「鹿島槍ヶ岳/扇沢から爺ヶ岳を経て冷池」 2015年10月17日(土)

国土地理院地形図
 : 25000分の1 「黒部湖」、「十字峡」




 〜 はじめに 〜

 10月に入って小屋閉めラッシュの時期となりますが、その前に今年最後となるアルプス山行を!と機会を伺っていました。
昨年は常念・蝶周回、一昨年は双六・笠周回を実現出来た「体育の日3連休」ですが、今年は仕事と悪天で見送りました。
3連休の一週間後この週末で北アの多くの山小屋が営業終了ですが、この週末は概ね好天見込み。
滑り込みで締めのアルプス山行を実現することが出来ました。

 行先はシルバーウィーク山行にて新穂高から黒部ダムへ縦走後、バスの車窓から見えた鹿島槍にほぼ即決でした。
あの長大な北上の旅の続きを少しだけ歩きたいと思います。




10月16日(金)
20:30頃、自宅出発




10月17日(土)
 3:00頃、扇沢・柏原新道登山口付近の第2駐車場到着

 登山口最寄りの路肩の駐車場は満車だったが、少しだけ通り過ぎたところにある第2駐車場はまだ数台程度でガラガラ。
少しだけ一息入れてから登山準備を始める。毎回、思うけどもう少し家がアルプスから近ければ・・。








 行程概要 



 柏原新道、種池山荘〜鹿島槍への稜線歩き共に顕著な危険個所は無し。
但し濃霧時には爺ヶ岳から別尾根に入らないよう注意が必要。

 扇沢〜鹿島槍間は距離、標高差ともけっこう大きく、2泊3日の日程を組むのが理想的と思われます。
   
 3:52 扇沢・大町市営第2駐車場(1,360m+)出発

 10月中旬にしては冷え込みは弱かった。まずはほぼ夏と変わらない装備で登山開始。
柏原新道登山口に向けて緩やかに車道を下っていく。








 3:57 柏原新道登山口(1,330m+)

 扇沢に掛かる橋を渡ると北側に柏原新道登山口。
いよいよ鹿島槍への長い行程の始まりだ!
しばらく沢沿いを奥へ進んでから右手の山腹に取り付いていく。

 整備状況は万全で北アルプスの中でも歩きやすいという柏原新道。
ただ登り始めだけは「もみじ坂」と呼ばれる急登になっているという。
でも思い描いていたよりは程好い登りで比較的体への負担は少ないと感じた。
同じく歩きやすい合戦尾根と比べても、こちらのほうは急登というほどでもないような。

 真っ暗な柏原新道から煌々と明るい扇沢駅が時折ちらちらと見えるのが印象的だった。




 5:04 八ツ見ベンチ

 ベンチを利用して小休止をとる。1時間近く歩いてきたけど、まだ自分以外誰も見かけなかった。








 5:29 丁寧な注意書き

 この先に要注意箇所があるよう。
それにしてもここまで丁寧に注意を促してくれる登山道はそうそうないのでは。

 なおこの頃になると写真よりも実際は薄明るくなってきており、周囲の景観はぼんやりと見えるようになっている。








注意書きされている崖上通過区間

 少し前より山腹を歩くようになっており、崖上に出たことで一気に周囲の景観が広がる。
注意書きどおりに慎重に通過する。
前方には針ノ木岳から種池山荘へと続く稜線がまだ遥か頭上に横たわる。

 崖上を通過する区間はケルンを挟んでしばらく続く。




 6:28 一枚岩

 どれが一枚岩なのか見た目では分からなかった。








扇沢に朝日が射し込むが、針ノ木岳は雲に隠れている

 扇沢に朝日が差し込む清々しい光景を振り返るが、今日は午後になるとガスの湧く微妙な予報となっている。
今日の目的地である冷池山荘に辿り着くまで、大崩れせずに天候がもってくれれば良いのだが。

 この辺りで今日初めて、後続の若い単独男性に追い抜かれる。
自分と同様に大きなザックを背負われているが、歩行ペースは自分より断然早い。
この後、鹿島槍は元より八峰キレットに五龍をも越えて、五龍山荘まで歩かれるとのこと!!
上には上が限りないと改めて実感。自分はもう追いつくことはないけどお気をつけてと見送る。








 6:54 「石畳」

 この石畳は高低差が少なく、京都の庭園にあるものと変わらない歩き心地のようだ。

 この後も柏原新道において続々と名称付きのポイントを通り掛る。
この前登ったばかりの合戦尾根での各所のベンチと同様に休憩の目安になるし、
同じ光景が続きがちの柏原新道の登りにおいて気を紛らわせてくれる気がする。








 7:05 「水平道」

 水平道は実際にはアップダウンのあることが殆どという意味合いで取っているが、
柏原新道の水平道は本当に起伏が少なくて、ある意味で的を得た名称と思う。








 7:16 「水平岬」   7:20 「包優岬」 

 「水平岬」、「包優岬」と立て続けに案内板が現れる。
何だか岬巡りをしている感覚になってくるが、この辺りが比較的視界が開けているから名付けられたのだろうか。
それにしても「包優岬」は恋人の聖地にでも来たようなネーミングではあるが、
大自然に優しく包まれているのであながち的外れではないような気もする。

 段々と稜線が近づいてきているが、残念ながら雲が多く沸いているとみて間違いないようだ。








 7:30 「石ベンチ」

 そのまんまのネーミングだが、せっかくだから石ベンチに座って休んでいこう。
座り心地は本当に良くて腰に根が生えそう。

 ここで出会った下山中の方から、種池山荘まであと1時間くらいとの情報をいただく。
稜線での寒さは相当なものだったとか。








 7:37 アザミ沢

 地形図には記載の無い、ごく微細な涸れ沢を通過。
今は枯れ草ばかりで寂しげな光景だが、夏ならば花がたくさん咲いていそうだ。




 7:40 「黄金岬」

 引き続いて山腹道を辿っていくと「黄金岬」を通過。
以前、友人と旅行したことのある西伊豆での同名の夕景スポットを思い出す。
ちょうど自分が黄金岬を通り掛った時、山小屋の方が「黄金岬」の指導標を外しに掛かられていた。
この日、柏原新道沿いでは小屋閉め作業の一環として、指導標の撤去作業が行われていたのだった。
ということで、ここでは作業の邪魔になってはと思い、自分撮りは行っていない。




 7:48 「ガラ場」の注意書き








 7:54 「ガラ場」

 落石やスリップに注意しつつ、「ガラ場」を慎重に通過。
いつしか扇沢が遥か眼下に見下ろせ、柏原新道もいよいよ終盤に差し掛かったことを実感出来る。
なお山腹道が扇沢へ向かっていることで、かなり正確に現在位置を掴むことが出来た。
種池山荘まで残る標高差はあと160mくらいだろうか。








 8:05 「富士見坂」 「富士見坂」で棒小屋乗越を正面に見据える

 再び落ち着いた山腹道を歩いていると「富士見坂」に到着。
南方は雲が多いようで、今日は富士山は見えていないようだ。

 一方、「富士見坂」からはほぼ同じ高さに棒小屋乗越が見える。
但し柏原新道の終点は種池山荘なので、稜線到達にはまだあと一登りしなければならない。








 8:22 「鉄砲坂」

 これまで延々と緩やかな山腹道が続いてきたが、種池山荘直下だけはやや急な登りとなる。
ここで名付けられている「鉄砲坂」は柏原新道開設以前、扇沢から直登していた旧道の別名という。
現在の柏原新道とは真逆にたいへんな難路だったようだ。

 「鉄砲坂」を過ぎると、遂に頭上には待望の種池山荘が見えてくる!








 8:38 種池山荘(2,450m+)到着  種池山荘からいよいよ稜線歩きへ! 

 扇沢の登山口から4時間40分掛かってようやく種池山荘到着!
歩きやすいと感じた柏原新道だったが、意外にも標準所要時間より1時間も長く掛かった。
やはり睡眠不足が響いたのだろうか。

 種池山荘に着いて稜線に乗った途端、容赦なく冷たい強風が吹き付けてくる!
これまでよりも体感で数度一気に下がったようだ。
小休止に入るや否や真っ先に防寒着を着込んだ。








針ノ木、蓮華遠望

 種池山荘前のテラスにて、針ノ木や蓮華を眺めながら小休止をとっていく。
扇沢を挟んでけっこう距離があるなと感じた。いずれ針ノ木からここまでの稜線を歩くこともあるだろう。
北側の斜面には数日前に降った雪が薄らと残っている。




 種池山荘周辺の内外でも、山小屋スタッフの方々が諸々の小屋閉め作業に勤しまれていた。
やや慌ただしい状況ではあるが、種池山荘にてトイレだけお借りしていく。








 9:10 種池山荘(2,450m+)出発

 約30分の滞在で態勢を整え、いよいよ爺ヶ岳へ向かって出発!
まずは種池山荘の正面にそびえる南峰を目指す。三角形の端正な姿が印象的だ。

 時折は日も射して青空も覗いていたが、いつしか天気は高曇りとなってきた。
まだ爺ヶ岳周辺の展望はあるようだが、これは先行き不透明と予想するしかなかった。








爺ヶ岳・南峰、中央峰に向けて

 種池山荘から爺ヶ岳・中央峰までの標準所要時間は1時間となっていて意外に近い。
また標高差は200mくらいだ。
展望があるうちにと焦る気持ちもあるが、柏原新道を登ってきてやや疲れている脚を急がせるのは無理がある。








 9:21 稜線直上に乗り、爺ヶ岳・南峰を目指す

 種池山荘の少し東で稜線直上に復帰。
爺ヶ岳・南峰に向けて、ハイマツ帯を貫く登山道が山頂へと続いている。
この辺りではハイマツが防風林となって意外に暖かかったが、標高を上げるにつれて風は相当強く吹いていた。

 この後懸念していたとおりに残念ながら爺ヶ岳・南峰に着く手前で、本格的に雲が沸いてきてしまった。








爺ヶ岳・南峰直下にて、至近距離でライチョウに遭遇!

 周囲の視界は無くなったが、その代わりにかなりの至近距離でライチョウと出くわした。
夏毛から冬毛へ生え変わる途中のツートンカラー状態を見るのは初めてだった。

 驚かさないように静かに見守りつつ、出来るだけ至近距離で撮影しようと試みた。
いつもどおりに広角レンズを付けてはいたが、かなり大きな姿で捉えることが出来た。
このライチョウはたいへん落ち着いていて、けっこう長い時間を共に過ごさせてくれた♪








10:01 爺ヶ岳・南峰直下より、山頂を目指す

 ライチョウとお別れした後、まもなくのところで山頂へ向かうルートが分岐する。
展望が無いのは分かってはいるが、爺ヶ岳の山頂を踏まないまま冷池山荘へ向かうのも味気ないと考えて寄り道する。








10:05 爺ヶ岳・南峰山頂(2,660m+)到着

 短い急登を経て、待望の爺ヶ岳・南峰山頂に到着!
東西方向にけっこう広い山頂だ。
薄日が射してはいるが、濃いガスのためにやはり展望無し。

 でも運が良ければ雲が抜けるかもと思い、小休止がてらしばらく待つもダメだった。




10:23 爺ヶ岳・南峰山頂出発

 今回の行程はピストンなので、明日好天であれば爺ヶ岳山頂はリトライ出来る。
ということであっさりと諦めて出発する。








爺ヶ岳・南峰から中央峰、そして冷池乗越へ

 南峰を出発した頃から更にガスが濃くなってくる。
このような状態なので少し先にぼんやりと見える中央峰は素通りすることを即決。

 更に先にある北峰に立ち寄れる踏み跡はあるのか確認しながら歩いたが、自分が見る限りでは見当たらなかった。
山と高原地図にも北峰だけは山頂を通過する登山道表示は無い。
結局、爺ヶ岳の山頂は3つのうち2つが一般的な登頂対象となっているようだ。
でもこのような天候の中での確認なので、明日の帰路でも一応支線の有無を再確認することとした。




 爺ヶ岳・中央峰、北峰直下を歩いている時に少しだけ小雨が降った。
レインウェアを着るまでには至らなかったが、出来るだけ早くに冷池山荘に辿り着きたい。
でもこの辺りは意外にアップダウンが多くて、けっこう体力を消耗する。

 爺ヶ岳を離れるにつれて、冷池乗越へ向けて下り一辺倒となる。
ペースは上げられるが、これは明日の帰路では登りになるわけで下山も楽ではないようだ。








11:22 冷乗越分岐(2,440m+)

 稜線が広がったと思ったら、赤岩尾根が合流してくる冷乗越に到着。
あいにくのガスの中で長く感じた爺ヶ岳周辺の稜線歩きだったが、ここまで来れば待望の冷池山荘まであと少し!
ガスが無ければ既に前方には冷池山荘のみならず、鹿島槍までよく見えているはずだが・・。
それはともかくとして、天候が大崩れせずに良かった。




 この後、一旦は森林限界を下回るようで、森に覆われた2,387mコルまで下る。
コルから僅かに登り返すと、ようやく冷池山荘の南側平坦地に乗り上げる。








11:35 冷池山荘(2,410m+)到着!  テン場まであと8分 

 扇沢の登山口を出発してから約7時間30分掛かってようやく到着!
種池山荘と同じく今日が小屋閉め前の最終宿泊日ではあるが、それなりに多くの登山者が出入りしている。

 今日は微妙な天候だし、当初の予定どおりに鹿島槍への登頂は明日にとっておく。
この後半日は自由時間ということで、早くテントを張ってのんびりしたい!
ということで、まずはテン泊の受付を最優先で済ませる。




11:46 冷池山荘出発

 冷池山荘からテント場までは指導標によると8分。
近くはないけど遠くもない、というような距離感だろうか。

 テン場までは絶壁の縁を通ったり、そして最後までかなりの急坂になっていて喘いで登った。








11:56 冷池山荘・キャンプ指定地(2,470m+)到着

 冷池山荘から10分で待望のテン場に到着!
全体的に斜めになっているところが多いけど、稜線上にあるので展望は抜群だろう。

 この頃、何となく富山県側は視界が広がってきそうな気配だった。
稜線から少しだけ下ったところ、テン場の西側隅の平らなスペースを見つけてテントを張りに掛かる。
小雨も風も、そして冷え込みも大したことはなく、テントはのんびりと張ることが出来た。








劔、立山が目の前に!!

 テントを張っていると久しぶりに日も射してきて、なんと俄かに天候回復!
西側には自分は未踏の劔、立山が真横に見える!
山々には薄らと雪が積もっていて、夏にはない神々しさを感じる。
特にやはり一際威容を誇る劔には目を奪われる。

 それはともかく、このまま鹿島槍を目指してもよい天候になる可能性も考え、
水や山バッジなど必要品の買い出しを先に行っておくことにした。
テン泊受付の時に用事を全て済ませておくのがベターなのだが、
トイレは山小屋にしかないので何度か往復することを想定していた。








相変わらず長野県側は濃いガスに覆われたまま・・

 劔が見えた時には一気に天候回復かと色めき立ったが、やはり微妙な状況は変わっていなかった。
どうやら富山県側だけが好天と言える状況だったようだ。

 初めてブロッケン現象が見えたりもしたが、やはりガスが取れてくれるほうが嬉しい。




 山小屋は明日の小屋閉めに向けて、やや慌ただしい雰囲気だった。
小屋閉めの時期がこれほど寂しく感じるようになるとは自分でも思わなかった。




 所用を終えてテン場まで戻ってくるも、やはりガスが取れたり掛かったりの繰り返し。
ご近所ではこれから鹿島槍へ出発される方も居られたが、自分は登頂は明日へ回すことにした。




14:45頃

 2時間程度テントでゆっくり過ごしてから、鹿島槍方向へ偵察ついでに散策に出掛けることにした。
布引山への急登が見えてくる辺りまで稜線を歩いてみたが、鹿島槍は終始ガスの向こうに。

 テン場が見えてくる辺りまで引き返してきたところで、何だかガスが晴れてきそうな雰囲気があったので待ってみる。








ガスが消えて全貌を現した爺ヶ岳!

 爺ヶ岳周辺は真っ白な中を歩いてきたのと、鹿島槍方向から眺めるのは当然初めてということでこれは嬉しい光景だった!
写真では唯一日が当たっている中央峰と、南峰、北峰、3つのピークが仲良く並んでいるのが印象的だ。








遂に鹿島槍も全貌を現す!

 鹿島槍は遠くからは何度も観ているが、この山行においてはこの時が初めてとなった。
間近で見る双耳峰は本当に絵に描いたような美しさで思わず見とれてしまう!
それと同時にここから観ると手前の布引山が意外に存在感が強く、爺ヶ岳と同じく3つのピークのある山のよう。
明日は予報どおり好天に恵まれるとすれば、鹿島槍への初登頂が本当に楽しみだ。

 稜線上を散策している時、今日登頂された方々数人と出会う。
ガスが取れたり掛かったりで、やはりスッキリとした景観は得られなかったが、全く何も見えないということもなかったよう。




 爺ヶ岳、鹿島槍の絶景を心ゆくまで堪能してから、テン場へと戻っていく。








16:32 散策(偵察)を終えてテン場に戻ってくる

 約1時間30分ぶりにテン場に戻ってきたが、殆どテントが増えておらず閑散としているのに驚く。
同じく小屋閉めの時期にあたる「体育の日3連休」に、昨年、一昨年とテントを張ったが、どこもそれなりに張数も多くて賑わっていた。
やはり普通の週末ということで登山者数も落ち着いてくるものなのだろうか。
空いているのは利用者にとってはもちろん悪いことではない。
それでも今夏はアルプス登山でたくさん思い出を作れただけに、やはりシーズンの終わる小屋閉め時という寂しさも感じざるをえない。








劔、立山の向こうに夕日を見送る

 終始天候の良かった富山県側だったが、午後遅くなるとこちらとは逆に重たい雲に覆われた。
劔、立山の稜線は見えにくくなったが、黒部の谷の向こうに沈んでいく夕日に照らされて夕食の時間とする。

 今回は初めてドライフード一切無しの夕食をということで、扇沢から担ぎ上げてきた大好物のキムチ鍋。
この最高のロケーションと相まって、感動的に美味しかったのは言うまでもない!




 就寝前に今一度、冷池山荘へ向かいトイレを済ませておく。
携帯用トイレは常時携行しているが、出来るだけ非常時以外は使わず温存したい。
昼間、日が当たればけっこう暖かく感じたものの、やはり暗くなれば気温は街でいえば真冬並みだった。




 明日、日曜は日の出6:00。
 ここから鹿島槍南峰まで標準所要時間は2時間10分。
テントはここに張りっぱなしで軽装で歩けるので、ほぼ標準所要時間どおりに着くだろうと予想。
そして山頂にて余裕を持ってご来光を迎えるため、出発時刻は3:30とした。
ということで、起床時刻は2:00(テント撤収の手間が無いので通常より出発準備時間は短いだろう)に設定。

 明日、遂に憧れの鹿島槍へ到達するのを楽しみにして19:00前にはシュラフに潜り込んだ。








 
「鹿島槍ヶ岳/鹿島槍登頂、そして扇沢へ戻る」へ続きます。



行程断面図です




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