「白馬大雪渓を経て白馬岳」 2015年 7月11日(土) |
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国土地理院地形図 : 25000分の1 「白馬町」、「白馬岳」 〜 はじめに 〜 まだ梅雨が明けていないうちに奇跡的に訪れた絶好の好天の週末を迷わず活かしました。 白馬岳は3年前に友人を連れてアルプスで初めて登り、自分にとって記念すべき特別な山になっています。 あの時に稜線上から大雪渓を眼下に望み、いずれは歩いてみたいと思っていました。 今回こそ購入してから殆ど使う機会のなかった6本爪アイゼンの出番となりそうです。 また2日目には下山しなければなりませんが、3年前と逆向きに栂池を目指します。 3年前の縦走時には時々ガスが湧いたため、稜線では初めて見ることになる光景も楽しみな2日間となりそうです。 10日(金)19:30頃、自宅出発 11日(土) 2:00頃、猿倉駐車場到着 今回初めてマイカーで猿倉まで上がってきた。駐車場はまだまだ余裕のある状態だった。 まだ出発には間があるので1時間程度だけでも仮眠をとっておく。 3時前に起きて出発準備を整えそのまま出発。 3年前の記憶を頼りに、駐車場より一段高いところにある猿倉荘へ。 |
行程概要 |
3:26 猿倉出発 単独行やグループの方々もちらほら見受けられる猿倉荘周辺。 最初だけ山道を登り始めるがすぐに林道に出る。 すぐに薄ら明るくなってくるが、まだしばらくヘッドライトは付けて歩くことにする。 林道に出てすぐに鑓温泉分岐。3年前の光景を昨日のことのように思い出す。 鑓温泉へもぜひ再訪したいがこの日はまだルートが未整備。鑓温泉小屋は海の日の3連休から山小屋開きになる予定とのこと。 林道を歩いているうちに他の方々と散開し、自分の前後には誰も居なくなる。 ということで人けの少ない宍粟の山のように熊鈴を盛大に鳴らしながら歩いていく。 4:02 御殿場(林道終点) あまり荒れてなくて歩きやすい林道だった。唐突に林道が途切れる御殿場というところに意外に早いと感じつつ辿り着く。 御殿場から始まる登山道はしばらく見通しの利かない灌木帯の中を通る。 でもメジャーな大雪渓へのルートなので登山道はたいへんよく整備されている。 |
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3年ぶりとなる稜線を見やりつつ白馬尻小屋へ まだまだ遥か上方に見えるものの、確実に近づいている稜線に自然にテンションが上がる。 やがてほぼ涸れた状態の沢を左岸へ渡り、ガレ場を登っていくと・・ |
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4:25 白馬尻小屋(1,550m)到着 | |
ガイドブックなどでよく見ていた「おつかれさん!」の岩に出迎えられて白馬尻小屋に到着! 小屋の右側へ回り込むと、遂に目の前には憧れの大雪渓が広がってくる! 大雪渓を目の当たりにして感動するがすぐに寒くなってきて、さっそく一枚上着を増やした。 なおこの日はまだ白馬尻小屋は営業していなかったが、トイレは使用可能となっていた。 小休止をとって初めての本格的な雪渓歩きに備える。 以前やってしまった失敗の一つに消灯したヘッドライトを頭に付けっぱなしだったということがある。 今回はヘッドライトは忘れずに頭から外してザックへ片付けておく。 自分が小休止中にも後続の方々が到着され、大雪渓前のテラスは俄かに賑やかになった。 4:41 白馬尻小屋出発。いよいよ大雪渓へ! 大雪渓は視界良好。自分の前には3人くらいの先行者が見える状態でスタート。 山小屋の脇から大雪渓右岸の灌木帯へと登山道が伸びているが、歩き始めてすぐに大雪渓へとルートが続いていく。 盛夏を越えて秋になって雪渓が痩せてくると、登山道歩きの区間が当然長くなる。 初めて大雪渓を歩くなら、最も長く雪上に居られるよう夏山シーズンが始まってすぐにと思っていた。 早朝の大雪渓はスプーンカットの雪面がやや硬い状態ではあったが、歩き始めの雪面は斜度はごく緩い。 アイゼンは付けずにとりあえずツボ足で歩いてみる。ちょっと滑る感もあったが、普通に歩いていけそうだった。 15分程度歩いたところで、滑らないように余分な脚力を使っていることにようやく気付いた。 冬はスキーをしているからか、自分は雪面を歩くことに対する恐怖心が薄いことが結果的に邪魔した形となった。 結局始めからアイゼンを装着したほうが楽だったのだが、最初にややアイスバーン気味のところをツボ足で歩く経験をしたことは良かったと思う。 3年前に鑓温泉から下山中に雪渓を歩いたことがあったが、あの時はアイゼンを装着することなく通過出来たので、 今回が正真正銘自分が初めてアイゼンを履いて雪上を歩く機会となった。 時折見かける元落石の一つに腰を掛けてアイゼンを装着。 これだけ視界が良ければもし落石が転がってくればすぐに気付けるはず。 |
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朝焼けの白馬大雪渓を歩く アイゼン(6本爪)を付けると、ツボ足に比べて本当に楽だった。 自分撮りの際の方向転換や下りなどの動きにも安定して対応出来て、アイゼンの有難みがよく分かる。 もう何年も前に有馬四十八滝での氷瀑を見る目的で買っていたアイゼンだったが、まさか白馬大雪渓を歩くことになるとは想像すらしていなかった。 ようやく本来の目的でアイゼンを使うことが出来たわけで、爪が雪面を捉える感触を一歩一歩味わいつつ歩いていく。 やがて右岸寄りに数人の方が歩かれていることと、そちらに赤い線があることに気付きルート修正。 視界不良の時であれば、自分は支谷に迷い込んでいたかもしれない。 |
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標高差約600mの白馬大雪渓をひたすら登る | 左岸側に合流してくるのは三合雪渓か |
大雪渓は斜度が緩くなったり、やや急になったりと斜度変化を繰り返しつつ高度を上げていく。 緩くなったところで小休止を入れたり、時々ジグザグに登ってみたりとかしてみる。 自分自身ほぼ初めてといってもよい本格的な雪渓歩きだが、なかなかにハードなものと感じてきた。 |
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朝日を背にひたすら雪渓を登っていく 次第に離れて見えなくなっていく白馬尻小屋。とにかくマイペースでゆっくりした歩きでも見えてる光景は徐々に変わっていく。 日が高くなってきて体感温度も徐々に上がってくる。大雪渓に入ってけっこう時間が経ったなと思って時計を見たらまだ6時前。 |
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次第に傾斜が増していく大雪渓 登り始めは緩斜面主体だったが段々中斜面くらいになってきた。 落石はあるところには多く見受けられ、やはり聞いていたとおり天狗菱直下辺りでは頻発。 規模はごく小さなものだったが、まさに落石の瞬間を見ることとなった。 喘ぎつつ急な大雪渓を登っていると、上方の岩場で数名の先行の方々が小休止中なのが見えてくる。 遂に大雪渓歩きも先が見えてきたようだ。 |
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6:50 白馬大雪渓を登り切り小尾根に乗った 白馬尻小屋から約2時間で大雪渓を無事に踏破! 雪面から離れて小尾根の岩場に足を付けた時には、まるで島に上陸でもしたかのような気分だった。 この先は夏道となるようなので、とりあえずアイゼンを外してから小休止をとった。 ところで大雪渓を歩いているうちに、やはり徐々にではあっても靴に水分が浸透していてつま先が冷えていた。 夏道に入ったのでそのうちに乾いてくるだろうけど、スキー以外でつま先の冷えを体感することは初めてだった。 小尾根からは登ってきたばかりの大雪渓を見渡せて、なかなか達成感を得られる光景だった。 赤いルート沿いには登ってこられる最中の後続の方々が点々と見受けられる。 |
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葱平の斜面を登る 久々に夏道を歩けるようにはなったが、なかなかの急登でハードな場面が続く。 それでも足元には多くの花々が咲いていて目が癒されるうえ、大雪渓上部からよく見えていた天狗菱を間近に見上げたりと まさに今アルプスに居るという喜びの実感を呼び起こされるところだ。 |
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そして小雪渓に近づく 既にはっきりした疲れを実感していたこともあって、かなりゆっくりめのペースで高度を上げていく。 いつしか右手には新たな急斜面の雪渓が現れる。夏道を歩けるのもあと少しで再び終わるようだ。 |
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7:46 小雪渓 | |
横切るための雪切りがされている小雪渓に到着。 小休止を兼ねて迷わずにアイゼンを再び装着することとする。 巨岩に埋め込まれた銘板によると、ここからはもう白馬尻よりも白馬岳のほうが遥かに近い。 疲れてはいても確実に白馬岳へは近づいていて、これには大いに元気付けられる。 |
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小雪渓を渡る 銘板の巨岩の脇からしっかりしたトレースが付いている。しかも雪質は既にザクザクなので、アイゼンを付けていれば軽快に歩ける。 小休止でちょっと元気になった状態で小雪渓を渡りに掛かる。 なお葱平辺りよりちらほらと下りの方とすれ違うようになってきており、小雪渓通過時にもすれ違う必要があった。 出来るだけ幅の広いところですれ違うように配慮する必要がある。 小雪渓から見下ろすと、かなり低くなってきた大雪渓を俯瞰出来る。 登山者の行列が出来つつあり、今更ながら大雪渓の人気ぶりを再認識した。 なお小雪渓はかなりの急斜面で高度感もたっぷり。ここを滑落したら自分で止められないことは想像に難くない。 |
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緊急避難小屋前を通過 小雪渓を横切って夏道にとはいかず、コース終盤の残雪状況は想像を越えていた。 緊急避難小屋の様子から、まだまだ残雪には厚みがあることが分かる。 まあ夏道であろうがなかろうが、どちらにしても疲れる状況にはもう変わりないのだが。 大雪渓と同じように赤い粉で付けられたルートに沿って登っていく。 |
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初めて頂上宿舎が見えてきた! 右手上方には遂に頂上宿舎が初めて見えてきた。長い長い登りも終わりが近づいてきたようだ。 でもアルプスでは目標物が見えてからが長いので、引き続いてマイペースでゆっくりめに登っていく。 それにしてもこの大雪渓ルート終盤の残雪はたいへん広い。 この大斜面を見て、今スキーがあればなあと強く思った。 雪質はザクザクだからGWの頃に近いコンディションで滑走を楽しめるように思う。 |
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8:19 お花畑 しばらく続いた雪の斜面も終わり。また頂上宿舎が大きく見えてきて、目指す稜線が近いことを実感する。 それとどうやらこの先は夏道となりそうなのでアイゼンを外す。 岩にお花畑と書いてあるけど、この周囲では花は見かけないが・・。 |
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お花畑の中を緩やかに登っていく 少し進むと今度は広い草原の中を歩くようになり、色とりどりの花々が見られるようになる。 とても全種を調べられないので、目に付いた花を代表して載せていきたい。 前回白馬に登った3年前よりも明らかに花が多く、8月より7月にピークを迎える種類が多いのだろうか。 どこを撮っても絵になる光景がずっと続いていく。やはり夏山は花の有無で印象が大きく変わるような気がする。 |
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お花畑の途中(標高2,553m)で小休止 花がきれいなのはいいけど、この辺りで相当疲れが出てきていたので小休止を入れていく。 この時点で既に1,300mほどの標高差を稼いできている。 遠征ではいつものことだけど睡眠不足になるうえに、初めての雪渓歩きでいつもより更に疲れたのだろうか。 とはいえ、少し腰を下ろしていたらちょっと復活。腰を下ろしていたところからは眼前に杓子岳が大きく見えている。 3年前はあの山に登っている頃からガスってきたのだったが今日は大丈夫だろう。 動植物に対する注意書きの案内板を過ぎると、階段状に整備されたやや急な登りが続く。 毎回思うけどやはりいくらトレーニングしていても、アルプスを登るのは本当に楽ではない。 |
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9:10 最後の雪田 今日たくさん歩いた中で最後の雪面を通過。 もう距離も短いし雪もザクザクだからツボ足で充分だ。 見上げれば最初は小さかった頂上宿舎が大きく見えている。ここまで長かったような短かったような。 |
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9:21 村営白馬岳頂上宿舎(2,730m)到着 遂に待望の白馬岳頂上宿舎に到着! 猿倉を出発してほぼジャスト6時間。もうバテバテだったにしては予想外に速い気がする。 頂上宿舎の向こうには杓子岳、白馬鑓ヶ岳が揃ってきれいに見えている。 この後の散策で訪れたいけど脚の疲労は相当感じている。まあとりあえずテントを設営してから今後の計画を考えることにする。 頂上宿舎のテン場は建物の後ろ側。窪地の中にあって展望は楽しめないが風からは相当程度守ってくれそう。 自分が到着した時はまだちらほら程度で、張る場所は選び放題で逆に迷うほど。 結局やや山小屋から離れたところに設置することにした。ところがこの時は意外に風が強くていつもより設営に手こずった。 それでも大きな岩をたくさん使って、テンションを効かせて設営完了しほっと一安心。 テン場の受付は昼からとのことで、荷物の整理が終わればさっそく稜線散策に出ることにする。 テン場から山小屋と反対側には稜線へ上がる通路が設けられている。 |
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丸山より白馬岳を眺める まずは好展望地のミニピークである丸山へやってきた。 3年ぶりに白馬岳を眺める。晴天で一段と緑が鮮やかな白馬だった。 この頃より頂上宿舎のテン場のテント数がだいぶ増えてきたようだ。 考えてみれば自分がテント泊に興味を持ったきっかけとなったのが、3年前の白馬三山縦走時において各テン場を見たことだった。 |
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丸山より杓子岳、白馬鑓ヶ岳をはじめ、北アルプス一円の山々を眺める 一休みして少し元気にはなったけど、杓子岳や白馬鑓ヶ岳の山頂まで登るのはきついし、3年前にも一度友人と登っている。 白馬岳山頂よりも3年前はガスって見えなかった、杓子岳・白馬岳揃い踏みの光景を拝んでおきたいなと思い立った。 それはともかく白馬三山以外にも穂高から立山まで延々と見渡すことの出来る贅沢なミニピークで、もうしばらく鋭気を養っておきたい。 時折、来られる他の登山者の方々とお話ししながら、1時間近くも丸山でのんびりしてしまった。 |
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丸山より槍穂遠望 | 剱岳の雄姿に強く惹かれる |
3年前と違って所々に歩いた山が見えるというのはまた気分が違う。 槍から前穂までの稜線も印象的だが、ここから最も目を惹かれるのがやはり剱だろう! 自然に目を奪われるほどの威厳さを感じる。近いうちに登れるだろうか。 11:50 丸山(2,768m)出発 いよいよ丸山から重い腰を上げる。 とりあえず杓子沢のコルを越えて、白馬鑓ヶ岳への登りの途中まで登ってみることにする。 散策というにはけっこうアップダウンがあって疲れた脚にはきついはず。3年前の白馬三山を縦走した時の記憶は鮮明に覚えている。 でもこの好天では行かないという選択肢はないだろう。 |
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稜線から遥か眼下に大雪渓を見下ろす 登ってきたばかりなので、やはり達成感を得られる景観だった。 それはともかく、やはり疲れた脚では杓子岳手前のアップダウンもきつかった。 |
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杓子岳の巻道を辿って白馬鑓ヶ岳方面へ 巻道とはいえ、やはり地味にアップダウンがあってけっこう疲れる。 でも正面には白馬鑓ヶ岳が大きく見えてきて元気付けられる。出来れば山頂まで登っておきたいところだが・・。 杓子沢のコルでは大岩の影で休憩中の方も居られるほどかなりの強風が吹いている。 コルからは目的地としている小槍の肩まであと一頑張り。 3年前はガスって見損ねてしまった光景を拝むのを励みにゆっくりと登っていく。 |
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12:50 展望地到着 白馬岳の鋭鋒と杓子岳の迫力ある姿を初めてしっかりと見ることが出来て感動だった。 丸山から1時間掛かったが、やはり見に来た価値は充分にあった。 出来れば白馬鑓ヶ岳山頂まで到達したかったが、この光景を拝むのならここで充分だろう。 適当な岩に腰掛けて、持ってきたパンで軽めの昼食を摂る。 せっかく足を伸ばしたので、ここで30分程度ゆっくりと休憩した。 復路も杓子岳山頂に寄らず、忠実に頂上宿舎までピストンする。 |
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頂上宿舎のテン場へ戻っていく 北に向かって歩くほうが全体的に下りベースとなるのでやや楽ではあるが、最後の丸山への登り返しがかなりきつく感じた。 それでもたくさん咲き誇る花々に癒されながら、ゆっくりと北へ戻っていく。 |
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やっとの思いで丸山まで戻ってくる 丸山を出発した時よりもテントの数がだいぶ増えていた。マイテントも飛ばされずに無事だ。 とりあえずはテントに戻ってとことんゆっくりしたいものだ。 白馬岳山頂も今日のうちにゆっくりと過ごしていきたいが、夕方の天候と脚の回復具合によって決めることにする。 白馬岳山頂は3年前にも好天の下で踏めているので、今回は優先順位が低かった。 15:00 白馬岳頂上宿舎・テント場に戻ってくる まず頂上宿舎で後回しにしていたテントの受付を済ませる。 その後で水を補給してからようやくマイテントへ。 好物の炒りたてのポップコーンを食べながら山と高原地図を眺めるのが何より落ち着く時間となっている。 ここのテン場は周囲の景観が見えないので、かえって落ち着く気がする。 そうこうしてたらもう夕食の時間。今回も軽量化のためにドライフードのパスタやスープをメインに手早く済ませる。 17:15 テン場を再び出発 夕方遅くなっても引き続き好天。 しんどいけどやはり白馬岳山頂でゆったり過ごしておきたかったのでまた出発する。 一仕事ではあるけど、山頂までの標高差はたったの200m程度だ。 |
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17:35 白馬山荘(2,840m) 3年ぶりに白馬山荘へ到着。 友人と共に初めてのアルプス山行で、且つ初めて山小屋泊したところなのでやはり思い出深いところだ。 と同時に高山病で辛い経験をしたところでもあるのだけど。幸いなことに山で気分が悪くなったのは3年前が最初で最後になっているが・・。 思い出の白馬山荘を過ぎると、山頂まであと一登り。 ジグザグにゆっくりと高度を上げていく。 |
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懐かしい思いと共に近づいてくる山頂 |
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17:52 白馬岳山頂(2,932m)到着 頂上宿舎のテン場から37分で到着。 夕刻遅い時間なので、散策でまばらに人が訪れる程度の空いた状態だった。 相変わらず気持ちの良い山頂で、時間さえ許せばいつまでも居たいところだ。 でも風が強くてけっこう寒い。あまり長居は出来ないと考え、効率良く撮影を済ませていくことに。 |
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非常にクリアな夕景 3年前は西側がけっこうガスが上がってきていたが、今回はほぼ完璧な状態。 富山湾とその向こうに砂州のように横たわっているのが能登半島だ。まだ行ったことはないけど旅情を誘う光景だった。 それと白馬岳からは意外と海が近いなと感じた。 |
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18:15 白馬岳山頂出発。テン場へ戻る 寒さに耐えつつ約20分過ごした白馬岳山頂を出発。 北アルプスの山々を眺めつつ、ゆっくりと頂上宿舎のテン場へ下っていく。 中でも特に夕方の斜光に照らされた劔が一段と凛として美しく見える。 18:40 頂上宿舎・テン場帰還 大雪渓に始まって、よく歩いた好天の一日だった。 近くの丸山ではまだ多くの方々が夕景を楽しまれていたが、自分はもう身体が休養を欲していたので19時過ぎには就寝。 明日は昼頃には栂池に下山したいので、逆算して3時頃には出発することにする。ということで起床時刻は1時・・。 やや余裕を持たせ気味に時間配分を考えた2日目の行程ではあったが、この早め早めの行動が予想外に功を奏することになる。 2日目 「白馬岳を経て栂池へ下山」へ続きます。 |
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行程断面図です |