥協は必要だろう。








食卓用に平らな岩まであるテン場

 涸沢での夕食はシーフードカレー。ライスはアルファ米のワカメごはん。味噌汁にはたっぷり乾燥ワカメとネギを入れてボリュームを持たせる。
あと行動食として持ってきていたソーセージにも手を出してお腹がいっぱいになった。

 ドライフードばかりだが充分にお腹が膨れる。
もっと食材を工夫していきたいが、自分の場合は撮影機材が優先になってしまう。
装備品を見直してもう少し豪華にしていきたいなとは思う。
なお、水は涸沢ヒュッテにて無料で補給可能。
行動時には折り畳めて嵩張らない、プラティパスの2L入りビニールパックが大いに役立った。









 今日登ってきた涸沢を眺めつつ、夕刻の時間をゆったり過ごしました。
上高地から涸沢へ至る長距離の一日目は好天に恵まれ、行程中最良の日となりました。
明日も出来るだけスムーズに主稜線に向けて出発するために、2時30分に起床することとして19時過ぎには就寝。
夜に一度目が覚めて、テントから顔を出した時にはきれいな星空が見えていて、まさか翌日の天候が予報に反して下り坂になるとは想像も出来ませんでした。




 
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予報が外れ暗転する2日目、そして最終3日目に続く




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