「長峰山からトゥエンティークロス」 12年 6月17日(日) |
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国土地理院地形図 : 25000分の1 「神戸首部」 〜 はじめに 〜 今回は単独ですが、引き続いて六甲です。 説明すると長くなりますが、同行予定の友人alfonsさんとの 連絡がうまくいかなかったことが原因です。 単独ということで他の山も考えましたが、何しろ山行前夜の計画変更。 プランニングやザック詰め替えが面倒で、結局六甲出撃となりました。 ところが山行途中で予想もしなかったサプライズが待っていました。 今回も既出のルートが殆どですので、やや簡略して記しています。 6:34 JR六甲道駅出発 |
行程概要 (山中のルートは不正確です)![]() |
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7:15 長峰山登山口 毎度のことだけれど、六甲の中でも長峰山は登山口までの道程が険しい部類に入る。 この辺りで既に標高が300mほどあるので、山道に入るまでに半分弱は登ってしまう計算になる。 阪急六甲辺りを登山口として捉えると、ペース配分的にもしっくりくるかもしれない。 5分程度小休止してから出発する。 |
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大々的に堰堤工事中。この付近ではトラックが付け替えられている。 |
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この辺りから雲の中へ。下界から見上げると長峰山の長い稜線が見えていたが・・。 |
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長峰の肩辺りの伐採地。段々と草木が生い茂ってきて見通しが悪くなってきたような。 この日は朝方まで雨だったこともあって湿気が充満。非常に蒸し暑く、息苦しささえ覚えるほど。 雲の中へ入るまで掛けていたサングラスも曇ってきて大変だった。 長峰山は山頂に至るまでややきつい登りが続くが、この日はいつもより余計にしんどかった気がする。 |
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8:26 長峰山山頂・天狗塚(687m)到着 あまり早くないペースでようやく長峰山山頂に到着。蒸し暑さでやられた感じだった。 但し山頂は雲の中ということもあって、じっとしていると暑さは全くない。 山頂を挟む尾根には雲が流れていき、なかなか幻想的な光景だった。 ここは携帯が通じることを確認して、alfonsさんとメールをやり取りする。 alfonsさんは雨だろうということで山行を断念していたが、起きたら止んでいたので急遽出撃したという。 この時は布引付近に居て、この後トゥエンティクロス経由で森林植物園へ向かうとのこと。 ということは・・ 初めてでなかなか来れない山頂であれば、雲が切れるのを待つことになるが、ここは一休みしてからあっさりと出発する。 8:50 長峰山山頂・天狗塚(687m)出発 長峰山は山頂で気を抜くわけにはいかない。杣谷峠に着くまではアップダウンがある。 |
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長峰山山頂・杣谷峠間にて。沿道にはコアジサイが咲いている。 |
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9:17 杣谷峠 ここで数分程度小休止。 長峰山では誰も会わなかったが、杣谷峠へ着いた途端ちらほらと他のハイカーさんと出会う。 |
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9:35 穂高湖 実に久しぶりに穂高湖湖畔へとやってきた。 湖面は水鏡で静寂感がある写真だが、実は自分のすぐ横では野外活動中の子供達がボートの講習を受けている。 |
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穂高湖を後にして、シェール道へ。 シェール道はしばらく林道が続く。 これだけならばただ退屈なだけのトラックになってしまうが、 途中からはせせらぎの渡渉を繰り返す趣のあるトラックに変貌する。 |
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生田川の上流にあたるせせらぎの渡渉を繰り返すのだが、これがとても涼しげで良い。 そして周囲を覆う自然林がたいへん美しい。シェール道は険しいところはなく、ゆったりのんびり散策するにはぴったりと思う。 この日はやや増水していて、飛び石も沈み気味となっていた。 ここでは問題なく渡渉出来たが、これよりずっと下流のトゥエンティークロスの状況が気にかかった。 |
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名ばかりで殆ど渡渉しないトゥエンティークロスとは対照的に、シェール道は短い間隔でせせらぎを行ったり来たりする。 この大きめの岩が並ぶところがシェール道で最後の渡渉ポイントとなった。 |
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10:22 徳川道と合流 楽しいシェール道はあっけなく終わってしまった。 あとは森林植物園東門へ向けて、徳川道を軽快に西進する。 |
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10:24 桜谷出合 かなり轟々と水の流れていた桜谷出合。そういえば桜谷もなかなか良い雰囲気の谷道だった。 alfonsさんを案内する候補ルートに入れておこう。 10:42 森林植物園東門出合到着 穂高湖から約1時間で到着。ここで待機。 この数分後、恐ろしいくらい計算ぴったりでalfonsさんが南から到着される。 めちゃくちゃ驚くalfonsさん。前回交信の際、こちらが長峰山山頂だったからこれは遠いと思われたみたい。 数年前、同じようにトゥエンティークロスでばったりと出会ったことがあり、これはまさに奇跡の再来となった。 どうやら二人の思考回路は大体同じ行き先を考えるらしい。 でも無事に合流出来たのは、トゥエンティークロス冠水という事態がもたらしたものということが後で判明する。 |
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10:56 alfonsさんと共に森林植物園東門出合出発 alfonsさんは森林植物園にて写真撮影という目的をもってトゥエンティークロスを歩かれた。 せっかくだから自分もしばらく同道することにした。こんな機会でもない限り、自分が森林植物園に入ることはないだろう。 長谷池までそこそこの登り。普通に山歩きだなと思った。 長谷池手前に料金所があって300円を支払う。しばらくの同道とはいえ、300円分の元は取らなくては。 |
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長谷池 何にも無い穂高湖に比べると、花のある光景の長谷池だった。 でも水の循環がないのか、池の水はあまりきれいではないかな・・。 森林植物園は車で来れてしまう観光地なので、普段着姿の方のほうが圧倒的に多かった。 何ゆえか急にザックが重く感じてしまう。 |
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長谷池北辺一帯ではアジサイエリアとなっていた。 alfonsさんは満開を期待されていたが、ちょっと見頃には早かったみたい。 自分としても、昨年見た鎌倉の明月院のような光景を思い浮かべていただけに、ちょっと物足りなさを感じてしまった。 1時間程度ご一緒した後、alfonsさんとお別れしてトゥエンティークロスへと向かう。 alfonsさんはまだしばらく撮影に勤しまれるとのことだった。帰路は北鈴蘭台へ向かう送迎バスを利用されるという。 12:15 森林植物園東門出合 レ 北から2箇所目の渡渉地点から少しだけ南下したところで、トラックが完全に水没していた。泳ぎでもしない限りは先へ進めない。 この光景は既視感があって、NZでお土産に買ってきたダスキー・トラックのパンフレットに載っている写真にそっくり。 それはパーティーが川?を泳いで横切る写真なのだが、そういうトラックだからビーコン等を携行するよう強く推奨されているトラックだった。 もちろん自分は遭難しそうだったので立ち入っていない。 トゥエンティークロスに話を戻すと、辺り一面は池のようになっている。 池の傍を迂回出来るかとしばらく周辺をうろうろするが断念して手前の渡渉地点へ戻る。 渡渉地点では増水時には迂回するよう指示する案内板があったのでこれに従う。 迂回路はしばらく右岸を高巻いて、工事用の仮設通路が敷設されているところに出てくる。 現状はますますトゥエンティークロスという名前からかけ離れていく感じがする。 レ 13:15 市ヶ原 増水で立ち往生、迂回を強いられなければもう少し早く着いただろう。 レ 13:28 布引貯水池 いつもこの界隈で多くの方とすれ違う。昼から登るというのは暑がりの自分には出来ない。 レ 13:36 見晴台到着 朝方には多くの方がラジオ体操されているが、ここのベンチを利用して着替えたりして小休止をする。 13:50 見晴台出発 レ 加納町の交差点辺りでalfonsさんよりメール。撮影を終えて今から帰るとのこと。お疲れさまでした。 14:18 JR三ノ宮駅到着 下り新快速発車数分前という絶妙のタイミングで到着。今日はダイヤ通り動いてて良かった。 〜 終わりに 〜 友人alfonsさんとの間では、「トゥエンティークロスの奇跡」と半ば伝説?になっていたことが再現出来ました。 こちらが単独行となったので行き先変更をするとみたalfonsさんがトゥエンティークロスを選ぶという偶然が重なって起きたことです。 2度あることは3度ある、ということでまたこのようなことがあるかもしれません。 それはともかく、alfonsさんはトゥエンティークロスだけではちょっと物足りなく感じられたようです。 下りで歩いても地味にアップダウンがあってそこそこ脚力を使うトラックです。 alfonsさんが確実に脚力を付けてこられたのを感じました。 次回は仕事の都合でまた日曜出撃ですが、またまた天気が怪しそうです。 毎週毎週プランニングが難しい天候が続いて困ったものです・・。 |
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行程断面図です![]() |