「仙谷から氷ノ山」 2012年10月13日(土) |
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国土地理院地形図 : 25000分の1 「若桜」、「氷ノ山」 〜 はじめに 〜 ここ数週間、六甲にてボッカトレを重ねてきましたが、 いよいよ氷ノ山にて実際にテン泊を体験してみることにしました。 とはいえ、山中でテントを張るところはないので、麓にあるキャンプ場利用となります。 ということで、実際にはテン泊装備を背負って氷ノ山に登る必要はありません。 自分の場合はテン泊練習も兼ねているので、最近新調したmacpacカスケード(75L)に テン泊装備一式をパッキングして氷ノ山に登ってきました。 登りは今回初めてとなる仙谷コースを選択。 氷ノ山山頂周辺では最後となる未踏ルートです。 上級者向きの急峻な沢沿いコースということでしたが整備は万全でした。 7:22 わかさ氷ノ山スキー場アルパインコース最寄の駐車場を出発 わかさ氷ノ山スキー場下部は大きく2つに分かれており、 キャンプ場に近い側のアルパインコースの下にある駐車場に停める。 仙谷コースへ取り付く場合にも最寄となる。 車から降りると空気がヒンヤリ!清清しい空気でテント泊への期待も高まる。 |
行程概要 (山中のルートは不正確です)![]() |
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7:26 仙谷コース登山口 前回、初めて三の丸コースを登った時に見つけた登山口に到着。 ここから初めての仙谷コースへ入っていく。 これまた今回初出動となるカスケードを背負っていることもあって、けっこうドキドキしている。 小屋奥には小さな堰堤があるが、その手前でUターンする形で左岸の森へと入っていく。 いきなり沢から離れるのでちょっと戸惑ってしまった。 |
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7:32 わかさ氷ノ山スキー場、アルパインコース内の分岐 すぐにアルパインコースのゲレンデに出てきた。 ということはあの登山口を通らなくても、ゲレンデ下からまっすぐ登れたことになる。 このアルパインコースは高校の頃に友人の家族と共に連れてきてもらって、繰り返しボーゲンで滑ったことがある。 当時は広く感じたが、今見るとこじんまりとしている。 トラックは分岐からしばらくゲレンデ内を辿っていく。どこから沢へと戻るのだろうか。 |
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7:37 アルパインコース脇から樹林の中へ アルパインコースの北東隅から再びトラックは樹林帯へと入っていくようだ。 クマ注意の看板が目立つベンチで5分程度小休止を入れる。 ここから氷ノ山山頂まで2.2km。距離は意外と近い。 仙谷コースは要所で指導標が設置され、自分のイメージよりも遥かに整備が行き届いたコースだった。 |
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7:57 谷が二分されている景観が見えてくる しばらく樹林帯を緩やかに登っていくと、前方の視界が開けてくる。 前方で大きな尾根を境に谷が二方向に枝分かれしている様子が伺える。 地形図でも水線が分かれる様が描かれており、容易に現在地が特定出来る。 この辺りの山腹道はやや足場が悪いので要注意。 初めて背負った75Lザックは50Lザックよりも更に重心が高い。 この仙谷コースでは両手をフリーにするため、あえてトレッキングポールを使っていないが、 大きなザックを背負ってのバランス感覚を養うにはちょうど良い機会だと感じる。 |
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8:02 仙谷コース、自然探勝路分岐 枝分かれした右俣の谷が近づいてくると再び分岐。 指導標によると標高が980m。これでまた現在位置をかなり特定出来てしまう。 ここから氷ノ山山頂まではまだ標高差が500mほどあるな。 自然探勝路は三の丸コースと仙谷コースを結ぶバイパスともなっている。 今回は使わないが一応覚えておこう。 ここで行動食を摂るなどして10分程度小休止を入れる。 |
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8:15 第一の渡渉地点 自然探勝路との分岐を過ぎると、意外に早く最初の渡渉。 指導標にはっきりと「対岸へ」と書かれており、親切なことこのうえない。 ここで一息入れていると単独男性に追い抜かれる。 やはり重荷を背負っているだけあって、自分の行軍スピードは遅いようだ。 今日、仙谷コースではこの後もう一人、計2人の方に追い抜かれることとなる。 |
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第一の渡渉地点からは右俣を離れ、山腹をトラバースしながら左俣へと接近していく。 仙谷コースは右俣から入って、途中から左俣を辿るという面白いコース概要となっている。 この山腹道では美しいブナが点在しており、目にも楽しい森歩きが出来る。 また山腹道をトラバースしている間は比較的緩やかな登りが続く。 |
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8:40 第二の渡渉地点 鎖の手すり付きの短い階段を登ると第二の渡渉地点。 上体のバランスと足の置き場に注意しながら沢床へと降りていく。 沢を吹き抜ける風が心地よく、この辺りは紅葉にはまだ早いが、秋本番を感じさせる空気だった。 ここで5分程度小休止を入れていく。 第二の渡渉地点を過ぎると、左俣の右岸沿いを辿っていく。 あとはどこから沢を離れるのか楽しみだ。 |
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8:58 第三の渡渉地点 まもなく再び予想外に左岸へと渡渉。仙谷コースは渡渉を繰り返す、思った以上に変化に富んだコースだった。 写真で見ると分かりにくいが現地では指導標もあってルートは明瞭。対岸へ渡り損ねることはないと感じる。 |
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9:05 谷の合流地点 しばらくすると渓相が広がってくる。前方で小尾根が落ち込み、はっきりと沢が枝分かれしている。 ここで再び相当程度に現在位置が特定出来る。この辺りで標高1,100mくらいではないだろうか。 仙谷コースは左側に見える谷に続いていく。ここからは左俣の左俣ということになる。 上記のことを地形図で確認しながら、行動食も摂りつつ5分程度小休止を入れる。 |
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いつの間にか水流はほとんど無くなった細い沢沿いを辿っていく。 渓相もますます狭まり、だいぶ上流までやってきた雰囲気だ。 ところで背負い始めてから2時間近くなってくるカスケード(75L)だが、パーシュート(50L)に比べてとても疲れにくく感じる。 体との一体感が増し、より重い重量でも負担を分散してくれているようだ。 パーシュートの容量も必要な場合があるが、自分の体との相性だけをいうとカスケードのほうが合っていると思う。 長年マックパックを愛用しているが、このカスケードは本当に自分にとって良き伴侶となってくれそうだ。 |
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9:20 鎖場 これまでさほど険しいと思うようなところはなかった仙谷コースだがここにきて鎖場となる。 でも足場はしっかりとしているし、鎖はあくまで補助として楽しく登っていける。 少し前に雪彦山の地蔵岳ルートを踏破した後だから余計にそう感じるのかも。 |
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9:26 一見、谷が行き止まりのようだが・・。 ここまでルートは明瞭だったが、ちょっとルートファインディングをしなければいけないようなところに来た。 右岸、左岸ともルートは無く、よく見れば分かったが、ガレ場状態となっている沢床を辿っていくようだ。 |
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9:31 庭園風の巨岩帯を遡行 ガレ場はそのまま巨岩が点在する空間へと変わる。 紅葉の落ち葉がアクセントとなって、まるで京都の庭園のような趣だった。 要所には矢印の指導標が設置されていて、正しいルートを辿っていることを絶妙のタイミングで確認させてくれる。 巨岩に囲まれたところで、ザックを下ろして5分程度小休止をとる。 |
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9:42 2箇所目の鎖場を経て谷を脱出 巨岩帯からしばらくして再び短い鎖場となる。 足場はしっかりとしているが、やや滑りやすい岩質と思う。 前述の鎖場も同様だが、どちらも登り方向で通過するほうが断然安全と思う。 つまり仙谷コースは登りで歩くほうが、安全確保の観点ではやはりベター。 こんなことを書いているのも、この写真を撮るためにちょっとだけ下りも体験したことによる。 |
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いよいよ沢を離れる 最後の鎖場を通過すると、右岸の急斜面に付けられたロープ場に取り付く。 これまで一貫して氷ノ山の山影に遮られてきたが、上方には朝日に照らされて色づき始めた木々が輝いて見えた。 |
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9:49 尾根に乗った しばらく急な登りが続いた後、はっきりとした尾根に乗った。 木々の間からはわかさ氷ノ山スキー場のゲレンデが見下ろせる。 ここでマップケースの地形図を「若桜」から「氷ノ山」へ入れ替えたりして、10分程度の小休止をとる。 この前から良いマップケースはないかなと好日山荘などで調べてみた。 主流となっているのが、使わない時には巻物状に丸めるものが多いようだ。 しかし面倒くさがりの自分には、この巻いたり広げたりというのがどうしても億劫に思えてしまう。 よって少し邪魔になることもあるが、現行の最もシンプルな広げたままのマップケースを継続使用することにした。 目を落とせばすぐに地形図を見れるということは、地形図を活用する上でとても大切なことと思う。 |
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10:07 見通しの効かない尾根を登る どこから沢を離れたのかが特定出来ていないので、辿っている尾根の位置ははっきりしていない。 でも氷ノ山越へ通じる稜線へ乗り上げるのはそう遠くはないだろう。 笹を広く切り開いた尾根道はとても歩きやすく、やや急なところもあるが快調に標高を稼ぐことが出来る。 まもなく上方から賑やかな話し声が聞こえてくる。 もうすぐ多くの方が歩かれているはずの主稜線に辿り着きそうだ。 |
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10:25 仙谷別れ 歩き始めてからほぼ3時間で仙谷コースを初踏破。普通の装備で普通に歩けばもっともっと早いだろうけど。 初めての仙谷コースはとても楽しく歩けて、達成感と安堵感を同時に味わう。 賑やかなパーティーの方々と入れ替わりに、この分岐で5分程度小休止をとる。 小休止の間にも次から次へと登山者が通り掛られ、氷ノ山の人気の高さを改めて感じることが出来る。 ここから先の全行程は踏破済み。 そして歩かれている方も多いということで、これまでのような緊張感からは開放される。 ここでザックに括り付けていたままのトレッキングポールを取り出し、取材モードからボッカトレモードに移行する。 とはいうものの紅葉の氷ノ山だから、つい撮りたくなるシーンも多いだろう。 |
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10:41 こしき岩 見ごろにはまだ早いようで、ちょっとまだら模様のこしき岩周辺。 それでも色づき自体はなかなか良いように感じる。 条件反射的にこしき岩に取り付いたが、下部の二点支持になるところでザックの重量が加わったことで上体が持ち上がらなかった。 従来の35Lザックの時にはなんなく登れたが、今回はこしき岩登攀は断念することとした。 ザックを下にデポして登攀することも選択肢の一つだが、ちょっと曇りがちになってきて登頂してまで撮影するには光線状態が良くなかった。 右の写真は登攀断念を判断した岩場から数メートル離れた岩棚から撮影したもの。 この頃から上空には雲が目立ち始め、撮影には難しい空模様となってくる。 天気予報は「晴れ」だったが、いつもながら山の天気は当てにならないものだ。 こしき岩は氷ノ山山頂側からも登頂出来るが、曇りがちなので先を急ぐこととした。 後は氷ノ山山頂まで殆ど遊歩道のように整備されているトラックを快調に登っていく。 |
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そして最後のコーナーを経て氷ノ山山頂へ ここから見る避難小屋がとても格好良く感じる。そういえば、この向きで氷ノ山山頂に登るのは今回が初めてだった。 |
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11:13 氷ノ山山頂(1,510m)到着 大勢の登山者で賑わう氷ノ山山頂に到着。 もう何度も来ている山頂でもこの重装備のおかげでなかなかの達成感を味わう。 せっかくの山頂だからとりあえず昼食代わりの行動食を摂っていくこととする。 適当なところに腰を下ろしてパンなどを食べながら、今後の行程を再確認する。 今日の宿泊地となる氷ノ山キャンプ場のチェックイン時間は15時だから、 予定通りに三の丸コースを歩いていけばちょうど良いタイミングとなるだろう。 というか、氷ノ山越経由で下ると早過ぎるし、三の丸コースしか実質的に選択肢がないのだが。 今回、仙谷コースを踏破したことで氷ノ山周辺で未踏なのは、 大段ヶ平からのコース、坂ノ下コース、そして殿下コースくらいとなった。 いずれもアプローチに難のあるコースばかりで、実際に歩く機会はあるだろうか。 |
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11:38 氷ノ山山頂出発 30分近くの大休止を経て、いよいよ三の丸へ向けて南下を開始。 昨年に逆向きで歩いているのでもう緊張感はないというか新鮮さもないのが残念。 でも曇りがちということもあって、全く暑さもなく快適そのものの縦走となる。 |
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11:59 昨年同様、ぬかるみに足を取られる 北向きに歩いた昨年同様、今回もこの沼沢地では緊張感のあるルートファインディングとなった。 途中までは順調だったのだが、道なりに歩いているといきなり足をとられる。 スパッツの助けもあってどうにか乗り切ったが、危うく登山靴に泥水が侵入してしまうところだった。 昨年もそうだったが、自分がここを抜ける時に限ってまた周囲に誰も居らずルートファインディングを独力で行う必要があった。 どうもここでは妙なジンクスが付いてしまったようだ。 しかもここを通過している間に、トレッキングポールの石突カバー1個を失ってしまった。 これに気付くのは三の丸に辿り着くまでの間。どうもこのマディースポットとの相性はかなり悪いようだ。 但し購入後5,6年を経過して、ゴムのひび割れが起きており、カバーだけ買換えを意識していたくらいだったのが不幸中の幸い。 近いうちに六甲の帰りにでも好日山荘にゴムだけ買いに行こう。今後は地面が柔らかいところでは極力突かないようにしたい。 |
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マディーなところはあるが、概ね爽快に歩ける氷ノ山〜三の丸間 三の丸に近づいたところで自分と同じく単独男性の方と出会い、自然に同道することとなった。 会話の中で自分のHPの山行レポを観ていただいていたことも分かった。 山行中にHPを観ていただいた方と出会うのは今回が初めてでなんだかとても嬉しかった。 |
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12:50 氷ノ山三の丸(1,464m)到着 速くはないが氷ノ山山頂から1時間10分くらいで三の丸へ到着。 少し肌寒いくらいの風が吹いていたが、日が当たれば暖かくてとても気持ちが良かった。 個人的には三の丸は氷ノ山山頂よりも好感度が高いスポット。 これで櫓に登らなくてももう少し展望が広がればいうことはないのだが。 この先は基本的に長い長い下りとなるので、とりあえずここで最後の大休止をとっていく。 三の丸で休憩中、後ほど来られた単独女性の方とも意気投合し、結果的にスキー場までパーティーで下ることとなる。 ただこの時は晴れているうちに三の丸で撮っておきたい写真があったので、他のお二人が先に出発されることとなる。 13:16 氷ノ山三の丸出発 |
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三の丸コースはこの後、避難小屋の前、そして三叉路を経てわかさ氷ノ山スキー場方面へ 上空は相変わらず大きな雲が流れてきて、はっきりしない空模様が続く。 |
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13:23 東屋 東屋まで来たところで、前述のお二人に追いついた。 この後はスキー場を下りきるまで、自然発生的に他の4人の方も含む合計7人パーティーとなった。 ちょうど空模様もいまいちだし、この先は昨年にしっかりと取材したコースなので、撮影は少なめにして下山に専念することとした。 途中からは樹林帯に入っていくが、記憶以上に急な下りと感じる。 登りの時にはあまり感じなかったが、リフト降り場直前が特に急斜面だ。 |
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14:08 わかさ氷ノ山スキー場最上部(1,200m)樹氷第3チャレンジリフト降り場到着 7人パーティーのまま無事にスキー場最上部のリフト降り場まで下りてきた。 これより先はゲレンデを下る長い行程が待っているので、 ここで気を抜くことは出来ないが一息入れるには良いスポットだと思う。 今冬はスキーとブーツを新調して臨むシーズンであるだけに、雪不足にならなければいいのだがと祈る思いだ。 でも自分が道具を新調すると暖冬になるというジンクスも持っているだけにたいへん心配だ。 |
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14:20 樹氷第3チャレンジリフト降り場、出発 今日の行程で一、二を争うほどの難所がこのリフト降り場下の階段で待っている。 丸太階段の一部が土砂ごと流され、そこだけ激下りと化しているからだ。 残念ながら昨年から全く補修の手は入っていないようだ。 周囲の方が互いに助け合うように難所を通過。上半分の急斜面を抜けると、あとは快適な緩中斜面。 一部歩きづらいところもあるが、全員がほぼ同じタイムで下山出来た。 スキー場での会話の中で、他のお二人が下山後に車を置いてあるキャンプ場まで戻られることを知り、 同様にテン泊のためにキャンプ場に向かう自分の車に乗って行かれることとなった。 スキー場の駐車場からキャンプ場まではそこそこ距離がある。 これもご縁ということで、出来る範囲内で協力すべきは協力したい。 15:11 スキー場を下りきって、アルパインコース最寄の駐車場へと戻ってくる。 そのままお二人を乗せてキャンプ場へ。 キャンプ場ではひとしきりお話した後で、またどこかの山での再会を期して解散。 単独行のはずが楽しく賑やかな山行の余韻を味わうテン泊となった。 その後で管理棟へ赴き、テン泊の宿泊手続きを行う。 わかさ氷ノ山キャンプ場のフリーサイトは2,000円。 実は元々友人と来る予定で割り勘に出来るところだったが、都合が付かないので仕方がない。 |
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わかさ氷ノ山キャンプ場でテン泊。初設営でしたがどうにか無事に張れました。 白馬遠征後に思い立って購入したテント。ニーモのタニ2P。 既に六甲のボッカトレで何度かザックに入れた形で持ち歩いていた。 家で一度広げて練習していたが、ペグ打ちまで行ったのはこの日が初めて。 購入時に付属品だったペグは必要最小限数しかなく、張り綱を張れなかったが今回はまあ大丈夫だろう。 次回のテン泊までにペグを追加購入しておこう。 なんとかテントの設営が終わった後でようやく夕食の準備。夕食はパスタとスープ。 ある程度の重量はあるがレトルトのパスタソースはとても美味しい。これに野菜があるとなお良かった。 テント設営に手間取ってちょっと焦ったけど、どうにか夕日を眺めながら夕食を楽しむことができた。 やはりテン泊は初めてということで、もっと要領よく立ち回るために練習が必要と実感する。 このキャンプ場では利用者を対象に無料でシャワーが利用出来る。 本来、山の上には無いものであるが、せっかくの機会なので利用した。 それにしてもキャンプ場の星空のきれいなこと!!そして夜は夏の北ア同様に相当に冷え込んだ。 ちなみにこの日は目に付いただけでも、テン泊は自分を含めて2組だけだった。 シャワーを浴びた後、寝るまでは画像データのバックアップなど、テントの中でのリラックスした時間を過ごす。 テントの中って本当に落ち着くものなんだと、実際に経験してみてつくづく思った。 外はかなり冷え込んできたが、テントの中は自分が居るだけでかなり空気が温められるようだ。 全てやるべきことを終え、就寝は20時頃だった。 充実した疲れであっという間に熟睡。そして快眠だった。 明日は5時起床予定だが無事に起きれるだろうか。 〜 終わりに 〜 75Lカスケードデビュー。仙谷コース初踏破。三の丸コースをパーティー山行。そして初テン泊。 本当に中身の濃い充実した1日を過ごせました!ご同行いただきました皆さん、ありがとうございました。m(__)m 明日は氷ノ山を後にして戸倉峠へ。初めてとなる赤谷山へ向かいます。 |
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行程断面図です![]() |