「高尾山・1号路から6号路」 2017年12月14日(木)

地理院地図(電子国土Web) 今回の行程のGPS軌跡をご覧いただけます。新しいウィンドゥが開きます。


 行程概要  GPS軌跡をカシミールに取り込んでいます。


下りで歩いた6号路沿いにおいて、GPSデータが数箇所乱れています。




 前日の三ツ峠に続いて、ヤマノススメ聖地巡礼登山です。
ということで遂にやってきました。高尾山!

 高尾山での山行に先立って、ヤマノススメ(第1期)の高尾山の回を何度か観て予習しました。
今回はあおい、ひなたが歩いたのと同じ行程を歩いてみます。




 4:00前 道の駅つる出発

 国道20号(甲州街道)を東へ。予想外に飛ばす車が多くて何度か道を譲った。
しかも高尾山へ辿り着く直前に道を間違えて遠回りしてしまうおまけつき。
自分の車のナビには無かった高尾山ICが出来ていたのが原因で、浅川トンネルを抜けて八王子市街まで行ってしまった。
初めてで慣れない東京の道を運転するのは緊張した。




 5:00過ぎ 八王子市営高尾山麓駐車場(180m)到着

 道を間違えても予想外に早く着き過ぎたので、しばらく車中にて朝食を摂るなどして待機した。
駐車場は高尾山口駅前にあって、高尾山登山にはたいへん便利な場所にある。
1日の駐車料金は最大で800円(休日は1,000円)
高尾山口駅を発着する京王電車がよく見えるのだが、編成がやたら長いことにに驚く(数えたら10両!?)。








   
 6:14 京王電鉄・高尾山口駅(190m)出発!

 薄ら明るくなる頃合を見計らって出発した。
駐車場から登山口へは高尾山口駅の改札前を通っていくが、めちゃくちゃきれいな駅構えでまたびっくりした!
この日まで知らなかったが近年リニューアルされたらしく、ヤマノススメのシーンと様子が変わってしまったのが複雑な気分だった。








 6:20 登山鉄道駅前の広場より自然研究路1号路へ(200m)   

 京王高尾山口駅横の小道を少し進むと、高尾登山電鉄の駅が広場の奥に見えてくる。
あおいが登山鉄道を怖がって1号路を登ることになったとおりに自分も1号路へ進む。

 ちなみに登山鉄道はケーブルカーなので、実際には高所恐怖症でも怖くないのは言うまでもない。
始発は通年8時(並行するリフトは9時)

 この早朝の時間帯でも1号路にはちらほらと登山者や早朝散歩の方々が行き交う。








自然研究路1号路を経て高尾山頂へ向かう  高尾山はパワースポットの宝庫! 

 登山コースが番号で名付けられているのが何だか新鮮に感じた。
ちなみにメインの1号路はほぼ全線が完全舗装で、感覚的には登山というよりも地元の六甲でいうと高取山表参道や四国の金比羅山参りに近いかも。

 あおいが高尾山に興味を惹かれたのは、2時間くらいで登れることとパワースポットの宝庫だったからという設定になっている。
自分は基本的に信心深くないが、聖地巡礼にはノリが大事だと思うのでパワースポットも見逃さないようにしたい。








ひたすら直線的に谷の奥へ伸びる1号路   

 乗用車も問題なく走れるくらい(関係者の車両は本当に走れるよう)に完璧に舗装された1号路を登っていく。
登山コースとしては単調ではあるが、沿道の森には大木が多くて高尾山の自然は古くから大切にされてきたことを感じられる。

 谷の奥へと詰めてくる頃になると、1号路は次第に傾斜を増してくる。
行くところがいっぱいあるからと急いで歩いたあおいがすぐにバテてしまうのも無理はないと感じた。








 6:37 ヘアピンカーブ(290m)  

 このヘアピンカーブに差し掛かる頃になると、あおいが段々余裕がなくなって疲れてきていた。
そして遂にはバテて立ち止まってしまうのだが、実際のシーンではもう少し上だったかもしれない。
でもこの付近の1号路の傾斜はけっこうきつくて、大股で急いで歩くとバテてしまうと感じた。

 「急ぐより、ペースを守るほうが大事なんだって」とひなたがあおいにアドバイスするシーンが印象的。








1号路はここで分岐するが、展望台と金比羅台に惹かれて直進する(320m)  やっと日が当たり始める

 後ほど改めてヤマノススメを見返すと、金比羅台を通らずに舗装路を登っていたように見える。
でもせっかく初めての高尾山だし、展望台を避けて通ることはないだろう。

 分岐から金比羅台へ向かうと、一旦は舗装路から解放されて階段道を登っていく。








 6:48 金比羅台(370m)  金比羅台で一旦は平坦になる 

 計っていたわけではないが、ちょうど金比羅台に着いた時にご来光を眺めることが出来た!
見渡す限り大都会の風景が広がっていて、高尾山が都会のそばの山ということを実感させられる。
それにしても自分としては東京に来たのは随分久しぶりのことだった。

 金比羅台を過ぎるとしばらくは平坦になるが、その途中で再び舗装路が合流してくる。
そしてその先で標高差100m弱の登りが始まるが、途中で暑くなってきたので上着を減らすついでに小休止を入れた。








 7:07 リフト山上駅(460m)  さる園、野草園、そして薬王院。高尾山は本当に何でもありな感じがいいかも。 

 登りの傾斜が緩んだ頃、リフト山上駅のそばを通過する。
冬はリフトに乗るのは寒いのではないかと思ったが、調べてみたら通年運転されているよう。
リフト始業時刻は9時なので、まだ駅周辺はひっそりと静まり返っている。

 なおリフト駅とケーブル駅とは少しだけ離れているようだ。








 7:11 ケーブル高尾山駅付近・霞台(470m)  出来ればだんごを買って休憩したかったが… 

 しばらく続いた登りが一段落すると、ヤマノススメで見覚えのあるビアマウントが見えてきた!

 序盤で飛ばし過ぎて休憩中のあおいに、ひなたがだんごを買っていたところだ。
出来ればここでだんごを食べたかったが、予想どおりに朝早過ぎてまだお店はやっていない。








だんごは無いけど休憩中。  直にスカイツリーを観たのは今日が初めてだったりする。 

 あおいとひなたがだんごを食べながら休憩していたベンチに腰を下ろして小休止をとる。
金比羅台よりやや標高を上げたので、東京の街並みがよりよく見える。
冬晴れのためにどこまでも見えるが、海と山に挟まれた神戸と違って東京は本当に広大な大都会だ。




 7:17 出発








高尾山は各コースをつなぐバイパスも多い   

 高尾山のコースは実に多彩で自分はまだ覚えきれていないほど。
いずれまた再訪することがあれば、今度はヤマノススメに関係なく別のルートを歩いてみたい。




 ビアマウントを過ぎた辺りから、1号路はほぼ平坦な区間が続く。
道中には野草園、さる園、茶屋もあって、何だか動物園もある王子公園を歩いているみたい。








 7:24 たこ杉(470m)  柵の切れたところから撮影 

 特徴ある根っこが見えてきて、すぐにたこ杉だと気付いた!
ヤマノススメのシーンどおりの光景で、なぜ柵があるのか気になっていたが病気になったりして樹勢が弱まるのを防ぐためらしい。

 そしてたこ杉のすぐ横にあるのは…















ひっぱり蛸  参道歩きが続く。ここにも分岐がある。 

 ひなた 「この蛸なでると幸運になるって〜!」

 ということでなでておく。たこの頭は本当にツルツルだった。








 残念ながら現地では全く気付けなかったが、この辺りにあると思われる樹齢700年の天狗の腰掛杉を見逃していたようだ。








 7:31 男坂・女坂分岐(490m)   

 ここで男坂と女坂に分岐するが、少し先で再び合流するのでどちらへ進んでも構わない。
でもヤマノススメでは男坂の石段を登っていたのでそちらへ進む。








男坂の百八段の石段  一人で頭をパカパカやってたらさすがに危ない人と思われるからやめておく

 ひなた 「この石段は煩悩を払えるってよ!」

 ひなたにお団子のお返しにとムササビのキーホルダーを買っていたあおい。
でも何と言って渡せばいいか言葉が見つからず、そのためにせっかくのパワースポット巡りも上の空状態。
遂に「私のバカ〜!」とあおいが自らの頭をパコパコ叩く可愛らしいシーンが描かれていたのがこの石段だった。

 一段登るごとに煩悩が一つ一つ払えるということだが、自分撮りで行きつ戻りつした場合はどうなるのだろう。








 7:42 高尾山薬王院(510m)  これだけ色んなものが溢れて楽しく賑やかなお寺も珍しいかも。 

 立派な山門が見えてきて、ここからが薬王院の境内となる。
境内に入ると所狭しと色んなものが並んでいる光景に圧倒される。
その中でもヤマノススメのシーンに描かれていたものに目が留まる。








潜ったら願いが叶う石板   

 石板では撮影をやり直したので結局2回潜った。何をお願いしたんだったか。
 石板の手前には行列が出来ることを想定しているのか、竹の柵まで設けられている。




 ヤマノススメのシーンではこの後もいくつかパワースポットがあったような気がしたが、記憶がおぼろげで境内を歩いていてそれと分からなかった。
少し奥へ進んだところで御堂へ登る階段と、道なりにそのまま進むほうへと分かれた。
いつもの習性どおりに尾根を目指すように上へと条件反射的に進んでいったが、後で調べてみたらそれが主要ルートで正解だったようだ。








薬王院の建物が林立する  自分の関心の度合いから、参拝よりも登頂のほうへ目が行く。

 案内表示も参考にしながら境内を進んでいく。
高尾山の地形図も用意していたので、境内で迷子にならず方向感覚が怪しくなることはなかった。
 GPSデータを確認すると、概ね尾根上を進んでいたことになるようだ。








賑やかな境内を通り抜けてひたすら山頂へ   




 自分は基本的に寺社巡りには関心が薄く、境内は駆け足のように通り抜けていった。

 ヤマノススメ(第1期)のブルーレイで何度も繰り返し観て予習していたのだが、モテるお堂、有難〜いお地蔵さんを見逃していた。
まあ女子高生のあおいやひなたなら重要なことでも、自分が今更モテてもしょうがないので良しとしよう。




 このお堂を回り込んで石段を登ったところが奥の院で、そこからは再び山中へと入っていく。








そして、そして…  








 8:09 高尾山山頂(599m)到着!  立派な山名標。休日などには記念撮影待ちの行列が出来るとか。 

 あ、もう山頂…。

 ということで待望の高尾山山頂に辿り着いた!
山頂も完全舗装の広場になっていて、ど真ん中の目立つところに山名標がある。
これが2面同時に記念撮影出来るようになっていて、人気のある高尾山ならではの工夫と感心した。







三角点は山名標のすぐそばにある  二等三角点「高尾山」 








山頂からは東側の景観も眺められる   

 手前の電波塔の立つ尾根にやや視界を遮られるが、関東平野の向こうに海まで見える。
これも冬晴れの時期ならではの光景かもしれない。








高尾山山頂・大見晴園地   

 そして高尾山山頂で最も観たかったのが、大見晴園地からの西側の眺めだった!

 正面にはだいぶ距離がある筈の富士山がちょこんとだがきれいに見えている。
本来ならもっと感動するに違いないだろうけど、つい前日に眺めた三ツ峠からの富士山が素晴らし過ぎた。

 そしてやや南寄りに見えるのが丹沢の山々で、自分は全く手付かずの山域となる。








丹沢にも登ってみたいな…   




 三ツ峠よりはだいぶ標高が低いので、もう少し暖かいのではと思っていたが高尾山山頂でも冷たい強風が吹いて相当寒い。
日当たりの良い腰を下ろせるベンチを選んで山頂でのひと時を過ごした。

 高尾山はヤマノススメのシーンのように新緑の頃、秋の紅葉の時期に来るのが最もお薦めかもしれない。
この日はあおいやひなたのように東屋の日陰で過ごす気にはなれなかった。








 高尾山山頂での滞在時間は30分ほどだったが、いつしか瞬く間に過ぎた。
なかなか来られないところなのでもう少しゆっくりしたい気もあったが、下りもじっくりと撮影したいので重い腰を上げて出発しよう。








 8:43 高尾山山頂出発  山頂の周辺に環状線のような山腹道がある 

 ひなた 「しかし、意外とすぐ登れちゃったね。」
 あおい 「うん、ちょっと拍子抜けかな。」
 ひなた 「じゃあさあ、帰りはルート変えてみない?」
 あおい 「え?」
 ひなた 「どうせなら一番きつい道にしよう!」
 あおい 「え〜っ!?」

 ということで、自分も最もきつい道を選ぶことにする。
でもそのきつい6号路は山頂を取り巻く山腹道から始まっているようだ。
高尾山山頂周辺の登山道の接続は初めての自分にはけっこう複雑に思えた。








稲荷山コースにて下山開始   

 6号路へ入るには二通りのパターンが考えられるが、どうせなら一筆書きで歩けるようにするのが自然だろう。
稲荷山コースは登山口まで尾根通しで歩けるルートで、尾根歩きが好きな自分は基本的にはこのルートを選ぶところだ。
特に日だまりハイクが楽しい今の時期ならなおさら稲荷山コースのほうが気持ち良く歩けると思う。
でも今回はヤマノススメどおりに、一番きつい6号路へ進むことにする。








 8:49 5号路・山頂ループコースへ(540m)  5号路を経て6号路へ 

 稲荷山コースと5号路との交差点まで下りてきた。
稲荷山コースもやや心残りだが、昨日三ツ峠でさんざん長い尾根歩きをしたこともあって、
たまには趣向を変えても良いと考えた。稲荷山コースはまたいつの日にか歩いてみたい。

 それにしても山腹道にまで5号路と番号を割り振っているのはちょっと驚いた。








5号路・山頂ループコース   

 稲荷山コースと6号路の間は南向き斜面だったこともあって、山頂よりはだいぶ暖かくなって気持ち良かった。
この辺りでは終わりかけだったが紅葉も楽しむことが出来た。
高尾山は自然林が美しいのがすごく居心地良く感じられる理由ではないだろうか。








 8:54 6号路へ(560m)  この先、いよいよ6号路 

 6号路は基本的には谷道ではあるが、下り始めは尾根道となっている。
ひなたに一番きつい道と言われて、あおいが怯えながら下っていったところへ進む。








この山頂周辺の案内図は見覚えがあるような   








6号路は完璧に整備された階段道で始まる  

 危険な難路ではないかとビビりながら下っていたあおいだったが、下から何気に登山者が登ってきて呆気に取られていたのはこの辺りだろうか。








 9:02 ここなちゃんと出会った場所(520m)  

 まさしくここ!と一目で分かった。
階段道が一旦終わるところ。登山道に張り出した大木、そして靴のソールが剥がれて困っていたここなちゃんが立っていた木。
舞台設定が緻密に練られていることが現場を見るとよく分かってまた感動した。

 ここなちゃんと違って自分が立っていても華が無いが、ここでもシーンを再現してみる。




 ここからは3人パーティーとなって下っていくシーンを思い出しながら歩いていく。
6号路は再び階段道となるがすぐに山腹道となった。
その辺りで暑くなってきたので、上着を減らすついでに小休止を入れた。








 9:12 飛び石!(490m)   

 山腹道もすぐに沢床と同化したところで終わり、いよいよヤマノススメでの名シーン?だった飛び石が始まる。
しかし季節柄か水量が少なくて、ちょっとシーンとは違う雰囲気になってしまった。
季節によっては本当に道が川になったり、大雨後には通行止めになることもあるらしいが…。

 この日は飛び石はほぼ乾燥した状態ではあったが、それでも多くの登山者が踏むことによって磨かれ滑りやすかった。
自分も一度スリップして転倒しかけた。ここはあおいちゃんでなくても油断大敵だった。
三人で手を繋いで歩いていくシーンを思い浮かべながら下っていく。








こういうのも、悪くないな〜。   

 無理に飛び石を使わなくても涸れた沢床を歩いたほうが楽というのを途中で気付いた。








 9:17 稲荷山コースへのバイパスとの分岐(470m)  高尾山口駅まで3km 

 飛び石はあっという間に終わってしまい、稲荷山コースへのバイパスと合流。
この後、6号路は左岸に沿って下っていく。
これまでの飛び石区間とは一変して、6号路はよく踏まれていて歩きやすい登山道になった。








飛び石を過ぎれば、壊れた靴のここなちゃんも不安なく歩けたのではと感じられる   

 数本の支谷を横切りながら下っていく。終始快適な山腹道で下りで歩いても全く問題ない。

 この辺りから段々と大勢の登山者とすれ違うようになってくる。
後で知ったことだが、タイミングによっては6号路は登り一方通行になることもあるとか。








 9:38 大山橋(380m)  大山橋(380m) 

 程好く歩いたと感じたくらいのところで大山橋を通過。ここからは右岸を下っていく。
ここではある程度の団体さんでも休憩できるスペースがある。








硯岩(360m)   

 6号路では数箇所で高尾山の自然に関する案内板が設けられている。
ここでは硯岩に関する説明がされていて、高尾山の岩石は昔は硯石の材料として使われていたそうだ。








歩きやすい山腹道が続くが、とにかく日当たりが悪くて寒かった…  ここから稲荷山コースの尾根へ登れそうな気が…

 飛び石のところではほぼ涸れていたが、この辺りまで下りてくると滔々と沢の水が流れている。
下りで体が暖まりにくく、そして日陰が多いことも手伝って段々と冷えてきたようだ。
この時期に6号路を下るのは基本的にはお薦めの行程ではないと体感した。

 そして麓が近づくにつれて数え切れないくらい多くの方々とすれ違うようになってきた。
休日の六甲の魚屋道を逆走した時の感覚に近くて挨拶が忙しかった。
6号路ではたびたびGPSデータが乱れていたが、谷という地形であることとすれ違いのために度々変則的に動いたことが原因だろうか。








ヤマノススメでも描かれていたフェンス  

 このフェンスは何のためにあるのかちょっと気になっていた。
フェンスの区間に差し掛かって間もなく琵琶滝が見えてきたことが関係あるのだろうか。








10:06 琵琶滝(280m)  一般の方は立入禁止の琵琶滝 

 琵琶滝は6号路から少し沢筋へ逸れるようにして寄っていくところにあった。
この滝は滝行をする修行者のみ入れるようで自分は遠慮しておきたい。

 少し距離を置いて眺めたが、行場の雰囲気は充分に感じられた。








10:12 琵琶滝出発








10:16 岩屋大師(260m)   

 6号路沿いには琵琶滝以外にも古くからの信仰の場があった。
岩屋大師は弘法大師が高尾山で嵐に見舞われた母子を救った言い伝えが残っているそう。
岩屋大師のそばで少し小休止を入れたが、沢のそばだったので更に体が冷えてきた。




10:25 岩屋大師出発

 もうそろそろスクーターとすれ違う頃合かなと思ったころ、進行方向に大きな病院の建物が見えてくる。
地形図にもケーブルカーの索道線のすぐ南側に建物表記がある。

 病院が見えてきたら登山口はすぐのところにあった。








10:32 6号路登山口(220m)  すぐ上に病院があるので頻繁に車が通る 

 あおい「着いた〜!」、ひなた「着いた〜!」、ここな「着きました〜!」
と三人でバンザイしていた6号路登山口に到着!
一応、森を見回したがリスは居なかった。

 ちょっと寒かったけどなかなか楽しい6号路だった。

 ここからは車道を緩やかに下っていくが、まだまだ大勢の登山者が登ってきていた。








10:42 高尾登山電鉄・ケーブルカー清滝駅(200m)  登る山だけではなく、観光地としても高尾山は大人気なのだった 

 高尾山のケーブルカーが見えてくると清滝駅に到着!
ケーブルカーの車両を見てもヤマノススメの描写がリアルだったことが分かる。(あおいが想像したようなロープウェイではない)
この日は整備中で減便されていたようだが、駅前ではこれからケーブルカーに乗られる方々が集まっていた。








駅前広場での高尾山案内図  ムササビがこんなところに! 

 広場前の土産店で高尾山の山バッジを購入したが、あおいが買っていたムササビのキーホルダーは扱っていなかった。








高尾山口駅へ   

 開いていればTAKAO 599 MUSEUMへ立ち寄るつもりだったが運悪く休館日。
登山口前の飲食店街を散策しながら、高尾山口駅へ向かった。

 駅付属の売店でムササビのキーホルダーがあったので、あおいに倣ってちゃっかり購入した。








11:14 京王電鉄・高尾山口駅(190m)到着!  駐車場は8割方埋まっていた 

 明るくなって改めて見ると、天然素材の良さを生かした改札の光景だった。
高尾山登山のために京王電車から降り立って見ると、たぶんテンションが上がるような気がする。

 なお駅前には登山靴を洗うための水道とブラシまで用意されていて驚いた!

 高尾山口駅付近の雰囲気を充分味わってから駐車場へ戻って帰途に就いた。








 〜 終わりに 〜

 前日の三ツ峠に続いて、ヤマノススメの聖地巡礼登山で訪れた高尾山でした。
パワースポットには基本的にはあまり興味の無い自分でも、聖地巡礼と絡めて楽しめました。
そして高尾山は何回でも季節やコースを変えて訪れてみたいと感じさせられる良い山でした。
但し季節によっては週末は大混雑するらしいので、タイミングを選ぶのは重要と思いました。
とにかく高尾山は前から一度は登ってみたいと思っていたので大満足です。

 これでヤマノススメでアニメ化された部分で、自分が登っていない山は天覧山と富士山のみとなりました。
今年は高尾山が登り納めとなりますが、来年もどんどん課題の山を登っていきたいと思います。
本年も山行記録をご覧いただきまして、ありがとうございました!








行程断面図です




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